【グーフィス(エロビキシバット)】って?効果効能・副作用を紹介!

はじめに

グーフィスは、2018年1月に承認された便秘薬です。
2018年2月か3月には、販売開始される予定です。

今回は、グーフィスの効果効能、副作用や注意点について紹介します。

目次

グーフィスってどんな薬?
グーフィスってどうやって効くの?
グーフィスの用法・用量
グーフィスの副作用
グーフィスの注意点
まとめ

グーフィスってどんな薬?

グーフィスは、有効成分エロビキシバットで、世界初の胆汁酸トランスポーター(IBAT)の働きを抑えることで排便を促す薬です。
日本では、2018年1月に製造販売承認を取得したので、2月か3月に販売開始される予定です。

効能又は効果
慢性便秘症(器質的疾患による便秘を除く)

効能又は効果に関連する使用上の注意
薬剤性及び症候性の便秘に対する使用経験はない。
引用:グーフィス錠5mg 添付文書

慢性便秘症の治療に用いられます。
器質的疾患による便秘とは、腸が狭くなっている・塞がっていることによる便秘のことを指し、このケースは便秘薬ではどうしようもないので、使用できません。

グーフィスってどうやって効くの?

グーフィスの有効成分エロビキシバットは、回腸末端部(小腸のうち、十二指腸につながっている部分が回腸)に存在する、胆汁酸トランスポーター(IBAT)の働きを抑えることで、胆汁酸の回腸から体内への再取り込みを抑え、大腸に入る胆汁酸の量を増やします。

どうしてこの現象が、便秘解消につながるのでしょうか。
大腸に入った胆汁酸は、大腸内に水分を分泌させる効果、および消化管運動を促進させる効果があるので、排便が促されると考えられています。

グーフィスの用法・用量

用法及び用量
通常、成人にはエロビキシバットとして10mgを1日1回食前に経口投与する。なお、症状により適宜増減するが、最高用量は1日15mgとする。

用法及び用量に関連する使用上の注意
本剤投与中は腹痛や下痢があらわれるおそれがあるので、症状に応じて減量、休薬又は中止を考慮し、本剤を漫然と継続投与しないよう、定期的に本剤の投与継続の必要性を検討すること。
引用:グーフィス錠5mg 添付文書

グーフィスは1日1回食前に服用する薬です。

症状や年齢によって、適宜増減しますが、最大使用量は1日15mg(つまり3錠分)と決められています。

医師の指示と異なる場合は医師の指示を優先するようにしてください。

グーフィスの副作用

主な副作用として、腹痛や下痢が報告されています。
消化管運動が促進されすぎてしまうことでの腹痛や下痢といったところでしょうか。

そのほかにも、過敏症の発疹や蕁麻疹、めまいなどが生じる可能性があるので、違和感や体調悪化を感じたら、医師に相談するようにしましょう。

自己判断で中止せず、気になることあれば、医師に相談しましょう。

グーフィスの注意点

便通を促す薬は、基本的に使ってみて調子がよければ継続、微妙であれば中止や薬変更を検討していく必要があります。

排便感や回数・頻度は患者自身しか分からないので、医師受診のときにきちんと伝えられるようにしましょう。
手帳に便通の記録を残しておくのもよいかと思います。

まとめ

グーフィスは、2018年2月・3月に販売開始予定の、新しい作用機序の便秘薬です。

回腸に存在する、胆汁酸トランスポーター(IBAT)の働きを抑えることで、大腸に移行する胆汁酸の量をふやし、消化管運動の促進・消化管への水分分泌を促進させることで、便通をよくする効果を発揮します。

使用に際しては、医師の指示に従うようにしましょう。

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