薬に関する記事
-
造影剤「ウログラフィン」誤注射により患者死亡
国立国際医療研究センター病院(東京都新宿区)は18日、整形外科の女性医師(29)が造影剤の種類を誤って注射し、入院中の女性を死亡させる医療事故があったと発表した。同病院は遺族に謝罪した上で、「重大な過誤があった」と警視庁牛込署に事故を届け出た。同署は業務上過失致死容疑で捜査している。 引用:造影剤を誤注射、患者死亡…国際医療センター ウログラフィンとは ウログラフィン(一般名:ア…詳細を見る -
アデムパス(慢性血栓塞栓性肺高血圧症治療薬)発売。
アデムパス発売 以前、慢性血栓塞栓性肺高血圧症の治療薬「アデムパス」についてで紹介したアデムパスが2014年4月18日に発売になりました。一般名はリオシグアトです。 慢性血栓性肺高血圧症は、治癒の可能性がある治療法が外科手術とされていましたが、患者の2~4割しか手術を行うことが出来ませんでした。また、再発も多い病気とされ、治療薬の発売が待たれていました。 オーファンドラッグに指定され…詳細を見る -
統合失調症の治療薬ゼプリオン使用後に死亡例が報告された件
ヤンセンファーマは4月4日、2013年11月に発売した統合失調症治療薬ゼプリオン水懸筋注(一般名:パリペリドンパルミチン酸エステル持効性懸濁注射液)の使用後に死亡した症例が17例報告されたとして、医師など医療従事者向け文書で「本剤の必要性を十分検討した上で、投与開始または継続の可否の判断を行ってください」との注意の呼びかけを始めた。 引用:ヤンセン 統合失調症薬ゼプリオン使用後に死亡17例 死因…詳細を見る -
ノバルティス社が白血病治療薬の重篤な副作用の報告を怠っていたとのこと。
製薬会社ノバルティスファーマの社員が自社の白血病治療薬の臨床試験に関与していた問題で、ノ社の社員が不正に取得した患者の個人情報の中から、重い副作用があったことを把握しながら国への報告義務を怠っていたことが分かった。 引用:ノバルティス白血病試験:副作用、国に報告せず ノバルティス社の問題 以前、タシグナ(一般名:ニロチニブ)に関する社員の臨床試験不正関与についてで紹介したように、ノバル…詳細を見る -
OTCにスイッチ化された「アレグラFX」ってどんな薬?
最近アレグラFXという薬がOTC化されました。この薬についてまとめていきます。 アレグラFXとは? アレグラFXは、医療用として用いられていたフェキソフェナジン塩酸塩(商品名:アレグラ)が配合されたスイッチOTCです。フェキソフェナジン塩酸塩は抗ヒスタミン薬に分類され、アレルギー症状を緩和する効果があります。ヒスタミンはアレルギー性鼻炎、じんましん、かゆみなどの原因となる物質なので、その働…詳細を見る