【エコリシン眼軟膏】って?効果効能・副作用を紹介!

はじめに

エコリシン眼軟膏は、エリスロマイシンラクトビオン酸塩とコリスチンメタンスルホン酸ナトリウムを有効成分とする抗生物質軟膏です。

ものもらいや角膜炎などの細菌感染による眼の病気に対して用いられます。

今回は、エコリシン眼軟膏について、その効果効能、副作用や注意点について紹介します。

目次

エコリシン眼軟膏ってどんな薬?
エコリシン眼軟膏ってどうやって効くの?
エコリシン眼軟膏の用法・用量
エコリシン眼軟膏の副作用
エコリシン眼軟膏の注意点
まとめ

エコリシン眼軟膏ってどんな薬?

エコリシン眼軟膏は、抗生物質を2種類含んだ軟膏です。
眼軟膏なので、眼のなか・周囲に使用することができます。

日本では1970年7月に販売開始されました。

効能又は効果
<適応菌種>
エリスロマイシン/コリスチン感性菌
<適応症>
眼瞼炎、涙嚢炎、麦粒腫、結膜炎、角膜炎(角膜潰瘍を含む)
引用:エコリシン眼軟膏 添付文書

エコリシン眼軟膏ってどうやって効くの?

エコリシン眼軟膏は、エリスロマイシンとコリスチン、2つの有効成分を含みます。

エリスロマイシン

エリスロマイシンは、細菌のタンパク質合成を抑制することで、抗細菌活性をもたらします。
マクロライド系抗生物質に属するエリスロマイシンは、タンパク質合成の組織である70Sリボソームの一部分50Sサブユニットに結合して、その働きを失わせます。

ちなみに、人間にもリボソームはありますが、種類が異なるため、人間のタンパク質合成は邪魔しません。

コリスチン

コリスチンは、陽イオン性界面活性剤であり、細菌の細胞膜を傷つけることにより、殺菌的に働きます。

エコリシン眼軟膏の用法・用量

用法及び用量
1日数回点眼する。
引用:エコリシン眼軟膏 添付文書

エコリシン眼軟膏は、1日数回眼に使用します。
回数の指示が医師からある場合は、それに従うようにしてください。

なければ、朝・昼・夕・寝る前くらいで使用するとよいでしょう。

医師の指示と異なる場合は医師の指示を優先するようにしてください。

エコリシン眼軟膏の副作用

副作用の発現頻度を確かめる試験は実施していません。
ですが、副作用としては、眼瞼炎、眼瞼皮膚炎、そう痒感といった過敏症や、結膜充血の可能性があります。

使用していて違和感や症状悪化あれば、医師に相談するようにしてください。

エコリシン眼軟膏の注意点

エコリシン眼軟膏は点眼用のみに使用するので、他の部位の細菌感染には用いません。
化膿症状があるからといって、使用しないようにしましょう。

まとめ

エコリシン眼軟膏は、エリスロマイシンとコリスチンの2つの有効成分を含む抗生物質軟膏です。
眼の細菌感染に用いられます。また、眼以外の部位には原則使用しません。

使用に際しては、医師の指示に従って使用するようにしてください。

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