【オルケディア(エボカルセト)】って?効果効能・副作用を紹介!

はじめに

オルケディアは、有効成分をエボカルセトとする錠剤の薬です。
薬事・食品衛生審議会医薬品第一部会にて、2018年3月1日に審議されている薬です。
承認されれば、年内には販売される見込みとなります。
※追記:2018年3月1日に承認されました。

訂正とお詫び(2018年4月1日)
①オルケディアについて、新しい作用機序と記載しておりましたが、レグパラがすでにありました。
②作用機序について、カルシウムの代わりに受容体を刺激すると記載しておりましたが、正しくは、「カルシウムが結合する部分ではない別の箇所に結合し、受容体の構造を変え、カルシウムの感受性を高める」が正しい作用機序でした。
訂正してお詫びいたします。申し訳ありませんでした。

目次

オルケディアってどんな薬?
オルケディアって何の病気に使えるの?
オルケディアってどうやって効くの?
オルケディアが効くかってどうやって確かめたの?
オルケディアの一般的な使う量と回数
オルケディアの副作用
オルケディアで気を付けることは?
オルケディアのジェネリック(GE)ってあるの?
オルケディアの市販薬(OTC)ってあるの?
まとめ
関連する薬

オルケディアってどんな薬?

オルケディアは透析患者さんの副甲状腺機能亢進症を改善する薬です。
有効成分はエボカルセトで、カルシウム受容体作動薬となります。

効能又は効果
維持透析下の二次性副甲状腺機能亢進症
引用:オルケディア 添付文書

オルケディアって何の病気に使えるの?

維持透析下の二次性副甲状腺機能亢進症

透析患者さんのように、腎臓が弱っている方では、副甲状腺機能が亢進してしまいます。

腎臓が弱ってくると、腎臓でのリン排泄機能が低下するのと、ビタミンD3の活性化ができなくなります
ビタミンD3の活性体は、腸管からカルシウムの吸収を促す作用があるのですが、その活性体が少なくなることで、腎臓が弱っている方は血液中のカルシウムが低下してしまします。

すると、カルシウムの低下に伴い骨が溶けることで、リンが血液中に放出されます。
リンは副甲状腺を刺激し、副甲状腺ホルモンの分泌を促進させてしまいます。

また、この状態が継続すると、副甲状腺が肥大化し、リンやカルシウムの血中濃度に関係なく、副甲状腺ホルモンが放出されるようになってしまいます。

そうすると、骨が溶けるのが止まらなくなり、骨折・骨の変形、骨の炎症が生じてしまします。

オルケディアってどうやって効くの?

有効成分のエボカルセトは、カルシウム受容体作動薬となります。

カルシウム受容体のカルシウム結合部位とは異なる部分に結合して、受容体の構造を変えることで、カルシウムの感受性を高めます。
つまり、同じカルシウムの濃度であっても、受容体の刺激が強くなります。
この効果は、アロステリック効果と呼びます。

すると、副甲状腺ホルモン(PTH)の分泌量が少なくなります。
また、副甲状腺の細胞増殖を抑えることができるとされています。

同じ作用機序の薬には、レグパラがあります。

オルケディアが効くかってどうやって確かめたの?

血液透析施行中の日本人二次性副甲状腺機能亢進症患者を対象として、レグパラを服用する方とオルケディアを服用するする方に分け、副甲状腺ホルモン量の目標値到達数を比較することで、効果を確かめました。

その結果、レグパラに劣らない効果を発揮すると確認されたので、承認に至りました。

オルケディアの一般的な使う量と回数

用法及び用量
通常、成人には、エボカルセトとして1回1mgを開始用量とし、1日1回経口投与する。患者の状態に応じて開始用量として1日1回2mgを経口投与することができる。以後は、患者の副甲状腺ホルモン(PTH)及び血清カルシウム濃度の十分な観察のもと、1日1回1~8mgの間で適宜用量を調整し、経口投与するが、効果不十分な場合には適宜用量を調整し、1日1回12mgまで経口投与することができる。
引用:オルケディア 添付文書

徐々に、血液検査などの結果を参考にして、服用量を増やしていく薬です。
なので、年齢・症状によって服用量・回数が変わる可能性があるので、医師の判断に従うようにしてください。

医師の指示と異なる場合は医師の指示を優先するようにしてください。

オルケディアの副作用

報告されている主な副作用として、低カルシウム血症(16.8%)、悪心(4.7%)、嘔吐(4.1%)、腹部不快感(3.7%)、下痢(3.2%)があります。
※国内臨床試験493例に基づく

レグパラと比較して、消化管に対する副作用が低減されているのがオルケディアの特徴です。

服用していて、違和感や体調悪化あれば、医師に相談するようにしてください。

自己判断で中止せず、気になることあれば、医師に相談しましょう。

オルケディアで気を付けることは?

服用を勝手に中止しないこと。飲み忘れないこと

飲み忘れなどがあると、副甲状腺の増殖効果を抑制することができず、副甲状腺ホルモン量のコントロールが悪化してしまう可能性があります。

なので、飲み忘れや自己判断での中止はしないようにしてください。

妊婦・妊娠可能性がある方には服用できないこと

胎児に悪影響がでることが分かっているので、妊娠可能性がある場合は、すぐに医師に申し出てください。

服用中は授乳できないこと

母乳中に薬の成分が移行してしまうので、服用中は授乳してはいけません。
授乳している場合は、医師に相談するとよいでしょう。

オルケディアのジェネリック(GE)ってあるの?

オルケディアのジェネリックは、2018年4月現在発売されていません。

オルケディアの市販薬(OTC)ってあるの?

オルケディアの市販薬(OTC)は販売されていません。
また、効果の似ている薬に関しても、販売されていません。

血液検査の結果を基にして、使用量を変更するので、OTCにはならないかと思われます。

まとめ

オルケディアは、有効成分エボカルセトの維持透析下の二次性副甲状腺機能亢進症に対する薬です。
透析患者さんにおいて生じる、副甲状腺機能亢進を抑制することができます。

副甲状腺機能亢進すると、骨が溶け、骨折や骨の変形・炎症などが生じる可能性があります。

服用に際しては、医師の指示通りに服用するようにしてください。

関連する薬

レグパラ

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