ピロリ菌除菌セット(ラベキュア・ラベファイン)販売開始!

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「パリエット®」と抗菌薬2種類を併用するヘリコバクター・ピロリ除菌治療では、適正な用法・用量を遵守すること(服薬コンプライアンス)が、除菌の成否に大きく関わります。飲み忘れや飲み違いは、除菌率の低下をもたらすのみならず、耐性菌の出現につながる可能性があります。一次除菌、二次除菌それぞれに対し「パリエット®」と抗菌薬2種類を1つのパッケージにした本パック製剤は、より確実かつ適正な除菌治療の促進、服薬コンプライアンスと医療現場での利便性の向上に貢献することが期待されます。
引用:プロトンポンプ阻害剤「パリエット®」を含むヘリコバクター・ピロリ除菌用3 剤組み合わせパック製剤 一次除菌用「ラベキュア®パック400/ラベキュア®パック800」、二次除菌用「ラベファイン®パック」を日本において新発売

ピロリ菌の除菌療法とは

ピロリ菌は人間の胃の中に生息する菌で、胃がんの原因となるとされています。なので、ピロリ菌を除菌する治療が広く行われています。
プロトンポンプ阻害薬(PPI)と抗生物質2剤を合わせた3剤併用療法にて、除菌を行うのですが、飲み忘れてしまうと除菌効果が著しく低下してしまいます。
そのため、今回発売になった組み合わせパック製剤は、飲み忘れを防止する意味で非常に有用なものとなります。
以前書いたピロリ菌に関する記事も参考にしてください。⇒胃がんの原因となるピロリ菌を胃から消す除菌療法について

ピロリ菌除菌用組み合わせパック製剤

ピロリ菌除菌用組み合わせパック製剤は、現在のところエーザイの販売するラベキュア・ラベファインと、武田が販売するランサップ・ランピオンパックがあります。それぞれに含まれている薬は以下の通りです。

1次除菌用
組み合わせパック製剤名 プロトンポンプ阻害薬(PPI) 抗生物質2剤
ラベキュアパック(エーザイ) ラべプラゾール(商品名:パリエット) アモキシシリン水和物(商品名:サワシリン)、クラリスロマイシン(商品名:クラリス)
ランサップ(武田) ランソプラゾール(商品名:タケプロン) アモキシシリン水和物(商品名:アモリン)、クラリスロマイシン(商品名クラリス)
2次除菌用
組み合わせパック製剤名 プロトンポンプ阻害薬(PPI) 抗生物質2剤
ラベファインパック(エーザイ) ラべプラゾール(商品名:パリエット) アモキシシリン水和物(商品名:サワシリン)、メトロニダゾール(商品名:フラジール)
ランピオンパック(武田) ランソプラゾール(商品名:タケプロン) アモキシシリン水和物(商品名:アモリン)、メトロニダゾール(商品名:フラジール)

2次除菌用は、1次除菌の薬剤でピロリ菌を除菌できなかった場合に用います。

ラベキュアとランサップの比較

今回エーザイがラベキュアを販売したことで、国内に流通しているピロリ菌除菌用組み合わせ製剤は2種類となりました。
ラベキュアとランサップの大きな違いは、プロトンポンプ阻害剤の種類が違う点ですが、おそらくピロリ菌除菌成功率は変わらないのではないかと考えています。実際に今後使っていってデータが集まると、もしかしたら成功率に差がでる可能性もあるかもしれません。

価格の差はあるのでしょうか?

製品名 薬価(1日あたり)
ラベキュアパック400 544.20 円
ランサップ400 665.70 円

価格に差が見られるようですね。1日あたり約100円ほど、エーザイの販売するラベキュアのほうが安いです。7日間服用する療法なので、価格差は約700円ほどになります。

前から使われている方が信用できるとしてランサップを処方する医師もいれば、同じ効果なはずだから安い方がいいだろうということでラベキュアを処方する医師もいると思います。
また各社の営業力の差も反映されてくるので、どちらのパック製剤が使用されるかは医師の判断によるでしょう。

まとめ

ピロリ菌除菌パック製剤は飲み忘れを防ぐためにも有用な製剤です。プロトンポンプ阻害剤(PPI)と抗生物質2剤がセットになっている製剤です。エーザイが新たに販売したことを受けて、1次除菌ではエーザイの販売するラベキュアと武田の販売するランサップの2種類が国内で流通するようになりました。
どちらの製剤が用いられるかは、医師の総合的な判断によると考えられます。
除菌を成功させるために大事なことは、飲み忘れずに1週間飲みきることなので、パック製剤になったからといって油断せずに忘れずに服用しましょう!

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