ビタミンCは、必須ビタミンの一つで、水に溶けやすい水溶性ビタミンの一つです。ヒトはビタミンCを作り出すことが出来ないので、必須ビタミンの一つとされています。ですが、霊長類・モルモット以外の動物はグルコースから作ることが出来るので、必須ビタミンとはされていません。生物の種類によって作れるか作れないか変わるのは面白いですね!
ビタミンC(別名:アスコルビン酸)を多く含む食品
- 柑橘系の果物
- いちご
- じゃがいも
- ピーマン
ビタミンCは壊れやすく、熱を加えたりすると壊れてしまうので注意が必要です。
ビタミンCの働き
役割 | 説明 |
---|---|
コラーゲン合成 | 筋肉、骨など体を形作るのに必要なコラーゲンを合成するのに必要です。 |
メラニン色素生成を抑制 | ビタミンCはメラニン色素を作る反応を抑え、メラニン色素を作りにくくします。 |
抗酸化作用 | 活性酸素による酸化から体を守る役目を果たします。 |
ビタミンCの欠乏症
コラーゲン不足により組織を維持できず、出血してしまう壊血病という病気になってしまうことがあります。コラーゲンを体内で生成するときに必要な反応の補酵素として、ビタミンCは利用されているためです。
ビタミンCの過剰症
水溶性ビタミンのため、過剰なビタミンCは尿中に排泄されてしまうので、10g/日程度では過剰症はないようです。しかしながら、一度に大量に摂取するとお腹が緩くなることもあるようです。
まとめ
ビタミンCは、アスコルビン酸とも言います。味は酸っぱいです。また水に溶けやすく・加熱に弱いため、調理過程で失われてしまうことも多いので、注意が必要です。柑橘系の食品に多く含まれています。
欠乏症の壊血症は、現代ではあまり生じない病気ですが、大航海時代に船上ではあまりビタミンCを摂取できる柑橘系の果物等を取る習慣がなかったため、壊血症で死んでしまう人も多かったようです。壊血症の原因がビタミンC不足ということが分かってからは、予防できるようになりました。
糖尿病の尿検査の際、検査前にビタミンCを取り過ぎてしまうと偽陰性(本当は陽性なのに、検査では陰性となってしまうこと)を起こすことがありますので、検査前には注意するようにしましょう。わざと陰性にするためにビタミンCを取る!!ということはしないようにしましょう笑 病気は早期発見が大事です!
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