【コセンティクス皮下注(セクキヌマブ)】って?効果効能・副作用を紹介!

はじめに

コセンティクス皮下注は、既存の治療で効果があまりでない乾癬の用いられる薬です。
既存の治療とは、外用薬や内服のことを指します。
尋常性乾癬、関節症性乾癬、膿疱性乾癬に効果を発揮します。

今回は、コセンティクス皮下注の効果効能、副作用や注意点について紹介します。

目次

コセンティクス皮下注ってどんな薬?
コセンティクス皮下注ってどうやって効くの?
コセンティクス皮下注の用法・用量
コセンティクス皮下注の副作用
コセンティクス皮下注の注意点
まとめ

コセンティクス皮下注ってどんな薬?

コセンティクス皮下注は、尋常性乾癬、関節症性乾癬、膿疱性乾癬などの乾癬に対して効果を発揮する注射薬です。
有効成分はセクキヌマブで、シリンジが2015年2月に、ペンが2016年11月に販売開始になりました。

効能又は効果
既存治療で効果不十分な下記疾患
尋常性乾癬、関節症性乾癬、膿疱性乾癬

効能又は効果に関連する使用上の注意
以下のいずれかを満たす尋常性乾癬、関節症性乾癬又は膿疱性乾癬患者に投与すること。
(1)紫外線療法を含む既存の全身療法(生物製剤を除く)で十分な効果が得られず、皮疹が体表面積の10%以上に及ぶ患者。
(2)難治性の皮疹、関節症状又は膿疱を有する患者。
引用:コセンティクス皮下注 添付文書

乾癬のなかでも重症度の高い場合に使用される薬です。

乾癬とは?

乾癬は、皮膚や関節に生じる免疫異常による炎症性の病気です。
乾癬には様々な種類がありますが、90%は尋常性乾癬です。

尋常性乾癬は、皮膚が少し盛り上がり、赤くなり、その上に銀白色の皮膚片(フケのようなもの)が付着します。
銀白色の皮膚片のことを、鱗屑と呼び、これがこぼれ落ちることで見た目的によくなく、悩まれている方が多いです。

乾癬という名前から人にうつる(感染する)と誤解されやすいですが、伝染りません。

原因は特定されていませんが、遺伝子要因に環境因子が加わることで発症すると考えられています。
生活習慣の乱れ、ストレスなどが環境因子です。

コセンティクス皮下注ってどうやって効くの?

コセンティクス皮下注の有効成分セクキヌマブは、ヒト型抗ヒトIL-17A モノクローナル抗体製剤です。

乾癬はその部位で異常な炎症が生じています。
炎症状態を引き起こすサイトカイン(生体内の情報伝達物質)の一つに、IL-17Aがあります。
IL-17Aは、ケラチノサイトや皮膚繊維芽細胞といった皮膚に存在する細胞に働きかけ、炎症性のサイトカインやケモカインの放出を促し、その部位での炎症状態を活性化させる効果があります。

コセンティクスの有効成分セクキヌマブは、IL-17Aと結合することで、情報伝達を阻止する効果を介して、炎症を鎮める効果を発揮します。

コセンティクス皮下注の用法・用量

用法及び用量
通常、成人にはセクキヌマブ(遺伝子組換え)として、1回300mgを、初回、1週後、2週後、3週後、4週後に皮下投与し、以降、4週間の間隔で皮下投与する。また、体重により、1回150mgを投与することができる。

用法及び用量に関連する使用上の注意
1.体重60kg以下の患者では1回150mgの投与を考慮すること。
2.*本剤の投与開始にあたっては、医療施設において、必ず医師によるか、医師の直接の監督のもとで投与を行うこと。本剤による治療開始後、医師により適用が妥当と判断された患者については、自己投与も可能である。
3.投与毎に注射部位を変えること。また、皮膚が敏感な部位、皮膚に異常のある部位、乾癬の部位には注射しないこと。
4.本剤による治療反応は、通常投与開始から16週以内に得られる。16週以内に治療反応が得られない場合は、本剤の治療計画の継続を慎重に再考すること。
引用:コセンティクス皮下注 添付文書

コセンティクス皮下注は、注射するタイミングが定められている薬なので、医師の指示どおりに接種してください。

体重等や症状、年齢などによって、投与量やタイミングを変化させる可能性がありので、やはり医師の指示をよくきいて、それ通りに接種してください。

投与開始は病院で医師の管理の元に接種する必要がありますが、医師が問題ないと判断すれば、自己注射も可となります。

医師の指示と異なる場合は医師の指示を優先するようにしてください。

コセンティクス皮下注の副作用

副作用として、鼻咽頭炎・頭痛・下痢・上気道感染などが報告されています。

炎症を抑えることは、細胞やウイルスなど外部の敵に対する防御機能である免疫機能を同時に抑えてしまうので、細菌・ウイルス感染しやすくなります。

使用していて、違和感や体調悪化、症状悪化があれば医師に早めに相談するようにしましょう。

自己判断で中止せず、気になることあれば、医師に相談しましょう。

コセンティクス皮下注の注意点

自己注射する場合は、決められたタイミングで使用するようにしましょう。
使用部位としては、大腿部、腹部又は上腕部が望ましいとされ、同一箇所に繰り返し投与するのは控えるようにしましょう。
但し、乾癬が生じている部位には使用しないようにしてください。

冷蔵庫に保管するのですが、使用する前に室温に戻しておく必要があります。

また、副作用で、細菌やウイルス感染しやすくなっているので、手洗い・うがい・マスクの着用など、感染症に対する対策をこころがけましょう。

まとめ

コセンティクス皮下注は有効成分セクキヌマブのヒト型抗ヒトIL-17A モノクローナル抗体製剤です。

IL-17Aは、免疫を活性化させる効果があり、乾癬が生じている部位で過剰に放出されると考えられています。
そのため、IL-17Aをセクキヌマブと結合させ、使えなくすることで、炎症を鎮め、乾癬の症状を緩和しようとする薬になります。

使用に際しては、医師の指示や注意をよく守って使うようにしましょう。

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