【バイアグラ(シルデナフィル)】って?効果効能・副作用を紹介!

はじめに

バイアグラは、勃起不全の治療に用いられる薬です。
有効成分は、シルデナフィルです。

今回は、バイアグラの効果効能、副作用や注意点について紹介します。

目次

バイアグラってどんな薬?
バイアグラってどうやって効くの?
バイアグラの用法・用量
バイアグラの副作用
バイアグラの注意点
まとめ

バイアグラってどんな薬?

バイアグラは、有効成分シルデナフィルの、勃起不全を解消する薬です。
日本では、普通錠が1999年3月に、ODフィルムが2016年10月に販売開始されました。

効能又は効果
勃起不全(満足な性行為を行うに十分な勃起とその維持が出来ない患者)
引用:バイアグラ 添付文書

バイアグラってどうやって効くの?

バイアグラの有効成分シルデナフィルは、陰茎海綿体に存在するPDE(ホスホジエステラーゼ)5を、選択的に機能抑制することで、効果を発揮します。

この効果の詳細を説明する前に、勃起についてどうして起こるのかを簡単に説明します。
脳からの刺激が陰茎海綿体に伝わると、神経末端および海綿体内皮細胞からNO(一酸化窒素)が発生します。
NOは陰茎海綿体内に作用してcGMP(サイクリックGMP)という細胞内伝達物質を増やします。
cGMPは、海綿体平滑筋を弛緩させることで、血流を陰茎に流しこみ、勃起状態を作ります。

PDE(ホスホジエステラーゼ)5は、cGMP(サイクリックGMP)を分解することで、勃起状態を抑えていきます。
勃起不全の患者さんは、そもそもの脳の刺激が少なく、cGMPが少ないので、すぐにPDE5で分解されることで勃起が継続しません。
バイアグラは、PDE5の作用を抑制することで、cGMPを分解させなくし、勃起状態を継続させる効果があります。

バイアグラの用法・用量

用法及び用量
通常、成人には1日1回シルデナフィルとして25mg~50mgを性行為の約1時間前に経口投与する。
高齢者(65歳以上)、肝障害のある患者及び重度の腎障害(Ccr<30mL/min)のある患者については、本剤の血漿中濃度が増加することが認められているので、25mgを開始用量とすること。
1日の投与は1回とし、投与間隔は24時間以上とすること。
引用:バイアグラ 添付文書

性行為の1時間前に使用することで効果を発揮します。
高齢者につかうときは、少量から開始します。

また、一度使用したら24時間以上はあけてください。

バイアグラの副作用

主な副作用として、ほてり感・頭痛・消化不良・動悸があります。
心臓に負担がかかる薬なので、使用していて違和感感じたら、使用中止して医師に相談してください。

まれに、持続勃起症が生じる可能性があります。
勃起状態が6時間以上持続し、痛みを伴う状態を指し、すぐに処置を行わないと陰茎組織の損傷、二度と勃起しなくなる可能性があります。
なので、勃起が4時間以上持続した場合は、すぐに医師の診断をうけてください。

バイアグラの注意点

バイアグラには、一緒に服用してはいけない薬が存在します。

硝酸剤及びNO供与剤(ニトログリセリン、亜硝酸アミル、硝酸イソソルビド等)
アミオダロン塩酸塩(アンカロン錠)
sGC刺激剤 リオシグアト(アデムパス)

服用している薬は、お薬手帳などを利用して、しっかり管理するようにしましょう。
医師や薬剤師に、毎回確認してもらうようにしてください。

また、バイアグラは服用しては行けない患者さんも数多く設定されているので、通販サイトでも売っていますけど、医師の受診をしてから薬局で購入することをおすすめします。

まとめ

バイアグラは、勃起不全症の治療薬として用いられる薬です。
有効成分シルデナフィルは、陰茎海綿体に作用して、勃起を持続させることができます。

通販サイトでも購入できますが、一緒に服用してはいけない薬や、そもそも服用してはいけない方が設定されている薬ですので、医師の診察の元で処方してもらったほうがよいかと思います。

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