【オイラックス・オイラックスH(クロタミトン)】って?効果効能・副作用を紹介!

はじめに

かゆみを抑える効果のあるオイラックスクリームとオイラックスHクリーム
どのような効果効能があるのか、またオイラックスHと普通のオイラックスは何が違うのか、説明していきたいと思います。

目次

オイラックスってどんな薬?
オイラックスの用法・用量
オイラックスの副作用・注意点
まとめ

オイラックスってどんな薬?

オイラックスは1957年9月に、オイラックスHは1960年5月に販売を開始した薬で、かゆみどめの塗り薬として広く使われています。

オイラックスの有効成分は、クロタミトンです。
オイラックスHの有効成分は、クロタミトンに加えてヒドロコルチゾンとなります。

【効能又は効果】
湿疹、蕁麻疹、神経皮膚炎、皮膚そう痒症、小児ストロフルス
引用:オイラックスクリーム 添付文書

効能又は効果

湿疹・皮膚炎群(進行性指掌角皮症、ビダール苔癬、放射線皮膚炎、日光皮膚炎を含む)、皮膚そう痒症、小児ストロフルス、虫さされ、乾癬
引用:オイラックスHクリーム 添付文書

オイラックスとオイラックスHの違い

オイラックスHは、オイラックスにヒドロコルチゾンというステロイドを配合した薬であり、かゆみ止めの作用のほか、炎症を抑える作用が付与されています。
逆にいえば、普通のオイラックスには、ステロイドが含まれていません。

オイラックスHは、炎症を起こしてしまっていて、かゆみがひどいときに使われます。
あぶにさされた!とかの虫刺されであれば、オイラックスHを使うケースが多いです。
(さされてから時間がたって、炎症が落ち着いているとなれば、普通のオイラックスを使うこともあります)

クロタミトンはどうしてかゆみを止めるの?

実はよくわかっていないんですね笑
クロタミトンを使用すると、皮膚に軽い熱感を生じさせることが知られていますが、この熱感の刺激により、かゆみを抑えるのではないかとされています。

オイラックスの用法・用量

【用法及び用量】
通常症状により適量を 1 日数回患部に塗布又は塗擦する。
引用:オイラックスクリーム 添付文書

用法及び用量
通常、1日1~数回直接患部に塗布又は塗擦するか、あるいは無菌ガーゼ等にのばして貼付する。なお、症状により適宜増減する。
引用:オイラックスHクリーム 添付文書

どちらも基本的には、1日に数回塗るようにとのことです。
医師によっては、頓用でかゆい時にぬって!という形で処方される方もいらっしゃいます。

オイラックスHのほうはガーゼに塗って湿布のように使ってもよいとの記載があります。
医師の指示に従って使用するようにしましょう。

オイラックスの副作用・注意点

報告されている副作用は下記の通りです。

症状として、熱感・灼熱感16件(1.7%)、刺激症状(ピリピリ感、ひりひり感等)30件(3.2%)、発赤 2 件(0.2%)、発赤増強・紅斑増悪 7 件(0.7%)、分泌物増加 3 件(0.3%)、浸潤傾向 2 件(0.2%)が認められている。
引用:オイラックスクリーム 添付文書

症状としては、皮膚刺激症状(1.5%)、熱感(1.1%)、せつ発生(0.5%)の他、ピリピリ感、牽引痛、疼痛感、しびれ感、患部湿潤等がみられた。
引用:オイラックスHクリーム 添付文書

どちらも皮膚刺激作用が多く報告されています。
使用していて、かゆみがよりひどくなった、発疹などが生じた場合は使用を中止して医師に相談したほうがよいでしょう。

有効成分であるクロタミトンは刺激作用があるので、目や口、その他粘膜には使用を控えたほうがよいです。

使用すると、クロタミトンの影響により、塗った部位が少し熱をもった感じがしますが、しばらくすると消えるので、慌てなくて大丈夫です。

まとめ

オイラックスクリーム、オイラックスHクリームともに、有効成分クロタミトンによるかゆみ止めの塗り薬です。
オイラックスHは、追加でステロイドが配合されているので、炎症を鎮める効果があります。

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