【スミルスチック(フェルビナク)】って?効果効能・副作用を紹介!

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はじめに

塗るタイプの痛み止め薬として、スミルスチックという薬があります。
手軽に使用することができるので、高齢者の方をはじめとして結構多くの方に処方されているので、使ったことある人も多いのではないのでしょうか。

今回は、スミルスチックの効果効能、副作用や注意点について紹介していきます。

目次

スミルスチックってどんな薬?
スミルスチックの効果・効能
ナウゼリンの用法・用量
スミルスチックの特徴
スミルスチックの副作用・注意点
スミルスチックの薬価
容器の材質
OTCで売ってないの?
まとめ

スミルスチックってどんな薬?

スミルスチックは、経皮吸収型鎮痛・消炎剤です。簡単に言えば、皮膚に塗って痛みや炎症を抑える薬です。
1995年7月から販売されており、主に整形外科領域で用いられている薬です。

有効成分はフェルビナクです。
非ステロイド性の消炎鎮痛剤に分類されます。

名前の由来は、こちら。

Smooth(滑らかに)とMilitate(作用する)を合成しSUMILUと命名された。
引用:スミルスチック3% インタビューフォーム

※ 私は今の今までスミルス チック だと思ってました笑

スミルスチックの効果・効能

スミルスチックは、下記の効果効能があります。

[効能・効果]
下記疾患並びに症状の鎮痛・消炎
変形性関節症、筋・筋膜性腰痛症、肩関節周囲炎、腱・腱鞘炎、腱周囲炎、上腕骨上顆炎(テニス肘等)、筋肉痛、外傷後の腫脹・疼痛
引用:スミルスチック3% 添付文書

痛み止め!!って感じですね。

スミルスチックの作用の仕方

痛みはどこからやってくるのでしょうか?
物理的な刺激によるものや、生体内の化学物質の刺激によるものなどなど、多様なのですが、スミルスチックは生体内の化学物質刺激による痛みを抑えることができます。

痛みの原因となる主な化学物質は、プロスタグランジンと呼ばれるものです。
このプロスタグランジンは、アラキドン酸と呼ばれる物質から、シクロオキシゲナーゼ(COX)という酵素によって生成されます。

つまり、COXの働きを止めることができれば、痛み・炎症を引き起こすプロスタグランジンの生成を抑えることができそうです。

スミルスチックの有効成分フェルビナクは、このCOXの働きを抑えることができます。
ちなみに、COXの働きを抑えることができる薬の総称を、NSAIDsと呼びます。
NSAIDsとは、Non-Steroidal Anti-Inflammatory Drugsの略で、ステロイドではない抗炎症作用をもつ薬という意味です。

塗り薬の痛み止めのメリットとしては、痛み止め成分には消化管を障害する副作用があるのですが、患部に塗ることによってその影響を最低限に抑えることができる点があります。
痛み止めの薬が消化管を障害する理由はこちらを御覧ください。→鎮痛薬のロキソニンを飲むと、お腹・胃が痛くなることがあるのはなぜ?

スミルスチックの用法・用量

[用法・用量]
症状により、適量を1日数回患部に塗擦する。
引用:スミルスチック 添付文書

スミルスチックは、1日数回使用する薬です。
使用頻度に関しては、症状に応じて設定されるので、医師の指示に従うようにしましょう。

スミルスチックの特徴

スミルスチックの特徴として、一つ目は胃腸への負担が少ないことが挙げられます。
有効成分フェルビナクをはじめとした、NSAIDsは胃腸への障害作用を持っていますが、経口投与のNSAIDsよりも、局所塗布のほうが遥かにその副作用の可能性は低いです。

次に、患部以外への暴露がないということがあります。
胃腸への負担とも似ているのですが、患部にのみ使用するので、狙ったところにしっかりと効く、しかしながら別の部位にはあまり影響を与えないという点です。
むやみに薬に暴露する必要はないので、患部塗布での使用は安全性で大きなメリットがあります。
手にとって塗布するわけではないので、手への暴露もなくてすみます!

最後に、マッサージ効果が期待できる点です。
適度な硬さがある軟膏なので、塗布するときにマッサージ効果が期待できます。

この3点が、スミルスチックの特徴です。

スミルスチックの副作用・注意点

使ったらちゃんとキャップをするようにしてください。
キャップをしめないと、薬剤が揮発してしまいもろくなり、使用できなくなってしまいます。

また、どこにでも使えるわけではなくて、眼及び粘膜には使用しないようにしてください。
他にも、皮膚が傷ついていたりすると、そこに薬がしみてひりひりすることがあります。避けて使うとよいでしょう。

副作用として報告されているのは、そう痒、皮膚炎、発赤、接触皮膚炎、刺激感、水疱などの皮膚症状が主です。
貼り薬や塗り薬は、肌の強さや成分に対する反応の仕方で、副作用がでる人とでない人が別れます。
こういった症状があれば、我慢して使うのではなくて、使用を中止して医師に別の薬がないか相談することを、おすすめします。

スミルスチックの薬価

薬価は7.3円/gです。
40g/本なので、292円ですね。
お安い薬の部類かと思われます。

容器の材質

容器は、本体とキャップがポリプロピレンで、中皿がポリエチレンで作られています。
容器をくるんでいるアルミ袋は、ポリエステル、ポリエチレン、アルミで作られています。
廃棄する際には、各自治体の仕分けに基づいて廃棄するようにしてください。

OTCで売ってないの?

スミルスチックという商品名では売られていませんが、フェルビナクを有効成分とするOTCの塗り薬として、ゼノールシリーズがあります。
※ゼノールチックEにはフェルビナクは含まれていないので注意してください。

まとめ

スミルスチックは、経皮吸収型の痛み止めです。
有効成分はフェルビナクで、NSAIDsに分類される薬です。
痛み・炎症の原因となる、プロスタグランジンを製造するシクロオキシゲナーゼ(COX)の働きを抑えることで、鎮痛作用を発揮します。

胃腸系への負担が少ないのと、患部以外に薬剤の暴露が少ないこと、マッサージ効果が期待できることがメリットとして挙げられます。
使用に際しては、医師の指示に従って使用するようにしましょう。

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