【アリセプト(ドネペジル塩酸塩)】って?効果効能・副作用を紹介!

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はじめに

アリセプトは、有効成分ドネペジル塩酸塩のアルツハイマー型認知症及びレビー小体型認知症の認知症症状の進行を抑える薬です。
普通錠・OD錠(口腔内崩壊錠)・細粒・内服ゼリー・ドライシロップの製剤タイプが日本では販売されています。

今回は、アリセプトの効果効能、副作用や注意点について紹介します。

目次

アリセプトってどんな薬?
アリセプトって何の病気に使えるの?
アリセプトってどうやって効くの?
アリセプトの一般的な使う量と回数
アリセプトの副作用
アリセプトで気を付けることは?
アリセプトのジェネリック(GE)ってあるの?
アリセプトの市販薬(OTC)ってあるの?
まとめ
関連する薬

アリセプトってどんな薬?

アリセプトは、アルツハイマー型認知症及びレビー小体型認知症の認知症症状の進行を抑制する薬です。
有効成分ドネペジル塩酸塩です。

日本では、普通錠3mgと5mgが1999年11月に、細粒が2001年9月に、OD錠3mgと5mgが2004年7月に、普通錠10mgとOD錠10mgが2007年12月に、内服ゼリーが2009年12月に、ドライシロップが2013年6月に販売が開始されました。

効能又は効果
アルツハイマー型認知症及びレビー小体型認知症における認知症症状の進行抑制

効能又は効果に関連する使用上の注意
アルツハイマー型認知症における認知症症状の進行抑制
(1)本剤は、アルツハイマー型認知症と診断された患者にのみ使用すること。

レビー小体型認知症における認知症症状の進行抑制
(1)本剤は、レビー小体型認知症の臨床診断基準に基づき、適切な症状観察や検査等によりレビー小体型認知症と診断された患者にのみ使用すること。
(2)精神症状・行動障害に対する本剤の有効性は確認されていない。

両効能共通
(1)本剤がアルツハイマー型認知症及びレビー小体型認知症の病態そのものの進行を抑制するという成績は得られていない。
(2)アルツハイマー型認知症及びレビー小体型認知症以外の認知症性疾患において本剤の有効性は確認されていない。
引用:アリセプト インタビューフォーム

アリセプトって何の病気に使えるの?

アルツハイマー型認知症

アルツハイマー型認知症とは、アミロイドβタンパクやタウタンパクが脳に蓄積されることによって脳細胞が死に、正常に神経伝達が行われなくなることで、認知機能の低下(記憶障害)、判断能力の低下、見当識障害(時計をみても時間が分からない、今どこにいるか分からないなど)の障害が生じてきます。

記憶障害といっても、最近の出来事を覚えられない症状が強くでるため、昔のことは覚えたままということが多く、最近の出来事や約束を忘れがちになり、指摘されてもそのできごと自体を覚えていないことが多々あります。
【物盗られ妄想】は、そんな記憶障害が形となったものと言えます。
モノをしまったこと・使ったこと・捨てたことを忘れてしまい、モノがなくなったという事実をヒトを疑うことで整合性合わせるという記憶障害です。

レビー小体型認知症

レビー小体と呼ばれる物質が脳内にできるのが特徴の認知症です。
発症して間もないころは、注意力低下、記憶障害があります。

アルツハイマー型との違いとして、アルツハイマー型は徘徊や記憶障害による妄想が目立ちますが、レビー型は幻視(見えないものが見える)や認知機能の変動(調子よいときと悪いときの差が激しい)などの違いがあります。

アリセプトってどうやって効くの?

アリセプトの有効成分ドネペジルは、アルツハイマー型認知症の患者さんに特徴的なコリン作動性神経の活性化をします。
コリン作動性神経の末端から放出されるアセチルコリンの分解を担うアセチルコリンエステラーゼの働きを抑え、アセチルコリンの分解を減らします。
すると、アセチルコリンの神経細胞間の濃度が高まり、コリン作動性神経の活性化につながります。

アリセプトの一般的な使う量と回数

〈アリセプトドライシロップ1%以外〉
アルツハイマー型認知症における認知症症状の進行抑制
通常、成人にはドネペジル塩酸塩として1日1回3mgから開始し、1~2週間後に5mgに増量し、経口投与する。
高度のアルツハイマー型認知症患者には、5mgで4週間以上経過後、10mgに増量する。なお、症状により適宜減量する。

レビー小体型認知症における認知症症状の進行抑制
通常、成人にはドネペジル塩酸塩として1日1回3mgから開始し、1~2週間後に5mgに増量し、経口投与する。
5mgで、4週間以上経過後、10mgに増量する。なお、症状により5mgまで減量できる。

〈アリセプトドライシロップ1%〉
アルツハイマー型認知症における認知症症状の進行抑制
通常、成人にはドネペジル塩酸塩として1日1回3mg(本剤0.3g)から開始し、1~2週間後に5mg(本剤0.5g)に増量し、経口投与する。
高度のアルツハイマー型認知症患者には、5mg(本剤0.5g)で4週間以上経過後、10mg(本剤1.0g)に増量する。なお、症状により適宜減量する。

レビー小体型認知症における認知症症状の進行抑制
通常、成人にはドネペジル塩酸塩として1日1回3mg(本剤0.3g)から開始し、1~2週間後に5mg(本剤0.5g)に増量し、経口投与する。
5mg(本剤0.5g)で4週間以上経過後、10mg(本剤1.0g)に増量する。なお、症状により5mg(本剤0.5g)まで減量できる。

用法及び用量に関連する使用上の注意
〈アリセプトドライシロップ1%以外〉
1.3mg/日投与は有効用量ではなく、消化器系副作用の発現を抑える目的なので、原則として1~2週間を超えて使用しないこと。
2.10mg/日に増量する場合は、消化器系副作用に注意しながら投与すること。
3.医療従事者、家族などの管理のもとで投与すること。

〈アリセプトドライシロップ1%〉
1.3mg(本剤0.3g)/日投与は有効用量ではなく、消化器系副作用の発現を抑える目的なので、原則として1~2週間を超えて使用しないこと。
2.10mg(本剤1.0g)/日に増量する場合は、消化器系副作用に注意しながら投与すること。
3.医療従事者、家族などの管理のもとで投与すること。
引用:アリセプト インタビューフォーム

アリセプトは、悪心や嘔吐といった消化器症状を緩和するため、最初ドネペジルとして3mgから服用を開始し、徐々に量を増やして行きます。
量をどのタイミングで増やすかどうかは、医師の判断によるので、医師の指示に従ってください。

また、アリセプトを服用している患者さんは認知症であるので、薬を服用したかどうか、どうして服用しなくてはいけないかについて認識が乏しいです。
家族の方のサポートが必要かと思われますので、適宜服用を確認するなどして、チェックしてください。

医師の指示と異なる場合は医師の指示を優先するようにしてください。

アリセプトの副作用

アリセプトに報告されている主な副作用として、食欲不振・嘔吐・吐き気・下痢といった消化器症状があります。
コリン作動性神経を活性化させることにより、消化器の自律神経のバランスが崩れることによって生じると考えられています。

そのほか、服用していて、体調の悪化や症状の悪化に気づいたら、医師に早めに相談するようにしてください。

自己判断で中止せず、気になることあれば、医師に相談しましょう。

アリセプトで気を付けることは?

消化器症状に注意

副作用の項目でも記載しましたが、食欲不振をはじめとする消化器症状が副作用にあります。
家族の方はそういった様子がないかチェックするようにしてください。

併用する薬に注意

アリセプトは一緒に服用する薬に注意が必要な薬があります。
服用している薬は、お薬手帳を活用するなどして管理し、適宜医師や薬剤師に確認してもらってください。

アリセプトのジェネリック(GE)ってあるの?

アリセプトはドライシロップ以外の剤形について、すでにジェネリックが販売されています。
希望する場合は、処方箋提出時に薬局にて申し出てください。

医師から先発医薬品でなくてはいけないといった指示が別になければ、ジェネリックで提供することができます。

アリセプトの市販薬(OTC)ってあるの?

OTCでは販売されていません。

まとめ

アリセプトは、アルツハイマー型認知症及びレビー小体型認知症における認知症症状の進行抑制を目的として用いられる薬です。
認知症患者さんでは、脳内のコリン作動性神経があまり働いていないといった傾向があるので、アリセプトの有効成分ドネペジルが神経間のアセチルコリンを分解するコリンエステラーゼを阻害し、コリン量を増やし、コリン作動性神経を活性化させます。

使用に際しては、医師の支持に従って使用するようにしてください。

関連する薬

メマリー

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