【イソジンシュガーパスタ軟膏】って?効果効能・副作用を紹介!

はじめに

褥瘡や皮膚潰瘍の治療薬として用いられる、イソジンシュガーパスタ軟膏について、紹介していきたいと思います。

ちなみに、褥瘡とは簡単に行ってしまえば床ずれのことであり、体重で皮膚が圧迫され続けることにより、血流が悪化して、組織が壊死してしまうことにより生じます。
寝たきりの方、高齢者、むくみが多い方、皮膚が弱っている方で見られる疾患です。

目次

イソジンシュガーパスタってどんな薬?
イソジンシュガーパスタの効果・効能
イソジンシュガーパスタの用法・用量
イソジンシュガーパスタの副作用・注意点
まとめ

イソジンシュガーパスタってどんな薬?

イソジンシュガーパスタは、ムンディファーマ株式会社が製造する軟膏の薬です。
日本では、2003年9月に発売が開始されました。

イソジンと聞けば一度は聞いたことがある有名な消毒薬ですね。それが含まれています。
殺菌力に優れ、細菌・ウイルス・真菌など幅広い微生物に対して効果があります。

シュガーは、本当にシュガーです笑
精製された白糖が含まれてます。傷を治癒させる効果を期待して混ぜられています。

イソジンシュガーパスタ軟膏は、褐色の軟膏剤で、わずかに特異なにおいがある。
引用:イソジンシュガーパスタ軟膏 添付文書

色は褐色を帯びています。この色は、イソジンに含まれるヨウ素イオンの色になります。

イソジンシュガーパスタの効果・効能

【効能・効果】
褥瘡、皮膚潰瘍(熱傷潰瘍、下腿潰瘍)
引用:イソジンシュガーパスタ軟膏 添付文書

イソジンシュガーパスタ軟膏の効果効能は、褥瘡(床ずれ)の治療に用いられる他、擦り傷や、やけどといった皮膚の損傷の回復促進に用いられます。

イソジンシュガーパスタの用法・用量

【用法・用量】
症状及び病巣の広さに応じて適量を使用する。
潰瘍面を清拭後、1日1~2回ガーゼにのばして貼付するか、又は患部に直接塗布しその上をガーゼで保護する。
引用:イソジンシュガーパスタ軟膏 添付文書

1日1回から2回程度、塗布部位を清潔にした後に、直接塗って、ガーゼで保護するように使います。
塗るときは、きちんと手も洗ってから塗るようにしましょう。

潰瘍が生じている部位は、皮膚のバリアが損なわれている状態なので、病原菌に侵されやすい状態なので、注意を払って触るようにしたいところです。

イソジンシュガーパスタの副作用・注意点

イソジンシュガーパスタは比較的安全な薬ですが、まれにアレルギーを起こすことがあります。
そうした場合はすぐに使用を中止し、受診してください。

他の副作用として、ヨード過敏症、疼痛・発赤・刺激感といった皮膚の症状、連用すると甲状腺の機能異常が生じることがあります。

甲状腺ホルモンの材料がヨードなので、皮膚から吸収されたヨードによりバランスが崩れてしまう可能性があるということです。

まとめ

イソジンシュガーパスタ軟膏は、おもに褥瘡(床ずれ)した部位の回復促進に用いられる薬です。褥瘡以外にも、やけどや擦り傷といった皮膚の損傷にも用いられます。

使用する際には、患部を清潔にした後に、塗ってガーゼで保護して用いてください。
(医師から、別の使用方法の指示がある場合は、そちらに従ってください。)

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