【フォルテオ皮下注(テリパラチド)】って?効果効能・副作用を紹介!

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はじめに

フォルテオ皮下注は、骨粗鬆症の治療薬で、患者さん自身で注射することができる注射薬です。
テリパラチドというタンパク質を有効成分とし、骨に対してヒト副甲状腺ホルモンと同じ働きをすることで、骨の新生を促進する効果があります。

今回は、フォルテオ皮下注についてその効果効能と副作用・注意点について、紹介します。

目次

フォルテオ皮下注ってどんな薬?
フォルテオ皮下注ってどうやって効くの?
フォルテオ皮下注の用法・用量
フォルテオ皮下注の副作用
フォルテオ皮下注の注意点
まとめ

フォルテオ皮下注ってどんな薬?

フォルテオ皮下注は、患者さん自身で注射することができる薬で、骨粗鬆症の薬です。
有効成分は、テリパラチドでヒト副甲状腺ホルモン(PTH)製剤です。

日本では、2010年10月に販売が開始されました。

効能又は効果
骨折の危険性の高い骨粗鬆症

効能又は効果に関連する使用上の注意
本剤の適用にあたっては、低骨密度、既存骨折、加齢、大腿骨頸部骨折の家族歴等の骨折の危険因子を有する患者を対象とすること。
引用:フォルテオ皮下注 添付文書

フォルテオは、骨粗鬆症の治療に用いられます。
特に骨密度がかなり低下するなどして、骨折の危険性が高い場合に用いられます。

フォルテオ皮下注ってどうやって効くの?

フォルテオ皮下注の有効成分テリパラチドは、ヒト副甲状腺ホルモン(PTH)作用を示す物質です。

ヒト副甲状腺ホルモン(PTH)は、投与によって骨の形成を促進することで知られています。
ヒト本来の副甲状腺ホルモンの活性部位だけを抜き取ったのがテリパラチドとなります。

ヒト副甲状腺ホルモン(PTH)は、骨を形成する骨芽細胞に対して採用して、下記の効果を発揮します。

  • 前駆細胞から骨芽細胞への分化促進
  • 骨芽細胞のアポトーシス抑制

引用:フォルテオ皮下注 インタビューフォーム

つまり、骨芽細胞を増やすと同時に死なないようにする効果を発揮します。
アポトーシスは細胞の自殺のことです。

骨は実は一度作られたら終わりではなくて、骨を作る骨芽細胞と、骨を破壊する破骨細胞が作ったり壊したりを繰り返しながら、バランスをとって新しい骨が作られています。
参考→骨芽細胞と破骨細胞による骨のリモデリングについて

ところが、高齢やホルモンバランス異常、その他理由によって、このバランスが骨が壊されるほうに傾くと骨粗鬆症が生じてしまいます。

フォルテオ皮下注は、骨芽細胞を増やすことでこのバランスを再び元の状態になおし、骨粗鬆症を治療することができるというわけです。

フォルテオ皮下注の用法・用量

用法及び用量
通常、成人には1日1回テリパラチド(遺伝子組換え)として20μgを皮下に注射する。
なお、本剤の投与は24ヵ月間までとすること。

用法及び用量に関連する使用上の注意
1.本剤を投与期間の上限を超えて投与したときの安全性は確立していないので、本剤の適用にあたっては、投与期間の上限を守ること。
2.本剤の投与をやむを得ず一時中断したのちに再投与する場合であっても、投与日数の合計が24ヵ月を超えないこと。また、24ヵ月の投与終了後、再度24ヵ月の投与を繰り返さないこと。
3.他のテリパラチド製剤から本剤に切り替えた経験はなく、その安全性は確立していない。なお、他のテリパラチド製剤から本剤に切り替えたときにおける本剤の投与期間の上限は検討されていない。
引用:フォルテオ皮下注 添付文書

1日に1回テリパラチドとして20μgを投与します。
注射器はすでに1回20μgが投与できるように設計されています。

注射器の使い方は、メーカーが作成している下記の資料を参考にしてください。
フォルテオ®皮下注キット600µg使い方のポイント

フォルテオ皮下注の副作用

主な副作用として報告されているのは、血中尿酸上昇・頭痛・悪心・ALP・筋痙縮・高尿酸血症・食欲不振・血中尿素上昇などがあります。
使用していて、違和感や体調悪化が生じた場合は、早めに医師に相談するようにしましょう。

フォルテオ皮下注の注意点

フォルテオ皮下注は、自己注射が可能な薬ですが、少し手間がかかります。
理解力に乏しい高齢者の方が用いる場合は、家族の方が補助するようにしてください。

保存面で注意しなくてはいけない主な点はこちら。

  • 冷蔵庫に保存すること
  • 凍結させないこと(冷蔵庫も場所によっては凍結する可能性があるので、注意)
  • 使用開始から28日経過したものは破棄すること

また、注射する部位は常に同じポイントではなくて、前日の注射したポイントから5cm程度は少なくとも話して注射するとよいでしょう。
というのも、同じポイントで注射し続けると、肌の再生が間に合わず、細菌が入り込み化膿してしまう可能性が高くなるからです。

フォルテオ皮下注を使用してはいけない方

禁忌(次の患者には投与しないこと)
1.高カルシウム血症の患者[高カルシウム血症を悪化させるおそれがある。]
2.次に掲げる骨肉腫発生のリスクが高いと考えられる患者
(1)骨ページェット病の患者
(2)原因不明のアルカリフォスファターゼ高値を示す患者
(3)小児等及び若年者で骨端線が閉じていない患者
(4)過去に骨への影響が考えられる放射線治療を受けた患者
3.原発性の悪性骨腫瘍もしくは転移性骨腫瘍のある患者[症状を悪化させるおそれがある。]
4.骨粗鬆症以外の代謝性骨疾患の患者(副甲状腺機能亢進症等)[症状を悪化させるおそれがある。]
5.妊婦又は妊娠している可能性のある婦人及び授乳婦
6.本剤の成分又はテリパラチド酢酸塩に対し過敏症の既往歴のある患者
引用:フォルテオ皮下注 添付文書

フォルテオは、使用後一過性的に血中のカルシウム濃度が上昇することがわかっています。
そのため、高カルシウム血症の患者さんは、その状態が悪化するため、使用することができません。

そのほか、骨肉腫発生の危険性が高い方、骨関連のがんがある方には使用することができません。
医師の判断をたすけられるように、服用している薬や既往歴(過去かかったことがある病気)はまとめておくとよいでしょう。

まとめ

フォルテオは自己注射可能な骨粗鬆症の注射薬です。
有効成分はテリパラチドで、骨芽細胞の数を増やすことで、骨粗鬆症を治療することができます。

注射の器具は簡単に操作できるようになっていますが、高齢者・認知症の方では家族の補助が必要不可欠となります。

使用に際しては、医師の指示どおり使用するようにしましょう。

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