はじめに
プレドニン眼軟膏は、目の周辺・外眼部及び前眼部の目の炎症を鎮める効果があるステロイド外用薬です。
目の表面に塗布してもよいように、無菌(菌がいない状態)で作られています。
今回はプレドニン眼軟膏の効果効能、副作用や注意点について紹介します。
目次
プレドニン眼軟膏ってどんな薬?
プレドニン眼軟膏って何の病気に使えるの?
プレドニン眼軟膏ってどうやって効くの?
プレドニン眼軟膏の一般的な使う量と回数
プレドニン眼軟膏の副作用
プレドニン眼軟膏で気を付けることは?
プレドニン眼軟膏のジェネリック(GE)ってあるの?
プレドニン眼軟膏の市販薬(OTC)ってあるの?
まとめ
関連する情報
プレドニン眼軟膏ってどんな薬?
プレドニン眼軟膏は、目の表面に塗布してもよい、ステロイドの外用薬です。
有効成分は、プレドニゾロン酢酸エステルです。
1958年5月に販売が開始されました。
効能・効果
外眼部及び前眼部の炎症性疾患の対症療法(眼瞼炎,結膜炎,角膜炎,強膜炎,上強膜炎,前眼部ブドウ膜炎,術後炎症)
引用:プレドニン眼軟膏 添付文書
プレドニン眼軟膏って何の病気に使えるの?
プレドニン眼軟膏は、目の周囲・目の内部の炎症性疾患に用いられます。
結膜炎や手術後の炎症などに用いられます。
プレドニン眼軟膏ってどうやって効くの?
プレドニン眼軟膏の有効成分プレドニゾロン酢酸エステルはステロイドの外用薬です。
ステロイド外用薬は、使用した部位の細胞に浸透し、核という遺伝子が格納されている場所に作用して、リポコルチンと呼ばれるタンパク質の合成を促進させます。
リポコルチンは、プロスタグランジンやトロンボキサン、ロイコトリエンといった炎症に関与する物質の原料を作り出す【ホスホリパーゼA2】を阻害することで、炎症反応全体を鎮めることができます。
プレドニン眼軟膏の一般的な使う量と回数
用法・用量
通常,1日数回,適量を塗布する。
なお,症状により適宜増減する。
引用:プレドニン眼軟膏 添付文書
1日数回塗布します。
回数は症状に応じて医師が判断するので、それに従うようにしてください。
また、塗布する際ですが、手を使う場合は必ず塗布前に手を洗うこと、綿棒を使って塗布してもよいと思います。
目の中に塗布する場合は、眼球に直接塗布するのではなく、あっかんべーして、赤い箇所に塗布してください。
その後、目をしばらく閉じていてもらえば、全体に広がります。
プレドニン眼軟膏の副作用
副作用で報告されているのは、刺激感があります。
また、長期連用により、白内障や緑内障が生じることがあります。
長期連用を指示されている場合は、適宜検査を行うと思うので大丈夫だと思いますが、医師から指示がないまま、長期に連用することは控えてください。
使用していて、違和感や症状悪化あれば、医師に相談するようにしてください。
プレドニン眼軟膏で気を付けることは?
医師の使用指示は守ること
ステロイドの薬なので、医師からどのくらいの期間なのか、炎症静まったら中止してよいなどの指示がでることがあります。
こういった指示には、従うようにしてください。
長期につければつけるほど、副作用の可能性は高まるからです。
※
医師から継続的な使用を指示されている場合は、使用を継続してください。
そちらのほうが、副作用のリスクより、利益のほうが多いという医師の判断によります。
プレドニン眼軟膏のジェネリック(GE)ってあるの?
酢酸プレドニゾロン0.25%眼軟膏Tの名前ですでにジェネリックが販売されています。
希望する場合は、処方箋提出時に薬局にて、ジェネリック希望の旨を申しつたえてください。
医師から、先発医薬品でなければいけないといった指示が別途なければ、ジェネリックで提供することができます。
プレドニン眼軟膏の市販薬(OTC)ってあるの?
プレドニゾロン酢酸エステルを含んだ外用薬はいくつか販売されていますが、どれも眼軟膏ではありません。
眼に塗布するものは、現在のところ医療用医薬品のみとなっています。
まとめ
プレドニン眼軟膏はプレドニゾロン酢酸エステルを有効成分とする、ステロイドの眼軟膏です。
目の表面・内部の炎症を鎮める効果をもちます。
目の表面に塗布できるように、無菌で作られているのが特徴です。
使用に際しては医師の指示に従うようにして下さい。
関連する情報
ステロイドの眼軟膏
サンテゾーン0.05%眼軟膏
酢酸プレドニゾロン0.25%眼軟膏T
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