【アラセナ-A軟膏・クリーム(ビダラビン)】って?効果効能・副作用を紹介!

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はじめに

アラセナ-Aはビダラビンを有効成分とする塗り薬です。
帯状疱疹、単純疱疹に用いられます。
単純疱疹とは、口唇ヘルペスや性器ヘルペスのことをさします。

今回は、アラセナ-Aについて、その効果効能、副作用や注意点について紹介します。

目次

アラセナ-Aってどんな薬?
アラセナ-Aってどうやって効くの?
アラセナ-Aの用法・用量
アラセナ-Aの副作用
アラセナ-Aの注意点
まとめ

アラセナ-Aってどんな薬?

アラセナ-Aは抗ウイルス作用を有する塗り薬です。
帯状疱疹、単純疱疹の治療に用いられます。

日本では、軟膏が1992年5月に、クリームが2001年7月に販売開始されました。

効能・効果
帯状疱疹、単純疱疹
引用:アラセナ−A 添付文書

帯状疱疹とは

帯状疱疹は、ヘルペスウイルスの一種である水痘・帯状疱疹ウイルスが原因で発症します。
こどものころにかかった水疱瘡のウイルスが、ずっと神経に潜んでおり、それが大人になって、再び活動を再開したのが帯状疱疹です。

体の左右どちらか(頭部を含む)にピリピリとした痛みが生じ、皮膚に赤い斑点がブツブツとできます。
50歳以降の方で多く見られますが、ストレスや環境変化、過労などによって、免疫が低下すると若い方でも発症することがあります。

帯状疱疹は帯状疱疹として大人の方に伝染ることはありませんが、子供に対しては水ぼうそうとして伝染る可能性があるので、接触を控えるようにしたほうがよいです。

ちなみに水ぼうそう、子供に対して水ぼうそうとして伝染る可能性はありますが、大人に帯状疱疹として伝染ることはありません。
帯状疱疹はあくまで、子供のころにかかった水ぼうそうのウイルスが、長いこと体内で潜伏して、大人になってから発症する病気なのです。

単純疱疹とは

単純疱疹もヘルペスウイルスの一種である、単純ヘルペスウイルス1型(HSV-1)・単純ヘルペスウイルス2型(HSV-2)が原因となって発症する病気です。
できる部位によって、口唇ヘルペスや性器ヘルペスとも呼ばれています。

HSV-1が顔面(口唇含む)に多く、HSV-2が下半身・性器に再発を繰りかえすとされていますが、今はHSV-1が性器周辺に感染することもあり、このウイルスだからこの部位!というのは、あいまいになってきています。

アラセナ-Aってどうやって効くの?

アラセナ-Aに含まれているビダラビンは、体内に吸収された後に、Ara-ATPとなり、ウイルスのDNA依存DNAポリメラーゼを阻害すると考えられています。

DNAポリメラーゼとは、DNAやRNAと呼ばれる核酸配列を鋳型にして、相補的な塩基配列をもつDNAを作成する酵素です。
簡単にいえば、DNAやRNAのコピーDNAを作り出すことができる酵素です。

ウイルスは増殖するためには、DNAを複製しなくてはならず、このDNAポリメラーゼの力を封じられてしまうと、増殖ができなくなってしまいます。

ヒトのDNAポリメラーゼは大丈夫なの?

ヒトもウイルスと同じようにDNAをコピーして細胞増殖を行っています。
同じようにDNAポリメラーゼを使用しているのですが、それには影響を与えないのでしょうか?

Ara-Aの種々のDNAポリメラーゼに対する阻害作用を検討したところ、単純へルペスウイルス(HSV)由来のDNAポリメラーゼに対しウサギ腎細胞由来のDNAポリメラーゼαの116倍、βの39倍の阻害作用を発揮した。以上のことから、Ara-AはウイルスのDNAポリメラーゼを選択的に阻害し、抗ウイルス作用を発揮すると推察された。
引用:アラセナ-A インタビューフォーム

単純ヘルペスウイルス由来のDNAポリメラーゼと、同じ哺乳類のウサギ腎細胞由来のDNAポリメラーゼに対するビダラビンの効果を比較したところ、圧倒的に単純ヘルペスウイルス由来のDNAポリメラーゼのほうの効果を失わせることが分かりました。

つまり、ヒトのDNAポリメラーゼには、通常使用量ではほぼ影響を与えず、ウイルス由来のDNAポリメラーゼの効果を失わせることができるとの結論に至ってます。

アラセナ-Aの用法・用量

用法・用量
患部に適量を1日1~4回、塗布又は貼布する。

(用法・用量に関連する使用上の注意)
1.本剤の使用は、発病初期に近い程効果が期待できるので、原則として発症から5日以内に使用開始すること。
2.本剤を7日間使用し、改善の兆しがみられないか、あるいは悪化する場合には他の治療に切り替えること。
引用:アラセナ−A 添付文書

アラセナ−Aは、患部に1日1~4回、医師の指示に従って塗布する薬です。
ガーゼに塗って貼付する方法もあります。症状に合わせて医師が指示してくれるので、それに従ってください。

注意として、アラセナ−Aは、発症初期のほうが効果が期待できる薬です。
そのため、発症から5日以内に使用開始する必要があります。
逆をかえせば、口唇ヘルペスができたら5日以内に受診してほしいということです。

というのも、アラセナ−Aの作用は、ウイルスの増殖を食い止めることなので、発症してから時間がたつと、ウイルスが増殖し終わりウイルス量がとても多くなってしまいます。
すると、神経の傷つきが一層激しくなってしまい、ぴりぴりとした痛みが長い間引かなかったりしてしまいます。

アラセナ-Aの副作用

アラセナ-Aの主な副作用として報告されているのは、塗布した部位に生じる接触皮膚炎様症状、刺激感、そう痒感などです。

使用していて、違和感や症状の悪化を感じたら、使用を中止して医師に相談するようにしてください。

アラセナ-Aの注意点

コンドームの劣化

アラセナ−A軟膏・クリームに使用されている油脂性の成分は、コンドームなどの避妊用ラテックスゴムを劣化させる作用があります。つまりやぶれやすくなります。
そのため、性器ヘルペスにアラセナ−Aを使用している間は、コンドームに頼るのはNGです。
といいますか、そもそも症状がでている間は感染のリスクが上がるので、性行為そのものを控えましょう。

眼科用ではない

アラセナ-Aは眼科用の薬ではありませんので、角膜・結膜といった目の中には使用しないようにしましょう。
顔に使用する場合は、目のなかに入らないように注意してください。

1週間使用して改善しないのであれば、病院へ

1週間使用しても効果があらわれなければ、他の薬に変えるなどの対応が必要となるので、診察うけるようにしてください。

まとめ

アラセナ-Aは、軟膏とクリームがある帯状疱疹、単純疱疹の治療薬です。
帯状疱疹、単純疱疹ともに、ヘルペスウイルスが原因であり、有効成分ビダラビンは、ウイルスの増殖を抑える効果をもちます。
単純疱疹は、性器ヘルペスや口唇ヘルペスがふくまれます。

使用に際しては、医師の指示に従って使用するようにしてください。

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