車酔い・乗り物いはどうして起こるの?

はじめに

車に乗ってて酔ってしまうとしんどいですよね。
どうして車酔いがおこるのか、そのメカニズムと、治療薬について紹介します。

目次

車酔いって何?
運転士は乗り物酔いしにくいのは?
乗り物酔いの薬は?
まとめ

車酔いって何?

車酔いは、乗り物の揺れ、加速減速などの体にかかる加速度が頻繁に変わることにより、三半規管が刺激されることで生じる、自律神経の過剰反応の状態です。

目から入る情報や筋肉などから入る情報を上手く処理出来ずに、感覚の混乱をきたすことで、気持ち悪くなってしまうと考えられています。

また、自分は酔いやすいんだという心理的要因や、匂いなどの刺激、体調なども関わってきます。

運転士は乗り物酔いしにくいのは?

運転している人が車酔いすることはほとんどありません。それはなぜでしょうか?
それは、運転士が曲がる方向や加速、減速を予め把握できるからです。

運転士以外は、車がどちらにゆれるかがわからないので、体重移動がうまくできず、なすがままに揺さぶられることが多いため、三半規管の刺激が強くなり、乗り物酔いする可能性が高くなります。

なので、酔いやすい人は車の助手席にのるとよいでしょう。
というのも、車の助手席であれば、道が見えるので、次にどっちに曲がるのかが分かるため、気持ち悪くなりにくいです。

乗り物酔いの薬は?

乗り物酔いの薬は、吐き気止めの薬がよく用いられます。
ドンペリドン(商品名:ナウゼリン)やジフェンヒドラミン・ジプロフィリン配合錠(商品名:トラベルミン)が有名どころです。

ナウゼリンは、ドパミン受容体遮断効果から、胃腸の運動を促進して、気持ち悪さ・吐き気を軽減する効果があります。
トラベルミンは、ジフェンヒドラミンの抗ヒスタミン受容体効果と、ジプロフィリンのアデノシン受容体阻害効果・ホスホジエステラーゼ阻害効果により、中枢神経の興奮を抑えて、吐き気、気持ち悪さを軽減する効果を発揮します。

まとめ

乗り物酔いは、目や筋肉から入る情報をうまく整理できずに生じる、自律神経過敏の状態を指し、気持ち悪さ・吐き気が生じます。
乗り物酔いをしやすい人は、助手席にのることで、事前にどっちに曲がるかを把握できるので、しにくくなります。

ナウゼリンやトラベルミンが、乗り物酔いの薬として用いられています。

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