【オングリザ(サキサグリプチン)】って?効果効能・副作用を紹介!

はじめに

オングリザは、DPP-4阻害作用を有する2型糖尿病治療薬です。
DPP-4とはdipeotidyl peptidase-4のことで、腸管から放出されるインスリン分泌作用をもつインクレチン(GLP-1・GIP)の分解を担う酵素です。
この活動を抑えることで、インクレチンの分解を抑え、インスリンの分泌を促進させることで、血糖値を抑える効果をもたらします。

今回は、オングリザの効果効能、副作用や注意点について紹介します。

目次

オングリザってどんな薬?
オングリザって何の病気に使えるの?
オングリザってどうやって効くの?
オングリザの一般的な使う量と回数
オングリザの副作用
オングリザで気を付けることは?
オングリザのジェネリック(GE)ってあるの?
オングリザの市販薬(OTC)ってあるの?
まとめ
関連する情報

オングリザってどんな薬?

オングリザは有効成分サキサグリプチンのDPP-4阻害作用を有する2型糖尿病治療薬です。
日本では、2.5mgと5mgともに2013年7月に販売が開始されました。

効能又は効果
2型糖尿病

効能又は効果に関連する使用上の注意
1.本剤の適用はあらかじめ糖尿病治療の基本である食事療法、運動療法を十分に行ったうえで効果が不十分な場合に限り考慮すること。
2.糖尿病の診断が確立した患者に対してのみ適用を考慮すること。糖尿病以外にも耐糖能異常・尿糖陽性等、糖尿病類似の症状(腎性糖尿、甲状腺機能異常等)を有する疾患があることに留意すること。
引用:オングリザ錠2.5mg/オングリザ錠5mg 添付文書

オングリザって何の病気に使えるの?

オングリザは2型糖尿病の治療に用いられます。

糖尿病には1型と2型の2種類があります。
1型糖尿病は、膵臓のインスリン分泌細胞(ランゲルハンス島β細胞)が自分自身の免疫システム(本来、細菌やウイルスなど外敵を排除する機能)によって破壊されてしまい、インスリン分泌能力がほぼない状態に起こる病気です。
治療法は、原則としてインスリンの外部からの補給、つまりインスリン注射となります。

対して、2型糖尿病は膵臓からのインスリン分泌能力の低下、および肝臓や筋肉といったインスリンを受け取り糖分を別のものに変える器官での、インスリン感受性の低下により、インスリンが効きにくくなっている状態です。

血糖値が高くなると問題なのでしょうか?
血液中の糖分は、脳のエネルギー源として活用されるなど、まったくないと問題になるのですが、反対に多くても問題になります。

多いことで生じる【合併症】、特になかでも【3大合併症】と呼ばれている病気が問題です。

3大合併症として、

  • 糖尿病神経障害
  • 糖尿病網膜症
  • 糖尿病腎症

があります。

それぞれどういう病気なのか、簡単に説明していきますね。

糖尿病神経障害

手足の神経に異常が生じ、しびれ感や痛みを生じます。
だんだんと痛みを感じにくくなり、足を怪我していても気づかず、処置が遅れ、足の潰瘍や壊疽を引き起こし、最悪の場合、足を切断する必要が生じます。

糖尿病網膜症

高血糖により、目の網膜にある毛細血管が傷つき、次第に視力が奪われてしまう病気です。
最悪の場合、失明にいたります。
日本では、緑内障に続く、第二位の失明原因です。

糖尿病腎症

腎臓にある細い血管が傷つき、老廃物を除去するという腎臓の機能が低下してしまいます。
悪化すれば、透析治療が必要となります。

このような合併症がかなり重篤であり、なにも症状がでないからといって高血糖状態を放置しておくのはかなり危険といえます。

また、高血糖状態を放置していると、さらにインスリンが効きづらくなり、より一層高血糖となる悪循環が生まれます。
なので、早期発見して、血糖値コントロールすることが大事となります。

オングリザってどうやって効くの?

オングリザの有効成分サキサグリプチンは、DPP-4阻害作用を有します。
DPP-4は、インクレチンと呼ばれる腸管ホルモンの分解を担う酵素です。

インクレチンは、グルカゴン様ペプチド-1(GLP-1)やグルコース依存性インスリン分泌刺激ポリペプチド(GIP)などの腸管から放出されるホルモンで、インスリンの分泌を促進させる効果をもっています。

なので、DPP-4の効果を抑制することにより、インクレチンの分解を抑え、インスリン分泌を促進させることにより、血糖の利用を促し、血糖値を下げる効果をもたらします。

オングリザの一般的な使う量と回数

【 用 法・用 量 】
通常、成人にはサキサグリプチンとして5mgを1日1回経口投与する。なお、患者の状態に応じて2.5mgを1日1回経口投与することができる。

引用:オングリザ錠2.5mg/オングリザ錠5mg 添付文書

オングリザは、通常5mgを1日1回服用することで効果を発揮します。
血糖値がそこまで高くなかったり、高齢者では、2.5mgで様子をみるといった調節がされます。

使用に際しては、医師の指示に従って使用するようにしてください。

医師の指示と異なる場合は医師の指示を優先するようにしてください。

オングリザの副作用

オングリザに報告されている主な副作用は下記の通りです。

  • 神経系障害:めまい
  • 胃腸障害:便秘・下痢・腹部不快感・胃炎
  • 肝胆道系障害:肝機能異常
  • 皮膚及び皮下組織障害:発疹・湿疹・そう痒

他にも副作用が報告されているので、使用していて、体調悪化や違和感があれば、医師に相談するようにしてください。

オングリザで気を付けることは?

生活習慣の改善に継続的に取り組むこと

2型糖尿病の根本的な治療は、暴飲暴食をしない・野菜しっかりたべるといった食生活の改善、運動をするといった運動習慣の改善です。
薬を飲んでいるから大丈夫ではなく、生活習慣の改善には、継続的に取り組んだほうがよいです。

飲み忘れないように服用する

血糖値は常に適正値にコントロールすることが大事です。
血糖値が高い状態が続くと、さらにインスリンが効きづらくなる状態となり、糖尿病が悪化するので、気は抜けません。

オングリザのジェネリック(GE)ってあるの?

オングリザのジェネリックは2018年8月現在、先発医薬品の特許が切れていないので、販売開始されていません。

オングリザの市販薬(OTC)ってあるの?

DPP-4阻害薬は、医師の管理下のもと、血糖値コントロールしながら用いられるので、OTCでの販売見込みもありません。

まとめ

オングリザは有効成分サキサグリプチンの2型糖尿病治療薬です。
DPP-4阻害作用を有し、インクレチンの分解を抑制することで、血糖値を下げることができます。

使用に際しては医師の指示通りに使用するようにしてください。

関連する情報

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