【ジーンプラバ(ベズロトクスマブ)】って?効果効能・副作用を紹介!

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はじめに

ジーンプラバは、抗Clostridium difficileトキシンBヒトモノクローナル抗体の注射薬です。
有効成分は、ベズロトクスマブで、2017年9月に製造販売承認を日本で取得した薬です。

今回は、ジーンプラバについて効果効能、副作用や注意点について紹介していきたいと思います。

目次

ジーンプラバってどんな薬?
ジーンプラバってどうやって効くの?
ジーンプラバの用法・用量
ジーンプラバの副作用
ジーンプラバの注意点
まとめ

ジーンプラバってどんな薬?

ジーンプラバは、クロストリジウム・ディフィシル感染症の再発抑制に用いられる薬です。
有効成分名は、ベズロトクスマブ。点滴として用いられます。

効能又は効果
クロストリジウム・ディフィシル感染症の再発抑制

効能又は効果に関連する使用上の注意
【臨床成績】の項の内容を理解した上で、クロストリジウム・ディフィシル感染症の既往がある等、再発リスクが高いと判断した患者を対象とすること。
引用:ジーンプラバ 添付文書

クロストリジウム・ディフィシル感染症とは?

クロストリジウム・ディフィシルとは、芽胞形成する嫌気性のグラム陽性桿菌で、感染することにより、腸において、トキシンAおよびトキシンBを放出します。
この状況を、C. difficile 感染症(CDI)と呼びます。

これらのトキシンは、腸上皮細胞の損傷および炎症を引き起こし、機能を破壊します。すると、下痢を引き起こすことがわかっています。
この下痢には程度があり、軽度から激しい水溶性の下痢まであり、重篤な場合だと、脱水症状により死に至る可能性があります。
特に、免疫・生理機能が低下した高齢者では重篤になる可能性が高いです。

ジーンプラバの有効成分って?

クロストリジウム・ディフィシル トキシンBに対する遺伝子組換えヒトIgG1モノクローナル抗体です。
具体的には、449個のアミノ酸残基からなるH鎖(γ1鎖)2本、215個のアミノ酸残基からなるL鎖(κ鎖)2本で構成される糖タンパク質です。


引用Antibody.png

こちらが、抗体の図になります。
Y字型をしており、H鎖2本とL鎖2本で形作られています。
濃い色のほうの鎖がH鎖、薄い短いやつがL鎖です。さきっぽ部分で、抗原と結合する性質を持ちます。

ジーンプラバってどうやって効くの?

有効成分のベズロトクスマブは、抗Clostridium difficileトキシンBヒトモノクローナル抗体に分類されます。

前述の通り、クロストリジウム・ディフィシルから放出される毒素はトキシンAとトキシンBがありますが、ベズロトクスマブはトキシンBを無効化する効果を持ちます。

ベズロトクスマブは、抗体の医薬品です。
抗体は、もともと生物のB細胞が産生するタンパク質で、体外の異物や病原菌(抗原)と結合して、その効力を失わせるとともに、異物来たぞやばい!と免疫反応をスタートさせる役割を持っています。
結合できる抗原は、抗体ごとにきまっています。
ベズロトクスマブは、トキシンBと特異的に結合することで、その効力を失わせることができるということです。

ちなみに、ベズロトクスマブは、トキシンBの無害化することはできますが、細菌じたいを殺すことはできません。
なので、ベズロトクスマブ使用するときは、クロストリジウム・ディフィシルそのものを殺せる抗生物質を併用することとされています。

ジーンプラバの用法・用量

用法及び用量
通常、成人にはベズロトクスマブ(遺伝子組換え)として10mg/kgを60分かけて単回点滴静注する。

用法及び用量に関連する使用上の注意
本剤の使用に際しては、次の点に注意すること。
1.クロストリジウム・ディフィシル感染症に対する治療は、別途適切に行うこと。
2.本剤は、クロストリジウム・ディフィシル感染症に対する治療施行中に投与すること。
3.本剤を複数回投与した場合のベネフィット・リスクは不明である。
引用:ジーンプラバ 添付文書

ジーンプラバは点滴として用いる薬です。
体重に応じて投与量を定め、1時間かけて点滴で投与します。

前述の通り、クロストリジウム・ディフィシルが分泌するトキシンBを中和(無害化)する薬なので、クロストリジウム・ディフィシルそのものに対する抗生物質投与などの治療を一緒におこなう必要があります。

ジーンプラバの副作用

報告されている副作用として、悪心・頭痛・疲労などがあります。
投与中や投与後に体調悪化あれば、医師や看護師に相談するようにしましょう。

ジーンプラバの注意点

この薬は、病院・診療所で医師や看護師、薬剤師が調製する必要があります。
体重に応じた有効成分量を、生理食塩液又は5%ブドウ糖注射液を含む点滴バッグに加えて希釈してから用いられます。

投与してはいけない方として、過去にこの薬を使用して、アレルギーやアナフィラキシーショックといった過敏症状を示した方には使用することができません。

まとめ

ジーンプラバは、クロストリジウムディフィシルが産生するトキシンBを中和することで、小腸上皮細胞の損傷や炎症を抑え、下痢をはじめとする感染症状を軽減する効果を持ちます。

有効成分はベズロトクスマブで、抗体医薬品です。
点滴投与することで効果を発揮します。

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