【インヴェガ(パリペリドン)】って?効果効能・副作用を紹介!

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はじめに

インヴェガは統合失調症の治療薬として用いられる薬です。
有効成分はパリペリドン。
徐々に有効成分が放出されるように工夫された錠剤となっています。

今回は、インヴェガの効果効能、副作用や注意点について紹介します。

紹介する情報は、薬の取扱説明書である添付文書やインタビューフォームに基づいています。
ですが、精神疾患治療薬は、医師の治療法・考えにより、効果効能に記載されていない意図で用いられることが多々ありますので、疑問点あれば医師や薬剤師に確認するようにしてください。

目次

インヴェガってどんな薬?
インヴェガって何の病気に使えるの?
インヴェガってどうやって効くの?
インヴェガの一般的な使う量と回数
インヴェガの副作用
インヴェガで気を付けることは?
インヴェガのジェネリック(GE)ってあるの?
インヴェガの市販薬(OTC)ってあるの?
まとめ
関連する情報

インヴェガってどんな薬?

インヴェガは有効成分パリペリドンの統合失調症治療薬です。
日本では、2011年1月に販売開始されました。

1日1回朝食後で24時間効果が持続するように、徐々に薬物が放出される製剤となっています。
なので、噛み砕いて服用するのはNGです。

効能又は効果
統合失調症
引用:インヴェガ 添付文書

インヴェガって何の病気に使えるの?

統合失調症

統合失調症とは、以前「精神分裂病」と呼ばれていた病気です。

妄想や幻覚、生活の障害、病識の欠如という特徴があります。
それぞれどういう特徴が説明していきます。

【妄想や幻覚】

妄想は、明らかに事実ではないことを信じ込み、周りが否定したとしても納得できなくなるといった症状です。
すれ違う人に殺される・尾行される・監視されているといった症状です。

幻覚は、実際には生じていないことを、見たり・聞いたりする症状です。
誹謗中傷が聞こえる、自分の行動が逐次だれかの声で報告されるといった症状です。
この幻覚に応対する形で、笑ったり・話したりすることもあります。

【生活の障害】

社会的・集団的生活を送ることが難しくなります。
会話:会話がとびとびになってしまう。適切にコミュニケーションをとることができない。相手の気持ち・意図をつかめない。
行動:作業のミスが多くなる。作業の能率が悪い。
感情:感情の動きが鈍くなり、表情が固くなる。相手の感情を把握することができない。
意欲:他者とコミュニケーションとる気力がなくなり、自閉傾向になる。やる気がおきず、ゴロゴロしてしまう。

【病識の欠如】

病識とは、自分自身がどのような病気であり、どんな症状がでるのかを把握する力です。
統合失調症の方は、病識が欠如していることが多く、どうして病院に行かなくてはいけないのか、どうして薬を服用しなくてはいけないのかが理解できず、治療拒否や服薬拒否してしまうケースがあります。

患者数・発症の原因

日本における患者数は、80万人程度とされており、10歳後半から30歳代に多く発症します。
男性のほうが発症しやすいとされています。

発症の原因は、未だ解明されていませんが、遺伝的な要素に環境的な要素が加わることで発症すると考えられています。
進学や独立、結婚といった人生の大きな出来事をきっかけに発症することが多いです。

インヴェガってどうやって効くの?

インヴェガの有効成分パリペリドンは、リスペリドンの活性代謝物(リスペリドンが体内にて変換されて、効果を示す形になったもの)であるので、リスペリドンの効果と似ていますが、リスペリドンよりも副作用が抑えられており、鎮静作用が少ないとされています。

なので、ドパミンD受容体を阻害する作用と、セロトニン5-HT2A受容体を阻害する作用により、中枢神経系のコントロールをすることで、症状を改善すると考えられています。
ドパミンとセロトニン神経を両方とも抑える薬を総称して、SDA(セロトニンドパミンアンタゴニスト)と呼びます。

統合失調症の陽性症状(妄想や幻覚)が生じている方の脳内では、ドパミンが過剰に放出されていると考えられています。
というのも、ドパミンを刺激する薬を服用している方が、陽性症状と同じような症状を訴えたからです。
なので、陽性症状改善するためには、ドパミン神経を抑えればよさそうということで、用いられています。

一方で、陰性症状に関しては、ドパミンが原因というわけではなさそう、ということで着目されたのが、ドパミン神経系を抑制する効果があるセロトニン神経系です。
セロトニン神経系が過剰に働くことで、ドパミン神経系を異常に抑えてしまい陰性症状がでるのではと考えられ、そのような薬を開発したところ、陰性症状が改善したという背景があります。

なら、同時にドパミン神経系を抑え、セロトニン神経系も抑える薬はないものかと開発が進められてきたのが、SDAという薬になります。

インヴェガの一般的な使う量と回数

用法及び用量
通常、成人にはパリペリドンとして6mgを1日1回朝食後に経口投与する。なお、年齢、症状により1日12mgを超えない範囲で適宜増減するが、増量は5日間以上の間隔をあけて1日量として3mgずつ行うこと。

用法及び用量に関連する使用上の注意
1.軽度腎機能障害患者(クレアチニン・クリアランス50mL/分以上80mL/分未満)には、1日用量として3mgから開始し、1日用量は6mgを超えないこと。
2.本剤は徐放性製剤であるため、分割して投与しないこと。
3.本剤はリスペリドンの活性代謝物であり、リスペリドンとの併用により作用が増強するおそれがあるため、本剤とリスペリドンを含有する経口製剤との併用は、避けること。
4.本剤の投与量は必要最低限となるよう、患者ごとに慎重に観察しながら調節すること。
引用:インヴェガ 添付文書

1日1回朝食後に服用する薬です。
年齢や症状に合わせて、増やしたり減らしたりして用います。
医師の指示に従うようにしてください。

医師の指示と異なる場合は医師の指示を優先するようにしてください。

インヴェガの副作用

インヴェガの副作用として、主に報告されているのは、血中プロラクチン増加・トリグリセリド増加・統合失調症の悪化・不眠症・錐体外路障害・便秘・体重増加などが報告されています。

錐体外路症状とは、筋肉が固くなったり、手足が震えたり、姿勢を保つことができなくなったりする症状です。
ドパミン神経系が正常に動いていることで、こうした日常の動作はスムーズに行えるのですが、ドパミン神経系が抑制されることで、こうした動作がスムーズにいかなくなります。

インヴェガで気を付けることは?

併用NG・注意の薬があります。

一緒に服用するのがNGの薬、注意が必要な薬があります。
使用している薬は、お薬手帳を活用するなどして、ひとまとめに管理しておき、医師や薬剤師に適宜確認してもらうようにしてください。

服用を自己判断で中止しないでください。

急に中止することで、症状の悪化などの影響がでる可能性があります。
医師の監督の下で中止したほうがよいので、自己判断で中止しないようにしてください。

インヴェガのジェネリック(GE)ってあるの?

インヴェガのジェネリックは、2018年6月現在販売されていません。

インヴェガの市販薬(OTC)ってあるの?

インヴェガはOTCでは販売されていません。
医師の診察・評価・経過観察が必要な薬なので、OTCになる見込みは低いです。

まとめ

インヴェガは、有効成分パリペリドンの、セロトニンドパミンアンタゴニスト(SDA)に分類される統合失調症の薬です。
セロトニン系神経とドパミン系神経のバランスを整え、統合失調症の陽性症状・陰性症状を改善します。

使用に際しては、医師の指示に従うようにしてください。

関連する情報

エビリファイ
レキサルティ

参考:厚生労働省 みんなのメンタルヘルス 統合失調症 

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