【ディレグラ配合錠】って?効果効能・副作用を紹介!

はじめに

ディレグラは、フェキソフェナジンとプソイドエフェドリンを有効成分とする薬です。
アレルギー性鼻炎の治療薬として用いられています。

今回は、ディレグラ配合錠について、その効果効能、副作用や注意点について紹介します。

目次

ディレグラ配合錠ってどんな薬?
ディレグラ配合錠ってどうやって効くの?
ディレグラ配合錠の用法・用量
ディレグラ配合錠の副作用
ディレグラ配合錠の注意点
まとめ

ディレグラ配合錠ってどんな薬?

ディレグラ配合錠は、フェキソフェナジンとプソイドエフェドリンの2つの成分を有効成分とする薬です。
ちなみに、フェキソフェナジン単体の薬はアレグラです。

日本では、2013年2月に販売が開始されました。

効能又は効果
アレルギー性鼻炎

効能又は効果に関連する使用上の注意
鼻閉症状が中等症以上の場合に本剤の使用を検討すること。
引用:ディレグラ配合錠 添付文書

アレルギー性鼻炎のなかでも、鼻閉(鼻づまり)の症状の程度がひどめのときに使用する薬です。

ディレグラ配合錠ってどうやって効くの?

ディレグラ配合錠には、2つの有効成分が含まれているので、それぞれ説明します。

フェキソフェナジン

フェキソフェナジンは、ヒスタミンH1受容体をブロックすることで、抗アレルギー作用をもたらします。
他にも、炎症性サイトカイン産生を抑制、好酸球遊走を抑制、ケミカルメディエーター遊離を抑制する効果を発揮します。

ヒスタミンは肥満細胞から放出される生体内物質で、周りの細胞・組織にアレルギー反応をもたらします。鼻では鼻水・鼻づまりを引き起こします。

そのため、ヒスタミン受容体(ヒスタミンで動くスイッチみたいなもの)をブロックすることで、アレルギー反応を止めることができます。

プソイドエフェドリン

アドレナリンα受容体を刺激する作用をもちます。
鼻粘膜の血管にあるα受容体を刺激することで、血管が収縮し、血流が減少することで、鼻粘膜が充血することによって生じる鼻づまりを解消することができます。

ディレグラ配合錠の用法・用量

用法及び用量
通常、成人及び12歳以上の小児には1回2錠(フェキソフェナジン塩酸塩として60mg及び塩酸プソイドエフェドリンとして120mg)を1日2回、朝及び夕の空腹時に経口投与する。

用法及び用量に関連する使用上の注意
塩酸プソイドエフェドリンは主として腎臓を経て尿中に排泄されるので、腎機能障害のある患者では適宜減量すること。
引用:ディレグラ配合錠 添付文書

ディレグラ配合錠は、1回2錠を1日2回服用します。
食後に服用することで、フェキソフェナジンの体内吸収量が半分にまで落ちるので、空腹時に服用することとされています。
※医師が食後のほうが忘れないからという理由などで、食後を指定する可能性はあります。
その場合は、医師の指示に従ってください。

医師の指示と異なる場合は医師の指示を優先するようにしてください。

ディレグラ配合錠の副作用

報告されている主な副作用として、頭痛・発疹・疲労・口渇が報告されています。

服用していて、違和感や症状悪化がみられるようであれば、使用中止して、医師に相談するようにしてください。

ディレグラ配合錠の注意点

ディレグラは下記の方は服用してはいけないという決まりがあります。
このような症状がある方で、アレルギー性鼻炎で病院に行く場合は、あらかじめ申し出ておきましょう。

  • 本剤の成分及び塩酸プソイドエフェドリンと化学構造が類似する化合物(エフェドリン塩酸塩又はメチルエフェドリン塩酸塩を含有する製剤)に対し過敏症の既往歴のある患者
  • 重症の高血圧の患者
  • 重症の冠動脈疾患の患者
  • 狭隅角緑内障の患者
  • 尿閉のある患者
  • 交感神経刺激薬による不眠、めまい、脱力、振戦、不整脈等の既往歴のある患者

また、腎機能が低下している方は、量を減らす必要がある場合があるので、その場合も事前に申し出ておきましょう。

ほかにも、一緒に服用するのに注意が必要な薬があります。
服用している薬を、お薬手帳などを活用して、一か所に記録しておき、医師診察時・薬局調剤時に提示するようにしてください。

まとめ

ディレグラ配合錠は、フェキソフェナジンとプソイドエフェドリンを有効成分とするアレルギー性鼻炎の薬です。
フェキソフェナジンはヒスタミンH1受容体をブロックする効果があり、アレルギー反応を抑えます。
プソイドエフェドリンは、α受容体を刺激する作用をもち、鼻粘膜の血管収縮することで、鼻づまりを解消します。

服用に際しては、医師の指示に従って使用するようにしてください。

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