毎年のように起こる急性アルコール中毒ですが、どのように生じてしまうのでしょうか。
中毒にならないようにするために気をつけることはあるのでしょうか?
今回は、急性アルコール中毒について書いていこうと思います。
急性アルコール中毒とは
急性アルコール中毒とは、エタノール(お酒)の飲み過ぎによる中毒のことで、血液中のアルコール濃度によって症状が変わっていきます。
20代の自分のお酒に対する許容度を把握できていない世代が、この中毒の半数程度を占めます。
酔いの状態はエタノールの血中濃度によって、微酔期⇒酩酊期⇒泥酔期⇒昏睡期へと変わっていきます。
お酒に強いからといって、急性アルコール中毒にならないというわけではなく、飲み過ぎて血中のアルコール濃度が限界を超えれば誰でも発症する中毒です。
急性アルコール中毒の予防
急性アルコール中毒を予防するには、
- 他人に飲ませない
- 自分のペースを守って酒を飲む
- 空腹で飲まない
この3つを特に注意しましょう。
エタノールの分解速度には個人差がかなりあり、同じ量を同じ時間で飲んだとしても中毒にならない人となる人がいます。
なので、自分が大丈夫だからと言って人に同じペースを要求しないようにしましょう。
エタノールを摂取してから、吸収されるまで少し時間差があるので、自分では大丈夫だと思って途中で強い酒を一気に飲むと、急性アルコール中毒になる可能性がかなり上がります。なので、ゆっくりと飲む事を心がけましょう。自分のお酒に対する強さをしっかりと把握することが大事です。
空腹でお酒を飲むと、吸収が早くなり一気に血中にエタノールが入り、中毒になる可能性が増します。空腹時のお酒おいしいとは思いますが、注意してください。
急性アルコール中毒で倒れたら
お酒を飲み過ぎて倒れた場合、一刻も早く救急車を呼びましょう。
病院で処置する以外に、対処する方法はありません。
大丈夫だろーとか思わずに、ヤバいと思ったらすぐに救急車を呼びましょう。放置すれば、あっという間に死にます。
気を付けることとしては、嘔吐を起こしている場合、その嘔吐物が気管に入ると窒息してしまうので、仰向けで寝かせないで体を横向きにして寝かせるようにしましょう。
また体温の低下がみられる際には、毛布を掛ける等の保温をするようにしましょう。
とにかく意識を失うほど飲んだ場合は、出来る限り救急車を呼ぶようにしましょう。
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