【パリエット(ラベプラゾール)】って?効果効能・副作用を紹介!

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はじめに

パリエットは有効成分ラベプラゾールの、胃酸分泌抑制薬です。
プロトンポンプ阻害(PPI)作用を有します。
胃潰瘍・十二指腸潰瘍・逆流性食道炎・ピロリ菌除菌の補助などに用いられます。

今回は、パリエットについて、その効果効能、副作用や注意点について紹介します。

目次

パリエットってどんな薬?
パリエットって何の病気に使えるの?
パリエットってどうやって効くの?
パリエットの一般的な使う量と回数
パリエットの副作用
パリエットで気を付けることは?
パリエットのジェネリック(GE)ってあるの?
パリエットの市販薬(OTC)ってあるの?
まとめ
関連する情報

パリエットってどんな薬?

パリエットは有効成分ラベプラゾールのプロトンポンプ阻害(PPI)作用を有する薬です。
消化器潰瘍(胃潰瘍・十二指腸潰瘍)や逆流性食道炎、低用量アスピリン服用時の消化器潰瘍の再発予防、ピロリ菌除菌の補助などに用いられます。

日本では、錠5mgが2015年2月に、錠剤10mgと20mgが1997年12月に販売開始されました。

承認を受けた効能又は効果
〈パリエット錠5mg、パリエット錠10mg〉
胃潰瘍、十二指腸潰瘍、吻合部潰瘍、逆流性食道炎、Zollinger-Ellison症候群、非びらん性胃食道逆
流症、低用量アスピリン投与時における胃潰瘍又は十二指腸潰瘍の再発抑制

下記におけるヘリコバクター・ピロリの除菌の補助
胃潰瘍、十二指腸潰瘍、胃MALTリンパ腫、特発性血小板減少性紫斑病、早期胃癌に対する内視鏡
的治療後胃、ヘリコバクター・ピロリ感染胃炎

〈パリエット錠20mg〉
胃潰瘍、十二指腸潰瘍、吻合部潰瘍、逆流性食道炎、Zollinger-Ellison症候群

効能又は効果に関連する使用上の注意
〈パリエット錠5mg、パリエット錠10mg〉
1.本剤の投与が胃癌による症状を隠蔽することがあるので、悪性でないことを確認のうえ投与すること(胃MALTリンパ腫、早期胃癌に対する内視鏡的治療後胃におけるヘリコバクター・ピロリの除菌の補助を除く)。
2.低用量アスピリン投与時における胃潰瘍又は十二指腸潰瘍の再発抑制の場合血栓・塞栓の形成抑制のために低用量アスピリンを継続投与している患者を投与対象とし、投与開始に際しては、胃潰瘍又は十二指腸潰瘍の既往を確認すること。
3.ヘリコバクター・ピロリの除菌の補助の場合
(1)進行期胃MALTリンパ腫に対するヘリコバクター・ピロリ除菌治療の有効性は確立していない。
(2)特発性血小板減少性紫斑病に対しては、ガイドライン等を参照し、ヘリコバクター・ピロリ除菌治療が適切と判断される症例にのみ除菌治療を行うこと。
(3)早期胃癌に対する内視鏡的治療後胃以外には、ヘリコバクター・ピロリ除菌治療による胃癌の発症抑制に対する有効性は確立していない。
(4)ヘリコバクター・ピロリ感染胃炎に用いる際には、ヘリコバクター・ピロリが陽性であること及び内視鏡検査によりヘリコバクター・ピロリ感染胃炎であることを確認すること。

〈パリエット錠20mg〉
本剤の投与が胃癌による症状を隠蔽することがあるので、悪性でないことを確認のうえ投与すること。
引用:パリエット インタビューフォーム

使用すると胃がんの症状を隠すことがあるので、内視鏡検査をするなどして、症状確認してから用いることが多いです。

パリエットって何の病気に使えるの?

胃潰瘍・十二指腸潰瘍・吻合部潰瘍

消化器潰瘍は、胃酸が自分自身の組織を破壊することで生じると考えられています。
普段、胃の表面には胃酸から守るために、粘膜バリアがはられているのですが、加齢・ストレス・暴飲暴食(お酒・コーヒー飲み過ぎ、辛いもの食べすぎ)などで、バリアが弱くなると胃自体が傷ついていきます。

逆流性食道炎

逆流性食道炎は、胃酸が食道・のどまで逆流してくる病気です。
胸やけ・酸っぱい液が逆流する・咳がでる・喉の痛みがあるといった症状があります。
放置すると、食道が慢性的にきずつくことで、食道がんが生じやすくなるので、注意が必要です。

通常、胃酸は逆流しないように、食道と胃の間にある下部食道括約筋が締められています。
ところが、加齢・ストレス・暴飲暴食・食べた後すぐ寝っ転がるといったことで、その締めがゆるくなり逆流して来ます。

Zollinger-Ellison症候群

ゾリンジャー=エリソン症候群は、膵臓や十二指腸腫瘍を発端とする胃酸分泌過多となる病気です。
腫瘍細胞から、胃酸の分泌を促進するガストリンが異常に大量に放出され、胃酸分泌過多により、胃潰瘍や十二指腸潰瘍、下痢が生じる病気です。

外科的な切除や胃酸分泌抑制薬の投与が治療方針としてあります。

パリエットってどうやって効くの?

パリエットの有効成分ラベプラゾールは、プロトンポンプインヒビター(PPI)作用を有する薬です。
簡単に言えば、胃酸の酸性のもとであるプロトン(水素イオン)の分泌を抑え、酸性を弱めます。

ラベプラゾールは酸性に弱く、胃酸により分解されてしまうため、錠剤は腸溶のコーティングがされています。
腸溶コーティングは、酸性である胃では溶けずに、中性の腸に入ってから溶けるコーティングです。
腸で吸収された後に、胃に移動し改めて分泌され、胃の内腔(食べ物が通る側)に存在するプロトンポンプの働きを抑えます。

その阻害様式は、活性部位にSH基を修飾させることにより発揮します。
ポンプの通り道を塞いでしまうといえば、わかりやすいでしょうか。

なお、阻害されてしまったプロトンポンプは、ずっとだめになっているわけではなく、ラベプラゾールの消失および、グルタチオンにより元に戻ると考えられています。

ともあれ、胃酸の分泌を抑えることで、潰瘍の進行抑制・治癒促進、逆流性食道炎の改善に繋がります。

また、ピロリ菌除菌の補助として用いられる場合、一緒に用いられる抗生物質は、酸性領域で活性が弱くなるので、胃酸の分泌を抑え、胃内pHを上昇させることで、よりピロリ菌を殺す作用を示すと考えられています。

パリエットの一般的な使う量と回数

承認を受けた用法及び用量
〈パリエット錠5mg、パリエット錠10mg〉
胃潰瘍、十二指腸潰瘍、吻合部潰瘍、Zollinger-Ellison症候群
通常、成人にはラベプラゾールナトリウムとして1回10mgを1日1回経口投与するが、病状により1回20mgを1日1回経口投与することができる。なお、通常、胃潰瘍、吻合部潰瘍では8週間まで、十二指腸潰瘍では6週間までの投与とする。

逆流性食道炎
<治療>
逆流性食道炎の治療においては、通常、成人にはラベプラゾールナトリウムとして1回10mgを1日1回経口投与するが、病状により1回20mgを1日1回経口投与することができる。なお、通常、8週間までの投与とする。また、プロトンポンプインヒビターによる治療で効果不十分な場合、1回10mg又は1回20mgを1日2回、さらに8週間経口投与することができる。ただし、1回20mg 1日2回投与は重度の粘膜傷害を有する場合に限る。

<維持療法>
再発・再燃を繰り返す逆流性食道炎の維持療法においては、通常、成人にはラベプラゾールナトリウムとして1回10mgを1日1回経口投与する。また、プロトンポンプインヒビターによる治療で効果不十分な逆流性食道炎の維持療法においては、1回10mgを1日2回経口投与することができる。

非びらん性胃食道逆流症
通常、成人にはラベプラゾールナトリウムとして1回10mgを1日1回経口投与する。なお、通常、4週間までの投与とする。

低用量アスピリン投与時における胃潰瘍又は十二指腸潰瘍の再発抑制
通常、成人にはラベプラゾールナトリウムとして1回5mgを1日1回経口投与するが、効果不十分の場合は1回10mgを1日1回経口投与することができる。

ヘリコバクター・ピロリの除菌の補助
通常、成人にはラベプラゾールナトリウムとして1回10mg、アモキシシリン水和物として1回750mg(力価)及びクラリスロマイシンとして1回200mg(力価)の3剤を同時に1日2回、7日間経口投与する。
なお、クラリスロマイシンは、必要に応じて適宜増量することができる。ただし、1回400mg(力価)1日2回を上限とする。
プロトンポンプインヒビター、アモキシシリン水和物及びクラリスロマイシンの3剤投与によるヘリコバクター・ピロリの除菌治療が不成功の場合は、これに代わる治療として、通常、成人にはラベプラゾールナトリウムとして1回10mg、アモキシシリン水和物として1回750mg(力価)及びメトロニダゾールとして1回250mgの3剤を同時に1日2回、7日間経口投与する。

〈パリエット錠20mg〉
胃潰瘍、十二指腸潰瘍、吻合部潰瘍、Zollinger-Ellison症候群
通常、成人にはラベプラゾールナトリウムとして1回10mgを1日1回経口投与するが、病状により1回20mgを1日1回経口投与することができる。なお、通常、胃潰瘍、吻合部潰瘍では8週間まで、十二指腸潰瘍では6週間までの投与とする。

逆流性食道炎
逆流性食道炎の治療においては、通常、成人にはラベプラゾールナトリウムとして1回10mgを1日1回経口投与するが、病状により1回20mgを1日1回経口投与することができる。なお、通常、8週間までの投与とする。また、プロトンポンプインヒビターによる治療で効果不十分な場合、1回10mg又は1回20mgを1日2回、さらに8週間経口投与することができる。ただし、1回20mg 1日2回投与は重度の粘膜傷害を有する場合に限る。

用法及び用量に関連する使用上の注意
〈パリエット錠5mg、パリエット錠10mg〉
1.胃潰瘍、十二指腸潰瘍、吻合部潰瘍、Zollinger-Ellison症候群の治療において、病状が著しい場合及び再発性・難治性の場合に1回20mgを1日1回投与することができる。
2.逆流性食道炎の治療において、病状が著しい場合及び再発性・難治性の場合に1回20mgを1日1回投与することができる(再発・再燃を繰り返す逆流性食道炎の維持療法、プロトンポンプインヒビターによる治療で効果不十分な場合は除く)。また、プロトンポンプインヒビターによる治療で効果不十分な患者に対し1回10mg又は1回20mgを1日2回、さらに8週間投与する場合は、内視鏡検査で逆流性食道炎が治癒していないことを確認すること。なお、本剤1回20mgの1日2回投与は、内視鏡検査で重度の粘膜傷害を確認した場合に限る

〈パリエット錠20mg〉
1.胃潰瘍、十二指腸潰瘍、吻合部潰瘍、Zollinger-Ellison症候群の治療において、病状が著しい場合及び再発性・難治性の場合に1回20mgを1日1回投与することができる。
2.逆流性食道炎の治療において、病状が著しい場合及び再発性・難治性の場合に1回20mgを1日1回投与することができる(再発・再燃を繰り返す逆流性食道炎の維持療法、プロトンポンプインヒビターによる治療で効果不十分な場合は除く)。また、プロトンポンプインヒビターによる治療で効果不十分な患者に対し1回10mg又は1回20mgを1日2回、さらに8週間投与する場合は、内視鏡検査で逆流性食道炎が治癒していないことを確認すること。なお、本剤1回20mgの1日2回投与は、内視鏡検査で重度の粘膜傷害を確認した場合に限る。
引用:パリエット インタビューフォーム

パリエットは、使用する病気に応じて、量を変えて服用する薬です。
また、病気によっては、投与期間に制限が与えられているものもあります。
医師からの指示に従ってしようするようにしてください。

医師の指示と異なる場合は医師の指示を優先するようにしてください。

パリエットの副作用

パリエットの副作用として、主に報告されているのは、ALT・AST検査値異常、下痢、便秘、発疹などです。

使用していて、体調悪化や違和感を感じたら、医師に相談するようにしてください。

パリエットで気を付けることは?

噛み砕いて服用しないこと

ラベプラゾールは酸性に弱いので、胃では溶けずに腸で溶けるように、腸溶コーティングが施されています。
なので、噛み砕いてしまうと、その効果がなくなってしまうので、噛み砕かずに服用するようにしてください。

一緒に服用する薬に注意が必要

ラベプラゾール服用中は、一緒に服用する薬に注意が必要です。
ラベプラゾールの効果が低下・増強したり、相手方の薬の効果が低下・増強する可能性があります。

現在服用している薬は、お薬手帳を活用して管理し、適宜医師や薬剤師に確認してもらうようにしてください。

パリエットのジェネリック(GE)ってあるの?

パリエットのジェネリックはすでに販売されています。
ラベプラゾールナトリウム「メーカー名」の名前で販売されています。

希望する場合は、薬局にて処方箋提出時にその旨希望してください。
医師から、先発医薬品で調剤すること、という指示が別途なければ、ジェネリックで提供することができます。

パリエットの市販薬(OTC)ってあるの?

パリエットの有効成分ラベプラゾールを含んだOTCは2018年6月現在販売されていません。

まとめ

パリエットは有効成分ラベプラゾールのプロトンポンプインヒビター(PPI)です。
胃酸の分泌を抑え、各種消化器潰瘍・逆流性食道炎・ピロリ菌の除菌補助に用いられます。

使用に際しては、医師の指示に従うようにしてください。

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