【レクタブル注腸フォーム(ブデソニド)】って?効果効能・副作用を紹介!

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はじめに

レクタブル注腸フォームは肛門から使用する潰瘍性大腸炎治療薬です。
注腸フォーム剤の薬で販売されたのは、レクタブルが日本初です。

今回は、レクタブル注腸フォームについて紹介していきたいと思います。

目次

レクタブルってどんな薬?
レクタブルってどうやって効くの?
レクタブルの用法・用量
レクタブルの副作用
レクタブルの注意点
まとめ

レクタブルってどんな薬?

レクタブルは潰瘍性大腸炎に使用される薬です。
有効成分は、ブデソニドです。
2017年9月に販売承認が日本でおりたので、2017年中に販売が開始されるかと思います。

【効能又は効果】
潰瘍性大腸炎(重症を除く)

〈効能又は効果に関連する使用上の注意〉
本剤が腸内で到達する範囲は概ねS状結腸部までであり、直腸部及びS状結腸部の病変に対して使用すること。
引用:レクタブル注腸フォーム 添付文書

レクタブルは、肛門から挿入して泡状の薬剤をS状結腸部・直腸に噴射する薬です。
到達範囲が限られているので、到達できる箇所に病変がある場合にのみ使用されます。

レクタブルってどうやって効くの?

レクタブルの有効成分のブデソニドは、副腎皮質ステロイドに分類される薬です。

ステロイドは、免疫系統の活性を鎮めることができる薬です。
それにより、炎症や発疹・発赤といった症状を鎮めます。

潰瘍性大腸炎は、大腸の表面に連続的に炎症が見られる病態なので、その炎症を鎮めることを期待してステロイドが用いられます。

ちなみに、潰瘍性大腸炎の自覚症状としては、下痢・軟便、血便、腹痛、体重減少、全身倦怠感、発熱、食欲不振などがあります。
まだ原因は判明していない病気で、食生活の変化(欧米化)や自己免疫反応の過剰現象などが原因ではないかと考えられています。

経腸フォームのメリット

いままでにも、潰瘍性大腸炎の治療薬として、ステロイドは用いられていましたが、経口剤、注腸剤、坐剤、注射剤しかありませんでした。

経口剤・注射剤は、全身にステロイドがまわるので、他の部位に対して副作用リスクが高かったです。
経腸剤・坐剤は全身にまわるステロイド量を減らすことはできますが、投与後薬液が肛門からこぼれないように、一定時間うつぶせでいる必要があり、面倒でした。

そこで、開発されたのが、経腸フォーム剤です。
肛門から用いるのですが、フォームつまり泡状の薬剤が噴射されるので、立位であっても薬液がもれにくい性質をもっています。

レクタブルの用法・用量

【用法及び用量】
通常、成人には1回あたり1プッシュ(ブデソニドとして2mg)、1日2回直腸内に噴射する。
〈用法及び用量に関連する使用上の注意〉
本剤投与中は患者の病態を十分観察し、投与開始6週間を目安に本剤の必要性を検討し、漫然と投与を継続しないこと。
引用:レクタブル注腸フォーム 添付文書

レクタブルは、1日2回使用するタイプの薬です。
立位でもたれてきにくく、うつ伏せのまま一定時間いるといった制限がないので、比較的かんたんに用いることができます。

レクタブルの副作用

レクタブルの副作用としては、血中コルチゾール減少・血中コルチコトロピン減少といった検査値異常が多く報告されています。
ステロイドの薬なので、そういった副作用が少なからずでてしまうようです。
他にも、高血圧、肝機能異常、痔、胃潰瘍、頭痛、不眠症、めまいといたステロイドによる副作用が生じる可能性があります。
ただ、注射剤や錠剤と比較すれば、全身に曝露されるステロイドの量は低いので、全身副作用が生じる可能性は低くなっています。

使用していて、体調悪化や違和感を感じるようであれば、医師に相談するようにしましょう。

レクタブルの注意点

ステロイド剤は、免疫反応を低下させることで炎症を鎮めます。
なので、免疫反応低下に伴う、細菌感染・ウイルス感染に注意が必要です。

水痘(みずぼうそう)や麻しんにかかってしまう可能性があるので、事前に予防接種を受けておく必要があります。
また投与中は、生ワクチンの摂取により、その病気にかかってしまう危険性があるので、リスクとメリットを天秤にかけて判断する必要があります。
他にも、B型肝炎ウイルスが再燃する可能性があるので、過去キャリアだった方は注意が必要です。

経腸フォーム剤特有の注意として、可燃性の高圧ガスを含んでいる製剤なので、火の近くでは使用しないようにしましょう。
また、高温の環境では爆発する可能性があるので、直射日光の当たる箇所、車のなか、ストーブなどの暖房器具の近くでは保管しないようにしましょう。

まとめ

レクタブル経腸フォームは、副腎皮質ステロイド剤である有効成分ブデソニドの薬です。
潰瘍性大腸炎の治療薬として用いられます。

その特徴は、経腸フォームつまり肛門から使用する泡状の薬剤で、今ままでの坐剤や経腸液では困難だった立位での投与が可能であり、患者さんの利便性向上に一役買うこと間違いなしです。

医師の指示どおり使用するようにしましょう。

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