身近な病気、風邪の正体とは?

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はじめに

ほとんどの人が、一度はかかったことがあるでしょう「風邪」について、どんな病気かを解説したいと思います。知っているようで知らない風邪の正体を説明していきます!
また、病院でもらう薬の種類やその効果、セフカペンピボキシルなどの抗生物質が処方される理由についても紹介します。

目次

風邪(かぜ症候群・急性上気道感染症)ってどんな病気?
処方される薬の種類とは?
風邪で抗生物質が出る理由
まとめ

風邪(かぜ症候群・急性上気道感染症)ってどんな病気?

 原因 80%がウイルス感染によります。残りの20%は、細菌やマイコプラズマなどのウイルス以外の病原体が原因です。
 症状 微熱・発熱・頭痛・倦怠感・鼻汁・咳・下痢・嘔吐・喉の痛みなどです。
 治療方法 原因となるウイルス・菌を直接攻撃するのではなくて、症状(熱・痛み等)を緩和することを目的とした治療法である対症療法で治療していきます。
 

処方される薬の種類とは?

 解熱鎮痛薬(熱を下げて、痛みを抑える薬)
   ロキソプロフェン,アセチルサリチル酸,イブプロフェン,ジクロフェナク,アセトアミノフェンなどで、炎症を抑える効果を持つものもあります。
 鎮咳薬(咳止めの薬)
   デキストロメトルファン,エプラジノン塩酸塩,チペピジンヒベンズ酸塩など
 去痰薬(痰を排出しやすくする薬)
   アンブロキソール塩酸塩,カルボシステインなど
 抗生物質(細菌を殺す・増えないようにする薬)
   セフカペンピボキシル塩酸塩,クラリスロマイシンなど
 気管支拡張薬(気管支を広げ、息苦しさを解消する薬)
   メチルエフェドリン塩酸塩など
 抗ヒスタミン薬(鼻汁やくしゃみを抑える薬)
   クロルフェニラミンマレイン酸塩など
 漢方薬
   葛根湯・小柴胡湯など

ドラッグストアで売っている処方せんがなくても買うことが出来る薬(OTC薬)は、上記した成分を配合したもの(ただし抗生物質は除く)になります。
病院へ行くと、上記の薬がすべて処方されるというわけではなくて、症状に合わせて医師が判断して、適切な組み合わせが処方されます。

風邪で抗生物質が出る理由

風邪というのは、実は原因が複数ある病なのです。なので、正式には「かぜ症候群・急性上気道感染症」といいます。つまり、風邪のような症状(熱・咳・鼻水)を引き起こす病をひっくるめて、風邪と言っているのです。インフルエンザは、風邪の一種なのですが、症状が強いことや感染力が強いということから、注意を促す意味で独立して呼ばれています。

 風邪の治療法は基本的に対症療法なので、元々体に備わっている異物に対する防御機構に頑張ってもらいます。ウイルスやっつけるお薬だせばいいじゃん!!という声もありそうですが、どのウイルスが原因なのかを検査しないて、そのウイルスをやっつける薬を出すことはできません。ウイルス検査は時間がかかる上に費用も高いことから行う必要性が低いのです(高齢者等で体が弱っている人の場合は別です。)

 インフルエンザは、簡便なウイルス検査法が開発されていて、またインフルエンザウイルスに対抗できる薬(タミフル・リレンザ・イナビル・ラピアクタ)もあるので、診察時に検査をして陽性ならば、抗インフルエンザ薬が処方されるのが一般的です。
 
 病院へ行って、処方せんでもらう風邪薬には、抗生物質が入ってることもあるかと思います。抗生物質というのは、細菌に対して効果がある薬なのですが、風邪の原因はほとんどウイルスです。ウイルスに抗生物質は効きません。ですので、風邪に対して抗生物質を処方することには賛否両論があります。
 

     

  • 「ほとんどウイルス性が原因の風邪に対して抗生物質を出しても意味はないという意見」
  •  

  • 「風邪で体力が弱っているところで、細菌が増殖しないように予防的に処方するという意見」
  •  

  • 「風邪はウイルス性がほとんどだけれども、一部細菌性のものがあるから処方しておくという意見

 などなど、医師によっても見解が分かれています。むやみに抗生物質を用いると、耐性菌(抗生物質が効かない菌)の出現を早めたり、無駄に副作用が生じてしまったりするので、控えたほうが良いと自分は考えています。明らかに細菌性の疑いがある場合は、抗生物質を処方したほうが良いと思いますが、慣習的に予防として処方するのは、いかがなものかなと思います。
 風邪の際に、抗生物質が処方に含まれていたら、一度医師に処方した理由を訊ねてみるというのも、治療に対して理解を深めるために大事なことと言えるでしょう。
 
 成人であれば、十分な休息を取ることで、一週間もすれば風邪であれば治すことが出来ます。逆に、一週間たっても症状が改善されない場合は、風邪でない可能性がありますので、もう一度医療機関を受診するようにしましょう。
 (※ 医師は、患者さんそれぞれに適した薬物治療を行っているので、自己判断によって服用を中止しないようにしてください。分からない点等ありましたら、医師か薬剤師に相談するようにしてください。)

まとめ

いかがでしたでしょうか?
一つの菌・ウイルスが原因ではなく、いろんな菌やウイルスが喉に感染した結果が風邪ということがお分かりいただけたでしょうか?

原因となった菌やウイルスを特定するのには時間がかかるので、熱・鼻水・咳などの症状を緩和する薬を用いて安静に過ごし、体本来の免疫で風邪を治すことが必要になります。

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