残留農薬を規制するポジティブリスト制度とは?

野菜・穀物等を育てる際には効率の面から農薬を使わざるを得ない場合が多いです。とはいえ、やたらめったらに農薬を使われて、農薬まみれの食品は人体に影響を与えかねません。そこで、食品の残留農薬による害が及ばないように、日本では食品衛生法で規制がかけられています。どのような規制がかけられているのかについてまとめました。

ポジティブリスト制度による規制

日本では、食品衛生法という法律により残留農薬の量・種類について規制がなされています。また、その規制の方法はポジティブリスト方式を用いています。ポジティブリスト方式は、農薬の使用を原則とした上で、使ってよい農薬を認める方式です。ポジティブリスト方式の反対はネガティブリスト方式で、この方式は使ってはいけない農薬をリスト化する方式になります。
ネガティブリスト方式の問題点は、いちいち問題のある農薬について指定を加えていかなければいけない手間と、問題のありそうな農薬をリストにないからということで規制することが出来なくなる可能性がある点とされています。

ポジティブリスト方式では、使ってよい農薬の種類と残留してて良い量がそれぞれ定められているほか、使ってよい農薬以外のものについては一律0.01ppm以下になっていなければ、流通させてはいけないとされています。

まとめ

日本ではポジティブリスト制度を用いて残留農薬の規制が行われています。違反している場合は販売等が禁止されるので、流通している食品は安心して食べて良いのではないでしょうか。

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