白斑症状を引き起こしたロドデノールってなんだっけ?

去年、使用すると皮膚が白くまだらになるとなどの症状が生じたため、カネボウ化粧品が自主回収を行ったロデドノールですが、どのようなものなのか調べて、まとめたいと思います。

ロデドノールとは?

ロデドノールは、カネボウ化粧品が開発したメラニン色素生成を抑制する効果があるとして、化粧品に用いられた物質です。
使用すると、皮膚が白くまだらになる症状(白斑)を引き起こすとされ、2013年7月に自主回収が行われました。

メラニンは、皮膚を黒くする原因となる物質です。太陽光線から人体を守るために必要なのですが、美白を望む女性からは疎ましがられてる存在です。メラニンはチロシンからチロシナーゼによってドパ、ドーパキノンを介して作られるとされています。ロデドノールは、このチロシナーゼの働きを抑えることで、メラニンの産生量を抑える効果があるとされています。

白斑は消えるの?

ロデドノールを使用することで生じた白斑症状ですが、現在までに報告されている作用機序等を鑑みると、時間が経つことで回復するのではないかと考えられています。ですが、ロデドノールに現在までに報告されていない別の作用機序があるとすると、もしかしたら永続的な白斑症状を引き起こしている可能性もゼロではありません。

まとめ

ロデドノールは、メラニンの生成を抑えることで美白効果が期待できる物質として、美白化粧品等に用いられた物質です。ですが、使用すると皮膚が白くまだらになる(白斑)症状を引き起こすために、自主回収されました。現在のところ、時間の経過によって白斑症状は解消されるだろうと考えられています。

なんにせよ、カネボウ化粧品は経過などをきちんと報告してほしいですね。

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