【ホスレノール(炭酸ランタン)】って?効果効能・副作用を紹介!

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はじめに

ホスレノールは、慢性腎臓病患者さんにおける高リン血症の改善に用いられる薬です。
有効成分は、炭酸ランタンです。

日本では、チュアブル錠剤・顆粒分包・OD錠の製剤タイプが販売されています。
今回は、ホスレノールについて、その効果効能、副作用や注意点について紹介します。

目次

ホスレノールってどんな薬?
ホスレノールって何の病気に使えるの?
ホスレノールってどうやって効くの?
ホスレノールの一般的な使う量と回数
ホスレノールの副作用
ホスレノールで気を付けることは?
ホスレノールのジェネリック(GE)ってあるの?
ホスレノールの市販薬(OTC)ってあるの?
まとめ
関連する薬

ホスレノールってどんな薬?

ホスレノールは、有効成分炭酸ランタンの、慢性腎臓病患者における高リン血症の改善に用いられます。
後述しますが、腎臓が機能しなくなってくると、血中のリンが高くなってくることで知られているので、その状態を改善することができます。

日本では、チュアブル錠が2009年3月に、顆粒分包が2012年5月に、OD錠が2017年6月に販売開始されました。

効能又は効果
慢性腎臓病患者における高リン血症の改善
引用:ホスレノール インタビューフォーム

ホスレノールって何の病気に使えるの?

慢性腎臓病患者さんでは、リンを腎臓から排泄できなくなるため体内にたまり、高リン血症となります。
血中のリンが高くなると、カルシウムの吸収量を抑えようとする機能が働き、血中のカルシウムが減少します。
すると、甲状腺ホルモン(PTH)が分泌され、骨を溶かして血中のカルシウムを増やそうとします。

このような状況が続くと、血中のカルシウムの濃度にかかわらず、PTHの分泌が続くようになり、これを二次性甲状腺機能亢進症と言います。
その結果、骨がどんどん溶かされてしまい、いわゆる骨粗鬆症の状態となり、骨折のリスクが格段に上がってしまいます。

また、血中のカルシウムが過剰になることで、骨以外の部位で、リンとカルシウムが結合し、骨や歯の原料であるリン酸カルシウムが生じます。
関節や筋肉、皮膚、心臓など本来リン酸カルシウムができては行けない箇所で生じてしまう、異所性石灰化が生じ、痛みやかゆみ、呼吸不全、弁膜症、動脈硬化といった病気を引き起こしてしまいます。

つまりは、慢性腎臓病の患者さんで生じる、高リン血症状態を適切に処置しないと、骨粗鬆症やいろいろな病気を招くということになります。

ホスレノールってどうやって効くの?

ホスレノールの有効成分炭酸ランタンは、食事に含まれているリン酸と結合して、水に溶けないリン酸ランタンを腸内で作ります。
リン酸ランタンは、体内に吸収されないので、そのまま糞便中に放出されます。

つまり、食事中に含まれているリンを体内に吸収させないようにすることで、血中のリン濃度を下げる働きをします。

ホスレノールの一般的な使う量と回数

用法及び用量
通常,成人にはランタンとして1日750mgを開始用量とし,1日3回に分割して食直後に経口投与する.以後,症状,血清リン濃度の程度により適宜増減するが,最高用量は1日2,250mgとする.

チュアブル錠
〈用法・用量に関連する使用上の注意〉

1)本剤投与開始時又は用量変更時には,1週間後を目安に血清リン濃度の確認を行うことが望ましい.
2)増量を行う場合は増量幅をランタンとして1日あたりの用量で750mgまでとし,1週間以上の間隔をあけて行うこと.
3)本剤は噛み砕かずに服用すると溶けにくく,腸管穿孔,イレウスを起こした例の中には噛み砕いていない例もあるので,口中で十分に噛み砕き,唾液又は少量の水で飲み込むよう指導すること.なお,噛み砕くことが困難な患者(高齢者等)には,本剤を粉砕して投与することが望ましい.

顆粒分包
〈用法・用量に関連する使用上の注意〉

1)本剤投与開始時又は用量変更時には,1週間後を目安に血清リン濃度の確認を行うことが望ましい.
2)増量を行う場合は増量幅をランタンとして1日あたりの用量で750mgまでとし,1週間以上の間隔をあけて行うこと.

OD錠
〈用法・用量に関連する使用上の注意〉

1)本剤投与開始時又は用量変更時には,1週間後を目安に血清リン濃度の確認を行うことが望ましい.
2)増量を行う場合は増量幅をランタンとして1日あたりの用量で750mgまでとし,1週間以上の間隔をあけて行うこと.
3)本剤は口腔内で崩壊するが,口腔の粘膜から吸収されることはないため,唾液又は少量の水で飲み込ませること.
引用:ホスレノール インタビューフォーム

ホスレノールは、ランタンとして、1日750mgを1日3回に分割して、食直後に投与します。
その後、血清リン濃度を調べながら、増量したり減量したりして、調節します。

食直後というのがだいじなポイントで、食事中のリンと腸内で結合させないといけないので、食事終わったらすぐに服用しましょう。

また、チュアブル錠は、噛み砕いてから服用する必要があります。

医師の指示と異なる場合は医師の指示を優先するようにしてください。

ホスレノールの副作用

ホスレノールの主な副作用として報告されているのは、嘔吐・悪心・胃部不快感・便秘・下痢・消化不良などです。

リン酸ランタンという、水に溶けない物質が腸内にできるので、刺激となり腸内の不調につながることがあると予想されます。

服用に際して、体調の悪化や体の違和感あれば、医師に相談するようにしてください。

自己判断で中止せず、気になることあれば、医師に相談しましょう。

ホスレノールで気を付けることは?

食直後に服用!

食事中のリンと腸内で結合させるため、食事食べたらすぐに服用してください。
のんびりしていると、リンが体内に吸収されてしまい、効果がなくなってしまいます。

飲み忘れに注意!

ホスレノールの性質上、飲み忘れてしまうと、リンがそのまま吸収されてしまい、効果を発揮しなくなってしまいます。
飲み忘れないように、きちんと管理するようにしてください。
特に、外食時は注意です。

リンのとりすぎに注意!

食事中のリンを体内に吸収されにくくしますが、だからといって、リンを多く含んだ食材を食べていいことにはなりません。

リンを多く含む食材として、タンパク質を多く含む食品・乳製品・魚介類・豆・ナッツ類・加工食品・練り製品・インスタント・レトルト食品などがあります。
食生活見直しをするようにしてください。

一緒に服用する薬に注意が必要

薬のなかには、一緒に服用するのに注意が必要な薬があります。
おくすり手帳を活用するなどして、今服用している薬を管理し、医師・薬剤師にチェックしてもらうことをおすすめします。

ホスレノールのジェネリック(GE)ってあるの?

ホスレノールのジェネリックは、まだ販売されていません。

ホスレノールの市販薬(OTC)ってあるの?

OTCは販売されていません。
血中リン濃度を調べながら服用するので、OTCにはならないかと思われます。

まとめ

ホスレノールは、慢性腎臓病患者さんにおける高リン血症の改善に用いられる薬です。
有効成分は炭酸ランタンです。

食事中のリンと腸内で結合して、リン酸ランタンとなり、体内に吸収されないようにして、血中のリン濃度を下げる働きをします。

服用に際しては、医師の指示に従って、飲み忘れなく適切に服用するようにしてください。

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