はじめに
ナパゲルンは、痛み止め・消炎の目的で用いられる塗り薬です。
軟膏タイプ、クリームタイプ、ローションタイプが販売されており、部位や症状によって医師の選択により用いられます。
今回は、ナパゲルンの効果効能、副作用や注意点について紹介していきます。
目次
ナパゲルン軟膏・クリーム・ローションってどんな薬?
ナパゲルン軟膏・クリーム・ローションってどうやって効くの?
ナパゲルン軟膏・クリーム・ローションの用法・用量
ナパゲルン軟膏・クリーム・ローションの副作用
ナパゲルン軟膏・クリーム・ローションの注意点
まとめ
ナパゲルン軟膏・クリーム・ローションってどんな薬?
ナパゲルンは、有効成分フェルビナクで、外用の痛み止め・消炎剤として用いられます。
日本では、軟膏・クリーム・ローションともに2008年6月に、販売が開始されました。
効能又は効果
下記疾患並びに症状の鎮痛・消炎
変形性関節症
筋・筋膜性腰痛症
肩関節周囲炎
腱・腱鞘炎
腱周囲炎
上腕骨上顆炎(テニス肘等)
筋肉痛
外傷後の腫脹・疼痛
引用:ナパゲルン軟膏 添付文書
ナパゲルン軟膏からの引用ですが、クリーム・ローションともに同じ効果効能を有しています。
どの製剤を使うかは、症状や部位によって医師が選択するので、それに従うようにしてください。
さまざまな痛みの症状に用いられます。
ナパゲルン軟膏・クリーム・ローションってどうやって効くの?
ナパゲルンの有効成分フェルビナクは、痛みの原因となる物質である【プロスタグランジン】の合成を抑制する効果があります。
プロスタグランジンは、シクロオキシゲナーゼ(COX)という酵素によって作られますが、このCOXを阻害する効果をフェルビナクはもっています。
そのため、痛み・炎症を鎮める効果を有しています。
ナパゲルン軟膏・クリーム・ローションの用法・用量
用法及び用量
症状により、適量を1日数回患部に塗布する。
引用:ナパゲルン軟膏 添付文書
こちらも、軟膏・クリーム・ローションすべて同じ用法用量となります。
1日数回使用患部に塗布する薬です。
何回使うかは症状に応じてで、医師から指示がでると思うので、それに従ってください。
ナパゲルン軟膏・クリーム・ローションの副作用
主に報告されている副作用は、そう痒・皮膚炎・発赤などの皮ふ障害です。
こういった症状が出る場合には、医師に相談するようにしましょう。
頻繁に使うなどすると、こういった症状があらわれやすいので、適宜様子を見ながら使うというのも一つの手です。
ナパゲルン軟膏・クリーム・ローションの注意点
眼及び粘膜に対しては、刺激感が強いのと・吸収量が増し全身副作用がでる懸念が高いため、使用してはいけません。気を付けましょう。
まとめ
ナパゲルンは、有効成分フェルビナクで、さまざまな部位の痛み止め・抗炎症剤として用いられます。
軟膏とクリームとローションタイプがあり、部位や症状によって使い分けて使用されます。
使用に際しては医師の指示通り使い、違和感や症状悪化がみられるようであれば、使用を中止して医師に相談するようにしましょう。
コメント
この記事へのトラックバックはありません。
この記事へのコメントはありません。