【シダトレン】って?効果効能・副作用を紹介!

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はじめに

スギ花粉症の人に朗報です!
スギ花粉症に対する新しいタイプの薬が日本で販売開始されました。減感作療法の薬で商品名は「シダトレン」です。
減感作療法はどういった治療法なのか、シダトレンの効果効能、副作用・注意点について紹介していきます。

目次

シダトレンってどんな薬?
シダトレンってどうやって効くの?
シダトレンの用法・用量
シダトレンの副作用・注意点
まとめ

シダトレンってどんな薬?

効能又は効果
(1) 効能又は効果
スギ花粉症(減感作療法)
(2) 効能又は効果に関連する使用上の注意
<効能又は効果に関連する使用上の注意>
1. 本剤の投与開始に際し、皮膚反応テスト〔スクラッチテスト(プリックテスト)、皮内テスト〕又は特異的 IgE 抗体検査を行い、スギ花粉症の確定診断を行うこと。
2. 本剤の使用開始にあたっては、前シーズンの花粉飛散時期における患者の症状を踏まえ、他の治療法も勘案した上で、本剤の適用の可否を判断すること。
3. スギ花粉以外のアレルゲンに対しても反応性が高い(特異的 IgE 抗体価が高い)スギ花粉症患者に対する本剤の有効性、安全性は確立していない。〔使用経験がない〕
引用:シダトレン インタビューフォーム

シダトレンは、スギ花粉のアレルゲン成分を含んだ薬です。
なので、スギ花粉以外のアレルギー症状に対しては全く治療効果が得られないので、使用する前にスギ花粉症であるとテストをして確定させる必要があります。

ちなみに現在スギ花粉症で悩まされている人は、日本国内に約1500万人いると推定されています。ほぼ8人に1人はスギ花粉症といえます。

シダトレンってどうやって効くの?

シダトレンは、スギ花粉に対してアレルギー症状を持っている方に対して、減感作する目的で使用される薬です。

減感作療法とは?

まず、そもそもの感作から説明していきます。
感作というのは、抗原(アレルゲン)に対して過剰に敏感な状態になることを言います。
スギ花粉症の場合、スギ花粉を抗原として認識し、過剰に免疫応答が引き起こることで、くしゃみ・鼻水等の鼻炎症状や目のかゆみ・充血等の結膜炎症状が生じます。

減感作療法というのは、この感作状態を抑える療法をさします。
どうやって抑えるのかというと、最初は微量の抗原を投与して、その後その量を増やしていくことで、抗原に対して体を慣らし、アレルギー症状が過剰にでないようにします。
減感作療法は花粉症を根本から治すことできる治療法です。シダトレンには、スギ花粉が含まれていて、それを微量ずつ摂取することで、体をスギ花粉に慣れさせようという治療法です。

今までの減感作療法は注射で行われていたのですが、新しく承認されたシダトレンは舌下から体内に移行するタイプの薬で、自宅でも服用できるため簡便に減感作療法を行うことが出来ると期待されています。

シダトレンの用法・用量

【用法及び用量】
1 .増量期(1~2週目)
通常、成人及び12歳以上の小児には、増量期として投与開始後2週間、以下の用量を1日1回、舌下に滴下し、2分間保持した後、飲み込む。その後5分間は、うがい・飲食を控える。

2 .維持期(3 週目以降)
増量期終了後、維持期として、シダトレン スギ花粉舌下液2,000JAU/mLパックの全量(1mL)を1日1回、舌下に滴下し、2分間保持した後、飲み込む。
その後5分間は、うがい・飲食を控える。

<用法及び用量に関連する使用上の注意>
1 .スギ花粉飛散時期は新たに投与を開始しないこと。〔スギ花粉飛散時期はスギ花粉アレルゲンに対する患者の過敏性が高まっている場合が多い。〕
2 .初回投与時は医師の監督のもと、投与後少なくとも30分間は患者を安静な状態に保たせ、十分な観察を行うこと。また、ショック、アナフィラキシー等の発現時に救急処置のとれる準備をしておくこと。〔本剤はスギ花粉由来のアレルゲン
を含む液であるため、アナフィラキシー等の発現のおそれがある。〕
引用:シダトレン 添付文書

シダトレンは、増量期と維持期に分かれて服用します。
増量期はすこしづつ量を増やしていき、体を徐々にならしていきます。
また、アナフィラキシーショックのような重篤なアレルギー反応がでないか、初回は医師監視下で服用してもらいます。

アナフィラキシーショックというのは、急激な過剰免疫反応のことを指し、投与後30分程度で息苦しさ・蕁麻疹・意識混濁等のショック症状が起きます。
これらのショック症状は、すぐに処置をしなければならない大変危険な状態です。

減感作療法では、もうすでにアレルギーが起こるとわかっているアレルゲンを投与するので、アナフィラキシーショックが起こる可能性が高く、医師の管理の元で治療を進めることが非常に大事です。

シダトレン投与においては、ちゃんと医師も薬についてやショック時の対応を講習会を受けて、かつオンラインのラーニングシステムを受講し、テストに合格した医師のみ用いることができます。

シダトレンを処方できる医師は、すべての医師が処方することが出来るわけではありません。調剤薬局では、処方した医師が上記をクリアしているかどうかチェックする仕組みが整えられます。
アナフィラキシーショックは時に生命を脅かす場合があるので、このような厳格な流通管理がなされているのでしょう。

維持期においては、一定量を1日1回服用して、体がスギ花粉になれるまで続けます。目安としては、1~2年程度とされています。

シダトレンの飲み方について

増量期・維持期ともに、舌下に1日1回使用して、2分間はそのままにしてもらいます。
その後、唾液とともにのみこみ、5分間はうがい・飲食を控えるようにしましょう。

なぜ舌下に用いるのでしょうか?
舌下は粘膜質であり、皮膚のような強固なバリアがなく、薬によっては直接血中に移行することができる部位です。
シダトレンも舌下に投与することで、そのまま血流に入ることができるサイズのため、舌下投与が用いられています。
                                     

シダトレンの副作用・注意点

口内炎、咽頭そう痒感、頭痛、口腔腫脹などの副作用が報告されています。
局部的にアレルギー反応が引き起こされてしまうことによって、かゆみ、腫れといった症状がでてしまうようです。

息苦しさを感じるレベル、腫れがひどいということであれば、医師にすぐ相談するようにしましょう。

まとめ

スギ花粉症を根本から治療できる薬が、自宅でも服用できるようになったのは、かなり利便性が高まったのではないでしょうか?

使用に際しては、アナフィラキシーショック等の急激なアレルギー反応を引き起こす危険性もあるので、医師の指示通りに飲むようにしましょう。

参考:スギ花粉症を対象とした減感作療法(アレルゲン免疫療法)薬「シダトレン®スギ花粉舌下液」の国内製造販売承認取得について;

《追記》
シダトレンを製造販売する鳥居薬品が免疫療法についての情報サイトをオープンしたようです。興味がある方は参考にしてみてはいかがでしょうか。
トリーさんのアレルゲン免疫療法ナビ

シダトレンが2014年10月以降に発売延期になったとのことです。
シダトレン発売延期とのこと。。。

2014年10月8日にシダトレンが発売開始されました!
花粉症を根本から治療する薬として、活躍することでしょう!

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