はじめに
プロペトは、軟膏剤の基材(ベースになる素材)として用いられる他、皮ふの保護剤として用いられる塗り薬です。
成分は、白色ワセリンとなります。
今回は、プロペトについて、その効果効能、副作用や注意点について紹介します。
目次
プロペトってどんな薬?
プロペトってどうやって効くの?
プロペトの用法・用量
プロペトの副作用
プロペトの注意点
まとめ
プロペトってどんな薬?
プロペトは油性の軟膏基材として用いられる薬です。
日本では、1955年9月から販売が開始されました。
効能・効果
眼科用軟膏基剤、一般軟膏基剤として調剤に用いる。また、皮膚保護剤として用いる。
引用:プロペト 添付文書
プロペトは、それ単体では皮ふの保護剤として用いられます。
油分が少なく乾燥気味の肌に対して使用することで、水分の蒸発を防ぐので、保湿効果が期待できます。
かさかさの乾燥肌に用いられるイメージです。
また、他の軟膏やクリームなどと混合しても用いられます。
ステロイド外用薬の濃度を薄めたいとき、保湿効果も加えたいときなど様々です。
プロペトってどうやって効くの?
プロペトは、白色ワセリンを精製した基材です。
白色ワセリンは、油性の軟膏であり、肌に使用することで、肌からの水分の蒸発を防ぐ作用をもちます。
プロペトの用法・用量
定められた用法用量はありません。
医師がその症状から判断して、使用回数を設定します。
プロペトの副作用
副作用として、接触皮膚炎があります。
プロペトが体に合わなかったときなどになります。
使用していて、違和感や症状悪化あれば、使用を中止して医師に相談するようにしましょう。
プロペトの注意点
プロペトは眼科用の軟膏基材としても用いられますが、眼科用として用いる場合は、必ず滅菌処理を施さなくてはなりません。
そのため、眼科用ではないものについては、眼には用いることができませんので、注意してください。
まとめ
プロペトは、白色ワセリンを精製した医薬品です。
他の軟膏やクリームなどとまぜて使用したり、それ単体で保湿効果を期待して皮ふに使用します。
使用に際しては、医師の指示通りに使うようにしましょう。
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