【ポララミン(クロルフェニラミン)】って?効果効能・副作用を紹介!

はじめに

ポララミンは、蕁麻疹や皮膚疾患によるそう痒感、アレルギー性鼻炎(花粉症など)をはじめとする、アレルギー性疾患の症状緩和に用いられる薬です。
有効成分は、d-クロルフェニラミンマレイン酸塩です。

日本では、散剤・ドライシロップ剤・シロップ剤・錠剤・注射の製剤が販売されています。

今回は、ポララミンの効果効能、副作用や注意点について紹介します。

目次

ポララミンってどんな薬?
ポララミンってどうやって効くの?
ポララミンの用法・用量
ポララミンの副作用
ポララミンの注意点
まとめ

ポララミンってどんな薬?

ポララミンは、有効成分クロルフェニラミンの抗アレルギー薬です。
蕁麻疹や皮膚疾患に伴うそう痒感、アレルギー性鼻炎、くしゃみ・鼻水・咳止めの目的で用いられます。
日本では、散剤が1965年9月に、錠剤が1959年10月に、シロップが1964年1月に、ドライシロップが1987年11月に販売開始されました。
それぞれ、年齢や症状に合わせて選択され、使用されます。

効能又は効果
蕁麻疹、血管運動性浮腫、枯草熱、皮膚疾患に伴う瘙痒(湿疹・皮膚炎、皮膚瘙痒症、薬疹)、
アレルギー性鼻炎、血管運動性鼻炎、感冒等上気道炎に伴うくしゃみ・鼻汁・咳嗽
引用:ポララミン インタビューフォーム

ポララミンってどうやって効くの?

ポララミンの有効成分のクロルフェニラミンは、ヒスタミンブロッカーに分類されます。

アレルギー症状を起こす原因の一つに、H1受容体の活性化があります。
鼻で活性化すると鼻水や鼻閉が、目で活性化すると涙が、皮膚で活性化するとそう痒感などを引き起こします。

H1受容体をブロックすることで、そのようなアレルギー性の症状を緩和することができまs。

ポララミンの用法・用量

用法及び用量
<ポララミン散 1%・ポララミン錠 2mg・ポララミンシロップ 0.04%>
d-クロルフェニラミンマレイン酸塩として、通常、成人には 1 回 2 mg を 1 日 1~4 回経口投与する。
なお、年齢、症状により適宜増減する。

<ポララミンドライシロップ 0.2%>
d-クロルフェニラミンマレイン酸塩として、通常、成人 1 回 2 mg を1日 1~4 回、用時溶解して経口投与する。なお、年齢、症状により適宜増減する。
引用:ポララミン インタビューフォーム

ポララミンは、1回2mg量を1~4回服用します。
但し、年齢や症状によって適宜増減するので、医師の指示に従うようにしてください。

ポララミンの副作用

主な副作用として、発疹や光線過敏症などの過敏症状、めまい・眠気といった精神神経系症状、口渇・悪心嘔吐といった消化器症状、低血圧・頻脈といった循環器症状などが生じる可能性があります。

服用していて、そういった症状やその他、体調悪化や違和感を感じたら使用を中止して医師に相談するようにしてください。

ポララミンの注意点

緑内障の患者や前立腺肥大等下部尿路に閉塞性疾患のある患者には用いることができません。
そういった病気の方は、受診時に医師に伝えるようにしましょう。

また、副作用に、眠気をはじめとする精神神経症状への影響があるため、自動車運転や高所作業といったそういった副作用が生じるとかなり危険になるような仕事には従事しないようにしてください。

まとめ

ポララミンは、ヒスタミン受容体をブロックすることにより、各種アレルギー症状を緩和するヒスタミンブロッカーです。

蕁麻疹や皮膚疾患による皮膚そう痒感、アレルギー性鼻炎(花粉症含む)などに用いられます。

服用に際しては、医師の指示に従ってつかうようにしましょう。

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