風が当たるだけでも痛いと噂の「痛風」についてのまとめ

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良く名前だけは耳にする「痛風」について、まとめてみました。

痛風とは

痛風は高尿酸血症を原因とする関節炎を引き起こす疾患のことを指します。原因は血中の尿酸が多くなってくると体温の低い足などの関節で生じる、尿酸塩の結晶(針状結晶)です。この結晶を好中球が捕食することによるエネルギーや、結晶を捕食したものの分解できず破れてしまった好中球から漏れ出た物質によって炎症が生じます。同時に、患部では乳酸という物質が作られてしまうことで、血液のpHが酸性に傾きさらに尿酸塩結晶を作り出すという負のスパイラルが生じることで、炎症が止まらなくなります。この炎症が強烈な痛みを引き起こすとされています。

また、慢性化すると腎臓においても尿酸塩が沈着してしまい、腎障害をも引き起こすとされています。

しかしながら、高尿酸血症の人でも痛風発作を生じない場合もあり詳しいメカニズムについては、いまだに謎に包まれています。

痛風の治療方法

血清の尿酸値を結晶が生じないレベルの濃度に抑えるようにすることが治療全体の方針です。食事療法をはじめとした生活指導と薬物治療を併用して治療を行うことが多いです。
食事療法は、尿酸の元となるプリン体をあまり摂取しないようにすることをはじめ、食べ過ぎ・高脂肪食・飲酒などを避けるようにします。
薬物治療においては以下の薬を用いることが多いです。

アロプリノール(商品名:ザイロリック®)
キサンチンオキシダーゼという、プリン体から尿酸を作る酵素を邪魔することで、尿酸の生成を抑える働きをする薬です。
プロべネシド(商品名:ベネシッド®)、ベンズブロマロン(商品名:ユリノーム®)
どちらの薬も尿中により多くの尿酸を排出させるようにする薬です。
コルヒチン
好中球が尿酸結晶を貪食することで発作が悪化するので、その好中球を患部に行かせない(遊走抑制)ようにする薬です。痛風発作が起きそうだなーというときに服用することで、発作を抑えることが出来る薬です。しかしながら、下痢などの副作用も多く、また長期投与では血液障害なども生じるため、短期的な利用が推奨されています。
非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)
痛み止めです。痛風発作が生じてからでも使えるように、速効型の薬剤が広く使われているようです。

※実際に治療する際には医師・薬剤師の指示をしっかり守ってください。自己判断でやめないでください。お願いします。

痛風発作が生じてしまった場合は、患部を冷やしてください。冷やしたら結晶ができそうだから、温めたほうがいいんじゃないかとも考えられますが、炎症を温めるとより炎症が悪化するので、冷やすようにしてください。

プリン体を多く含む食品

プリン体を多く含む食品を列挙していきます。

  • 干しシイタケ
  • 鰹節
  • 煮干し
  • レバー(牛・豚)
  • うに
  • たらこ

などなど。

プリン体は細胞に多く含まれているので、乾燥しているものとか卵がいっぱいのものとかが、比較的多く含まれていると思っていただければと思います。

ちなみに、ビールは酒のなかでもプリン体が多いので避けるほうがいいでしょう。そもそもエタノール自体が尿酸の生成を促進するのでよくないんですけどね・・・笑

まとめ

痛風を経験した人に聞くと、「今まで感じた事のない痛み」「のたうちまわるくらいの痛み」などなど、考えるだけで痛そうな感想が多いです。是非とも経験しなくてもいいように、食生活をはじめとする生活習慣を見直していきたいものです。
もうすでに痛風発作を経験してしまった人は、2度目の経験や腎臓の障害を引き起こさないように、薬物治療と生活習慣の改善を頑張って続けていきましょう!!

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