ビタミンDは、脂溶性ビタミンに分類されるビタミンで、足らないと骨が柔らかくなる病気「骨軟化症」を引き起こします。
今回は、ビタミンDについて説明していきたいと思います。
ビタミンDの働き
ビタミンDは、小腸でカルシウム結合タンパク質の合成を盛んにし、カルシウムの吸収を促進する働きを持ちます。
また、血中のカルシウム濃度を正常範囲に維持する役割を持ちます。
また、ビタミンDの面白い特徴として、ヒトの体内で作り出すことができます。
そもそも、ビタミンとはヒトの体内で作り出すことのできないが、必要な栄養素を指すのですが、ビタミンDは例外です。
日光に当たることで、紫外線を用いてビタミンDを7-デヒドロコレステロールから作り出すことができます。
なので、日光浴というのは、リフレッシュだけでなく、生体の機能維持にも大事な役割を果たすと言えます。
ビタミンDを多く含む食品
- しらす干し
- いわし
- にしん
- すじこ
魚に多く含まれている傾向があるようですね。
ビタミンDの欠乏症
ビタミンDが欠乏すると、幼児の場合骨格の異常である「くる病」が、成人ですと「骨軟化症」が生じます。
骨粗しょう症の原因にもなる場合があります。
また、骨折しやすくなるといった報告もあるようです。
ビタミンDの過剰症
ビタミンDが過剰にあると、高カルシウム血症や腎障害がおこることがありますが、普段の食生活をしている場合、過剰症になる危険性はほとんどないと言われていますが、サプリメントを過剰摂取してしまうと起こる可能性があります。
まとめ
ビタミンDは、不足しがちな栄養素の一つとされています。
ビタミンDを多く含む食品を取ることはもちろんのこと、日光浴を積極的に行うことも、欠乏症にならないために大事とされています。
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