エボラ出血熱がアフリカを周辺に猛威を振るっていますが、知っておいた方がよいエボラ出血熱の情報について紹介します。
エボラ出血熱とは
エボラ出血熱は、フィロウイルス科エボラウイルス属のウイルスが原因となり発症する急性のウイルス性感染症です。
致死率は80%程度ということもあり、かなり危険なウイルスです。
感染すると、体を形作るタンパク質を分解し、高熱や出血を伴い最悪の場合死に至ります。
エボラ出血熱はどうしてかかるの
エボラ出血熱の感染経路は、感染者の血液や分泌物、唾液などの飛沫が感染源となります。
感染力は強いのですが、空気感染ではなく、接触感染なので、ウイルスに汚染された物質に触らなければ感染はしないとされています。
また、石鹸やアルコールには弱いので先進国で爆発的に広まることはないとされています。
とはいえ、人口密集地の東京とかでは感染が進みそうな気もしますが・・・
治療方法
エボラ出血熱の治療方法は、現在でも確立はされていないです。
脱水症状の是正のための点滴や、鎮痛剤などでの対症両方しか確立されていません。
そのため致死率がかなり高くなっています。
ZMapp(ジーマップ)
最近の爆発的な感染においては、まだ認可されていない段階の治療剤『ZMapp(ジーマップ)』が使用されました。
効き目があるかどうかについては、米国2名に使用したところ回復したという結果もあれば、スペイン人1名に使用しても亡くなってしまったという両方の結果があり、詳しくはわからないところです。個人的な意見を述べると、やはり回復した結果があるので、期待は出来る薬かなと思います。
ただ、この薬、備蓄量もほぼほぼなく(研究段階なので当たり前。。。)生産体制も築かれていないので、爆発的な感染拡大、いわゆるパンデミックに対しては、対応出来ないのではないかと思います。
感染拡大を防ぐ手立ては、物理的な隔離だと思いますので、現地の方々には頑張って欲しいところです。
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