【オノンカプセル・ドライシロップ(プランルカスト)】って?効果効能・副作用を紹介!

はじめに

オノンは、アレルギー性鼻炎・気管支喘息の治療に用いられる薬です。
有効成分はプランルカストです。

現在のところ、カプセルとドライシロップが販売されています。
今回は、オノンの効果効能、副作用と注意点について紹介します。

目次

オノンってどんな薬?
オノンってどうやって効くの?
オノンの用法・用量
オノンの副作用
オノンの注意点
まとめ

オノンってどんな薬?

オノンは、有効成分プランルカストの抗アレルギー薬です。
日本では、カプセル・ドライシロップともに、2006年1月に販売開始されました。

効能又は効果
気管支喘息
アレルギー性鼻炎
引用:オノン 添付文書
※カプセル・ドライシロップともに、同じ効果効能です。

気管支喘息、アレルギー性鼻炎ともに、アレルギー性の病気という点で共通しています。

オノンってどうやって効くの?

オノンの有効成分プランルカストは、ロイコトリエンというアレルギー性関連物質の受容体に結合して、その作用を抑える効果をもちます。

ロイコトリエンは、気道の炎症と気道の過敏性を上げることで、気道収縮を引き起こし、気管支喘息を誘発させます。
また、血管透過性の亢進、好酸球湿潤により鼻閉を、鼻粘膜過敏性亢進により、鼻水やくしゃみを誘発し、アレルギー性鼻炎の症状を起こします。

なので、ロイコトリエンの作用を抑えることで、

オノンの用法・用量

用法及び用量
通常、成人にはプランルカスト水和物として1日量450mg(本剤4カプセル)を朝食後及び夕食後の2回に分けて経口投与する。
なお、年齢、症状により適宜増減する。
引用:オノンカプセル 添付文書

用法及び用量
通常、小児にはプランルカスト水和物として1日量7mg/kg(ドライシロップとして70mg/kg)を朝食後および夕食後の2回に分け、用時懸濁して経口投与する。なお、年齢、症状により適宜増減する。1日最高用量はプランルカスト水和物として10mg/kg(ドライシロップとして100mg/kg)とする。ただし、プランルカスト水和物として成人の通常の用量である450mg/日(ドライシロップとして4.5g/日)を超えないこと。
体重別の標準投与量は、通常、下記の用量を1回量とし、1日2回、朝食後および夕食後に経口投与する。
12kg以上18kg未満:0.5g(プランルカスト水和物として50mg)
18kg以上25kg未満:0.7g(プランルカスト水和物として70mg)
25kg以上35kg未満:1.0g(プランルカスト水和物として100mg)
35kg以上45kg未満:1.4g(プランルカスト水和物として140mg)
引用:オノンドライシロップ 添付文書

成人に対しては、嚥下能力(飲み込み)に問題なければ、オノンカプセルが用いられ、通常量は1日4カプセルを朝食後と夕食後の2回に分けて服用する用法です。

小児に対しては、体重ごとに1回量を定め、朝食後と夕食後に分けて服用します。
ただし、どんなに体重が重くても、大人の量である1日量プランルカストとして450mgは超えないことと定められています。

医師の指示と異なる場合は医師の指示を優先するようにしてください。

オノンの副作用

オノンの副作用として報告されているのは、吐き気や発疹・そう痒感・下痢・胃部不快感などです。

使用していて、体調悪化や違和感あれば、医師に相談するようにしてください。

自己判断で中止せず、気になることあれば、医師に相談しましょう。

オノンの注意点

オノンは、気管支喘息の発作を鎮める効果はないので、発作がでる方は発作用の薬が必要となります。
また、飲み忘れなどあると、発作の可能性があがってしまうので、飲み忘れないように注意が必要です。

まとめ

オノンは、アレルギー性鼻炎や気管支喘息の治療に用いられる薬です。
有効成分プランルカストで、ロイコトリエンの受容体をブロックし、アレルギーの誘発を抑える効果を発揮します。
但し、すでにでている気管支喘息の発作を抑えることはできない点に注意が必要です。

使用に際しては、医師の指示に従って使用するようにしてください。

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