【キンダベート軟膏(クロベタゾン酪酸エステル)】って?効果効能・副作用を紹介!

はじめに

キンダベート軟膏は、ステロイドの外用薬です。
ステロイド外用薬5段階強さで、上から4つめのミディアム(中等度:Medium)に属します。
有効成分は、クロベタゾン酪酸エステルです。

今回は、キンダベート軟膏について、その効果効能、副作用や注意点について紹介します。

目次

キンダベートってどんな薬?
キンダベートってどうやって効くの?
キンダベートの用法・用量
キンダベートの副作用
キンダベートの注意点
まとめ

キンダベートってどんな薬?

キンダベート軟膏は、有効成分クロベタゾン酪酸エステルの外用ステロイド薬です。
日本では、1984年3月に販売が開始されました。

効能又は効果
アトピー性皮膚炎(乳幼児湿疹を含む)
顔面、頸部、腋窩、陰部における湿疹・皮膚炎
引用:キンダベート軟膏 添付文書

キンダベート軟膏は、ステロイド外用薬のうち、上から4つめのランクであるミディアム(中等度:Medium)なので、子供の皮膚炎にも用いることができます。

キンダベートってどうやって効くの?

ステロイド外用薬は、皮膚に浸透した後に細胞に取り込まれます。

細胞に取り込まれた後、細胞内の核という遺伝子が格納されている場所に作用して、リポコルチンと呼ばれるタンパク質の合成を促進させます。

リポコルチンは、プロスタグランジンやトロンボキサン、ロイコトリエンといった炎症に関与する物質の原料を作り出す【ホスホリパーゼA2】を阻害することで、炎症反応全体を鎮めることができます。

その結果、かゆみ・赤みなどの症状をおこす皮膚炎全般の症状を鎮めることができます。

キンダベートの用法・用量

用法及び用量
通常1日1~数回適量を患部に塗布する。なお、症状により適宜増減する。
引用:キンダベート軟膏 添付文書

1日数回、患部に塗布します。
症状や年齢などによって、使い方は変わるので、医師の指示に従ってください。

キンダベートの副作用

報告されている主な副作用として、そう痒感・毛のう炎・刺激感・ステロイドざそう(ステロイド使用に伴うにきび)などがあります。

ステロイド外用薬全般的に、炎症を鎮めるのと同時に、免疫機能を低下させるので、細菌やウイルス感染の副作用が高まります。

自己判断で中止せず、気になることあれば、医師に相談しましょう。

キンダベートの注意点

ステロイド外用薬は長期に使用すると、副作用の懸念があります。
医師から指示された期間がある場合は、それをまもるようにしましょう。

また、同じような症状が別の人や部位にできているからといって、むやみやたらに共有しないようにしましょう。
部位や年齢、そのほか理由によって、ステロイドの強さを変える必要があるためです。

キンダベート軟膏は、眼科用ではないので、目には使用しないようにしましょう。

まとめ

キンダベート軟膏は、ステロイド外用薬です。
有効成分クロベタゾン酪酸エステルは、ステロイド外用薬の5段階の強さランクのうち、上から4つ目のミディアム(中等度:Medium)に属します。

子供の皮膚炎にも用いられることがあります。

ステロイド外用薬は、使用方法を間違えると、副作用の可能性があがるので、医師の指示どおり使うようにして、他の人や他の部位に用いることのないようにしましょう。

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