カルチノン?独自に開発した未承認の物質を患者に投与して逮捕

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このようなニュースを目にしました。

独自に開発した「カルチノン」という物質をがん患者の男性に注射するなどして、杏林大学医学部の元助教授が逮捕されました。
医師免許を持っていないにも関わらずに注射を行ったということで逮捕とのことです。

このニュースについて感じたこと

このニュースを聞いて感じたのは、がん患者のわらにもすがる思いでがんを治したいという気持ちを利用して、よく分からない物質を売るというのは最低な行為だなということです。さらに行ったのが、医療にある程度心得がある元医学部の助教授というからさらに驚きです。

その薬が効くかどうかは客観的に証明されてこそ薬として認められ、その後に患者さんに使われるべきだと思います。その客観性を担保するために、効果を確かめる試験(治験)では、厳密な計画の元で試験が進められます。そういった多くの人の頑張りを踏みにじって、この薬は効くから!!と個人的な意見だけで「カルチノン」を使用したというのには本当に腹が立ちます。

なんら効果がない化合物だったとしても、プラセボ効果によって、さも効果があったかのようなケースがあったかもしれません。でもそれは、カルチノンによる効果とは言うことが出来ません。

現在は医師法・薬事法違反として逮捕されているようですが、個人的には傷害にもあたるような気がします。カルチノンを使用した患者さんに健康被害が生じていて、それがカルチノンのせいだということが証明できれば傷害になると思うのですが、なかなか立証するのが難しそうですね。。。

このような事件を防ぐためにはどうしたら良いのでしょうか。
患者さん自身が自分の病気に興味関心を持ち、できる限りの情報を集めて、賢くなるしかないのではないでしょうか。その患者さんに関わっている医療従事者も適切かつ分かりやすい病気に関する情報を患者さんに伝え続けなければいけないのかもしれません。そんなことを考えさせられたニュースでした。

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コメント

    • カルチノン効果無
    • 2014年 2月 04日

    父がネットでカルチノンを購入しておりました。
    警察から捜査に協力して欲しいとの電話がありましたが、父はすでに死亡していたので、
    家族が覚えている事だけを話しました。

    驚いたのはカルチノン購入者について全国を調査しているが亡くなっている方がほとんどで、
    生存している人を中心に捜査に行っているようです。

    それと他の治療と併用していた患者で治った人がわずかに居る程度で
    カルチノンだけで癌が治った人が一人も居ない事を聞き驚いております。

    父の場合投与時期も注射した回数も本人がいないので定かではなく
    血液検査結果を高山にFAXしていた程度の事しか解りません。
    もっと記録を残してしておけば被害届を出してやりたい気持ちで一杯です。

      • 管理人
      • 2014年 2月 05日

      コメントありがとうございます。
      お父様が購入なされていたのですね。警察も押収した顧客リストをもとに、事実関係や健康被害が生じた例を調べているところでしょうか。

      本当に効果があるとの研究報告があれば、とっくにきちんとした手順で製薬化に乗り出していたと思います。そのアクションがない時点で、ほとんど効果がないようなものだったのだと思います。

      もうすでに多くの人が亡くなってしまってるということで、カルチノンによる健康被害を証明するのはとても難しそうですね。病院での治療となれば、カルテとして証拠が残るのでどのくらいの量をいつ投与したのかは明確ですが、今回のケースではそういった記載がないので、健康被害とカルチノンを結びつけるのは容易ではないでしょう。ですが、警察には頑張ってほしいところですね。

  1. 末期がんで2週間前に59歳の母親を亡くした者ですが、このカルチオンという薬は効果はどうなんでしょうかね?もうすぐそこに死が迫っている人にとって大事なことは承認されているかどうかよりもその薬の効果です。法に違反したから逮捕だけではなくて、この薬の効果についてマスコミは調べて報道してほしいものです。
    ちなみに抗がん剤の承認基準は4週間で2割の人に50%の腫瘍縮小効果が認められることです。これは公表されています。たった2割でも承認されてしかもその後がんが大きくなって抗がん剤を投与する前の水準に戻ったり、患者がその薬の副作用で死んだとしても承認されます。
    正直治験を経て承認された抗がん剤でも効果があるのかどうか甚だ疑問です。

      • 管理人
      • 2014年 2月 04日

      コメントありがとうございます。お母様のこと心中お察し申し上げます。
      おっしゃる通り、効果が一番大事であるというのは理解できます。その効果があるかというのをある程度担保しているのが「承認」だと思います。ある一定の試験方法を行ってこそ、客観的に効果があると証明できるので。
      この薬の効果については、これ以上探求されないと思います。というのも、この薬がどのように作られたのか、どのように投与したのかを正確に証明する術もないですし、それを一から証明するには莫大なお金がかかります。こういった事態を避けるためにも、医薬品は手順通りに審査を受けてこそです。

      がん細胞は増殖が激しくその過程で性質がどんどん変わっていってしまいます。そのため、万人に効く抗がん剤はなかなか作ることができないとされています。そのため、一部の少数の患者さんに腫瘍縮小の効果が認められれば承認されます。ご指摘いただいている通り、再発や副作用の評価等に問題があるのは事実ですね。現状の研究では、腫瘍を縮小することが延命につながるということで、腫瘍縮小効果をもってその医薬品の効果を判断しています。
      今後のがん治療の方向としては、その人その人のがん細胞に合ったがん治療をオーダーメイドするという方向になっていくと思います。まだまだ、抗がん剤が人によって効いたり効かなかったりする理由が解明されていない等々不明な点があるので、もっと医療が発展することを望むばかりです。

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