【ゾレア(オマリズマブ)】って?効果効能・副作用を紹介!

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はじめに

気管支喘息・蕁麻疹の治療薬に注射薬のゾレアというのがあります。

ゾレアがどのような特徴、作用機序、副作用があるのか説明していきます。

目次

ゾレアとは?
ゾレアの用法・用量
ゾレアの作用機序
ゾレアの副作用
まとめ

ゾレアとは?

ゾレアとは、ヒト化抗ヒトIgEモノクローナル抗体であるオマリズマブを有効成分とした、気管支喘息・特発性の慢性蕁麻疹の薬です。
ノバルティスが製造販売しており、2009年3月に発売が開始されました。
アマリズマブは分子量約149,000、アミノ酸1,338残基の糖たんぱく質です。

気管支喘息の患者さんのうち、既存の治療(β2刺激薬、ステロイドなど)においても、発作をコントロールできない難治性の患者さんに用いられます。
また、H1ブロッカーの薬で効果が不十分な蕁麻疹の患者さんにも用いられます。

ゾレアのターゲットであるIgEというのは免疫グロブリンの一つで、気管支喘息・蕁麻疹を始めとするアレルギー患者さんで、血中濃度が濃くなっている傾向があります。
IgEが増えると、マスト細胞や好塩基球という血中の細胞から、サイトカインが分泌され、血管拡張や炎症反応が生じて、喘息発作・蕁麻疹が生じることがあります。

ゾレアの用法・用量

気管支喘息の場合、投与する量は、体重と投与前の血清中の総IgE濃度に応じて決まります。
基本的にはIgEの量が多い場合には2週間毎に投与、少ない場合は4週間毎に投与となっています。

特発性の慢性蕁麻疹の場合は、1回300mgを4週間毎に投与して治療していきます。

ゾレアの作用機序

IgEの受容体に対する結合位置を認識し、受容体の代わりに結合して、IgEの効力をなくす効果があります。
それにより、好塩基球や肥満細胞から放出されるヒスタミンなどの炎症を引き起こす物質の放出を抑制して、アレルギー反応を阻止します。

少し細かく説明するとこんな感じです。

IgEの肥満細胞・好塩基球の活性化方法

人の免疫を担う細胞の一つであるB細胞からIgEは放出されます。
放出されたIgEは、肥満細胞や好塩基球の細胞表面上にあるFcεRIに結合して、活性化させヒスタミンなどの炎症を起こす物質(炎症性メディエーター)を放出させます。

ゾレアはIgEのどこにくっつく?

ゾレアは、IgEのFcεRI 結合部位である Cε3 領域に特異的に結合する性質を持っています。
IgEとゾレアが結合した複合体は、FcεRIにくっつくことができなくなるので、炎症性メディエータの放出を阻止する効果があります。

また、IgEの放出そのものを抑える効果もあり、全体的にアレルギー反応を抑える効果もあります。

ゾレアの副作用

ゾレアの副作用として報告されているのは、下記のとおりです。

  • 注射部位が赤くなる
  • 注射部位のかゆみ
  • 注射部位が腫れる、熱を持つ
  • 注射部位が痛む、出血する
  • 蕁麻疹、倦怠感

注射剤ならではの副作用が報告されているようです。
他にも、頭痛などが報告されています。

まとめ

ゾレアは気管支喘息・蕁麻疹の治療薬です。

気管支喘息の患者さんのうち、今までのステロイド薬、β2刺激薬によって発作をコントロールできなかった患者さんに対して用いられる注射の薬です。
投与間隔は、血清中のIgEの量に応じて、2週間もしくは4週間間隔で使用されます。

慢性蕁麻疹患者さんのうち、H1ブロッカーの薬で効果不十分な方に用いて、4週間毎に投与する方法で使用されます。

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