薬局から薬をもらうと必ず用法(例:1日3回朝昼夕食後)の通りに飲んで下さいと伝えられますよね。基本的に薬には、用法が決められています。薬は飲むタイミングが非常に大事なので、誤解をなくすために用語の解説をしたいと思います。
用法の種類
一般的な服用時点には以下のものがあります。
食前 | 食事をする約30分前。 |
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食直前 | 食事をする直前。いただきますを言ってから。 |
食直後 | 食事が終わった直後。 |
食後 | 食事が終わって約30分以内。 |
食間 | 食事を終えて約2時間程度後。(注:食事中ではありません) |
起床時 | 朝起きてすぐに。 |
就寝時 | 寝る前約15分前。 |
頓用 | 記載されている指示に従って飲む。 (例:38度以上の発熱のとき、吐き気を催したとき) |
何故飲むタイミングが大事なのでしょうか?
大きく分けて3つ理由があります。
①食事の影響により、薬の有効成分の体内への吸収の速さや量が変わってくるから。
食事をしてしまうと吸収が抑えられてしまって効果が得にくくなる薬は食前に飲みます。また、食事と共に飲むことで吸収がよくなる薬は食後に飲みます。
②副作用の軽減のため。
例えば、ロキソニンのように空腹時に飲むと胃腸を荒らしてしまう薬については、食後に飲むようにします。
③作用してほしい時間帯に合わせるため。
この種の薬には睡眠導入剤が挙げられます。就寝時以外の時に飲むと日常生活に影響を与えてしまうのは、簡単に想像できますね。他にも食直前に飲む糖尿病薬があります。飲んですぐに効果が表れるため、食前(食事の約30分前)に飲んでしまうと低血糖症状を引き起こしてしまいます。
まとめ
薬に記載されている用法通りに飲むことで、薬の効果を最大限引き出すことが出来ます。ですので、自分の判断で服用時点を変えることの無いようにしましょう。
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