はじめに
こんにちは、管理人のすぎもんです。
今回は、巷で話題、親知らずを抜いてきたので、その体験をまとめました!
抜いたことある方はあーそうだったな-と思い出に浸っていただき、まだ抜いたことない方は、ほげーそんなことするのかーと思っていただければ幸いです。
目次
抜くことになった経緯
病院着!受付!
問診というか状況把握
レントゲン
診察
麻酔
1本目右上親知らず抜歯
2本目右上親知らず抜歯
お薬
その後
まとめ
抜くことになった経緯
今回抜いたのは、上の左右の親知らず両方です。
さてさて、どうしてぬくことになってしまったのでしょうか。
抜くことになった親知らずは、他の歯と同じように生えており、いわゆる横向きに生えたり(水平埋伏智歯)、埋まっている(埋没智歯)というわけではありませんでした。
このケースの場合、問題なければそのまま抜かずに使用することが多いようです。
それでも抜くことになったのは、虫歯です。
一番奥の歯なので、ケアが疎かになり、虫歯にやられてしまいました。
かかりつけの歯医者から、「うーん。虫歯が神経にまで到達してるから、これは抜いたほうがいいねー」と勧められ、抜くこと。
ちなみに、上の親知らず両方共虫歯にやられていたので、2本とも抜いたほうがよいとのこと。
レントゲン撮影の結果、抜いたときに副鼻腔(上あごの上らへんにある空洞のこと)とつながる可能性があり、その場合は別の処置が必要になるので、口腔外科紹介するので、そちらで抜いたほうがよいとのことで、大病院の口腔外科の予約をとってもらいました。
こうして、親知らず抜歯の幕があけるのでした。。。
病院着!受付!
さて、当日!
とくに食べ物、飲み物制限もなく、というかとりあえず紹介状もって行ってとしか言われなかったので、何も考えず軽い気持ちでいきました。
ネットの事前情報で、初回はレントゲンと診察のみで実際の抜歯はまた後日という体験談が多かったので、自分もそうなんだろうなーと思ってました。
新患登録をすませて、口腔外科受付まで行ったのですが、やはり大病院は待ちますね。
この時点で到着から45分程度経過していたので。
日頃から大病院を受診されてる方は、この待ち時間大変だろうなー。と思いしらされました。
問診というか状況把握
一通り受付をすませて待っていたところ、看護師さんがやってきて状況把握のための質問をされました。
抜歯になった経緯、部位はどこか、痛みはあるか?、既往歴(過去の病気)、薬・食品アレルギーはあるかなどです。
その後、あらためて歯の様子を確かめたいとのことで、放射線科にてレントゲン撮影をお願いされました。
レントゲン
放射線科の受付票を口腔外科で頂き、放射線科に移動します。
こうした病院内の移動、まだ自分で自由にあるける私はそんな億劫には感じませんでしたが、足腰弱っている高齢者の方や車椅子の方は大変だろうなと思いました。
放射線科にて受付票を提出し、順番をまってると番号でよばれました。
そうそう、病院では基本的に番号で呼ばれます。
個人情報への配慮からだと思います。
また、ことあるごとにフルネームと生年月日の確認をされます。
別の方と検体取り違えたり、投薬ミスったりの医療事故を防ぐためとのことです。めんどくさいですが、協力しましょう!
今回のレントゲンは、回転パノラマエックス線撮影方式で行われました。
検査技師さんの指示の下、前歯で噛む小さめの使い捨てマウスピースを装着し、機械の前にたち、顎を台のうえにおき、頭をかるく拘束されて待機。
検査技師さんが部屋の外にでてしばらくすると、メロディーとともに機械が頭の周りを回転しだします。
色々な角度から複数のレントゲン写真をとり、それを合成することで、横に広いパノラマ写真をとることができます。
だいたい20秒程度でしょうか。機械がとまり、撮影終了となります。
準備から片付けまで含めて、撮影部屋に入ってから5分位で終了という感じでした。
診察
レントゲン撮影が終了して、再び口腔外科受付へ戻ります。
だいたい30分くらいたったでしょうか、番号が呼ばれ診察室に行きました。
医師と挨拶を交わし、下記のような会話をしました。
医師:「ちゃんと生えてる親知らずなので、今日2本とも抜けるけど、どうする?」
私(すぎもん):「まじ!(さっきレントゲン前に4回くらい来ることになるかもー。と言われてたから、今日は抜かないもんだと思ってたわ!!でもなー仕事そんなにやすむのめんどいもんなーと3秒くらい考え結果)
お願いします!!」
医師:「おっけー。歯肉切らずに抜くだけだから、そんなに腫れることはないけど、1週間くらいは痛み・違和感があるかも」
私(すぎもん):「了解です!(1週間かー、激痛だといやだなー)」
医師:「痛み止めと化膿止めの薬だすから飲んで様子みてね。あと、傷口は縫わずに止血用ガーゼ入れる形で止血するので、抜糸で来院も不要だよ!」
私(すぎもん):「おー、助かります!正直来るのめんどいと思ってたので」
医師:「そうだよねー。可能だったら、かかりつけ歯医者に1週間後くらいに術後の様子だけ見せにいくとよいよ-」
私(すぎもん):「承知しましたー」
思いがけず2本とも抜いてもらえることに!
そして、あの背もたれが倒れる歯医者さん椅子に移動します。
医師:「麻酔使うけど、過去麻酔つかったことありますか?」
私(すぎもん):「あります!」
医師:「その時、アレルギー・副作用ありませんでしたか?」
私(すぎもん):「なかったです!」
やはり、当然ながら、薬のアレルギー・副作用歴は確認されます。
何かしらで副作用でたことある方は、どこかしらにメモっておくとよいですね。とっさに言われて、あるんだけど薬名分からないでは不安ですものね。
お薬手帳活用していただければ幸いです。
麻酔
さて、早速麻酔をかけてもらいます。
ごっつい注射器で、歯と歯茎の間に麻酔液を注入していきます。
医師:「麻酔は苦いので、鼻で深呼吸して、口の中にためておいてくださーい」
麻酔液確かに苦いです。。。
表面麻酔なしでも、注射あまりいたくなかったです。奥歯は鈍感っぽいので、それの影響かな?
ただ、麻酔液を注入してくと、びきびきという歯茎から歯が剥離?したような音がするのですが、それが不気味でした。
まず、右上親知らず、次に左上親知らずに麻酔をかけ、最後に本当に痛みなくなっているかどうか確認しながら、両方共に再度麻酔をかけるといった感じでした。
一方がかけおわったら、口を漱ぐのを挟む感じです。
ものの5分くらいの出来事だったと思います。
1本目右上親知らず抜歯
まず、右上の親知らずから抜かれました。
医師:「ごりごりっという圧迫感は感じるので、ご了承くださーい」
確かに、ごりごりっという圧迫感があります。
というか、かなり力を込めないと抜けないものですね。そりゃそうか笑
3分くらい徐々にごりごりと休み休み抜いていたでしょうか。
ごろっと抜けました。
以下、抜いた歯の写真です。
血液・歯肉が若干付着している&虫歯状態ですので、お食事中な方・グロいのが苦手な方は閲覧をお控えください。(クリックすると閲覧できます)
止血用ガーゼを穴に詰めて、ガーゼを噛むように指示。
3分くらいで、2本め左上も抜きましょうか-とのこと。
2本目左上親知らず抜歯
2本目、左上親知らず。
こっちのほうが、大変でした。
同じようにごりごり力こめて抜いてもらってたところ、突然「バキっっ!!!」という音が!
どうやら、3つに分かれている足の部分のうち1つが折れて、取り残されてしまった模様。
3分くらいで、ここまでは完了したのですが、ここからが少し長かった!
ぶっちゃけ、残っていてもさほど問題ないらしいが、とれそうだから少し手入れしてとってみるとのことでした。
骨と強めに結合しているらしく、ドリルで少し削って摘出。
小さく割れてしまったようで、掴むのも抜くのも力がうまく伝わらず一苦労といった感じ。
10分位かかったのかな、ポロッととれました。
危うく飲み込みそうになりました笑
血液・歯肉が若干付着している&虫歯状態ですので、お食事中な方・グロいのが苦手な方は閲覧をお控えください。(クリックすると閲覧できます)
そんなこんなで、無事親知らず抜歯完了しました!!!!!
痛みもまったくなく、麻酔ってすげー!と関心していました笑
左上のほうは、少しごりごりしたので、腫れるかもしれない&痛みも強くでるかもとのことでした。
術後
術後は、左上にガーゼをつめて、ガーゼを30分位噛んで止血しておいてくださーいとの指示。
ガーゼを噛んだまま診察室を後にし、待合室で待機です。
しばらくすると、今回の施術について改めての説明と、注意事項の説明がありました。
注意事項としては、ざっくり下記の通り。
- 当日は軟らかいものを食べること。
- 麻酔が効いている2~3時間については、食事を控えること。食べなくてはいけないということであれば、麻酔の影響でうまく口がうごかない可能性があるので、唇を噛んだり・暑いものでやけどしたりに十分注意してゆっくりたべること。
- 患部は、指や舌で触らないこと。再びの出血の可能性があること。
- 強く口をゆすがないこと。24時間程度は血が滲むこと。
- 運動やサウナ、長時間入浴といった血流を促進することはなるべく控えること。
- タバコは数日間控えること。
- 薬ちゃんとのむこと。
特段、日常生活に制限が加えられることはありませんでした。
そして、お会計を済ませ病院を後にします。
そうそう、お会計は下記の通りでした。
項目 | 金額 |
初診料 | 3070円 |
医学管理等 | 2500円 |
画像診断 | 4020円 |
投薬・院外処方せん料 | 700円 |
手術 | 9400円 |
合計 | 19690円 |
3割自己負担金 | 5910円 |
3割自己負担金で1万こえるだろうと勝手に思ってたので、安!という印象でした。
お薬
処方せんが発行されたので、薬局もっていって下記薬をもらいました。
セフカペンピボキシル塩酸塩錠100mg「サワイ」
ナイキサン錠100mg
レバミピド錠100mg「サワイ」
(1)は1日3回 毎食後 1錠づつ 5日分
ロキソプロフェンNa錠60mg「サワイ」
(2) 痛い時頓服 1錠づつ 10回分
歯科領域で、歯の抜歯・治療後にでる薬!という感じですね。
セフカペンピボキシル塩酸塩錠100mg「サワイ」はフロモックスのジェネリックで、抗生物質です。
治療傷口から細菌が入らないようにするためのものです。
歯科領域では、フロモックスもしくはメイアクトMS(有効成分名・セフジトレン ピボキシル)が多く使われる印象です。
ナイキサンは、非ステロイド抗炎症薬(NSAIDs)に分類される痛みどめです。
詳しくはこちらから→痛み止めのNSAIDsとは?
レバミピド錠100mg「サワイ」は、ムコスタのジェネリックで胃薬です。
ナイキサンをはじめとするNSAIDsは、胃の痛みをひきおこす副作用があるので、それを予防・軽減するために胃薬がでたのでしょう。
詳しくはこちらから→鎮痛薬のロキソニンを飲むと、お腹・胃が痛くなることがあるのはなぜ?
ロキソプロフェンNa錠60mg「サワイ」は、有名なロキソニンのジェネリックです。
ナイキサンと同じく、非ステロイド抗炎症薬(NSAIDs)に分類される痛みどめです。
さて、ここから少し薬剤師っぽいお話を。
同じ痛み止めにもかかわらず、ナイキサンとロキソニンを併用していますね。
どちらか一方でもいいじゃんと思うかもしれません。
これには、おそらくですが(医師に確認すればよかったあああと思っている)、作用の持続性が影響しているのだと思います。
血漿中濃度のピークは2~4時間後に認められ、半減期は約14時間(8~16時間)であった。
引用:ナイキサン インタビューフォーム
最高血漿中濃度に到達する時間はロキソプロフェンで約30分、trans-OH 体で約50分であり、半減期はいずれも約1時間15分であった
※trans-OH 体とは、ロキソプロフェンのが体内で変化して、おなじように鎮痛作用を有する成分
引用:ロキソニン インタビューフォーム
つまり、ナイキサンは、のーんびり効いてくるけど、その効果が持続する。
対して、ロキソニンは、すぱっと早く効くけど、その効果はすぐ消失する。
ということです。
なので、痛み止めのベースラインをナイキサンで作り、基本的に痛みを感じにくい状態にするけど、ときどき突発的にくる痛みに対してはロキソニンをつっこんでスパッと消失させる。
という戦略のため、ナイキサンとロキソニンの併用を行ったのだと考えられます。
補足として、頓服ロキソニンは一度使用したら、4時間程度あけることようにしましょう。
その後
友達の体験談から、麻酔切れてから痛みがでるよ!!痛いよ!!!とのことだったので、麻酔がきれる前に、セフカペンピボキシル、ナイキサン、レバミピド、ロキソプロフェンを1錠づつ服用しました。
上で説明したとおり、ナイキサンの痛み止め効果は、2~4時間後にMAXを迎えるため立ち上がりが遅いので、麻酔がきれて痛みがでてくるのに到底間に合わないだろうと判断して、ロキソプロフェンも一緒に服用しました。
その結果、抜歯は11時位だったのですが、日中はさほど痛みもなく過ごすことができました。
変化が訪れるのは、17時位。
痛み止めの効果がよわまってきたころ。。。。
上左側が痛い。。。
針でさされるようなぴきーんとした痛みではなく、どーんというなんか重苦しい違和感とともに訪れる痛み。
軽い夕食(らーめん笑)を取り、18時頃に薬服用。
セフカペンピボキシル、ナイキサン、レバミピド、ロキソプロフェンを1錠づつです。
すると、15分位で痛みが消えていきます。
すごいぞ痛み止め!ありがとう痛み止め!!
この記事書いているのが、抜歯当日なので、今後の痛みの経緯は追記していきたいとおもいます。
まとめ
上の親知らずを同時に2本抜いたが、術事態は麻酔の影響でほぼ痛みはなかった。
術後、麻酔がきれはじめてくると痛みがでてくるが、先手をうって痛み止めを飲んでおいたので、そこまでの痛さは日中なかった。
夕方、痛み止めがきれてくると痛みがでてくるようになった。
帰ってきて歯を確認しましたが、この虫歯レベルじゃ抜くべきだなという感じですよね笑
上の親知らずって、なかなか鏡で確認できないからケアがしにくいですよね。
放っておくと、周りの歯に虫歯がうつるなどして悪影響だよ!と言われたので、今回の抜歯はよかったと思います。
以上、親知らず抜歯の体験談でした!!!
いかがでしたでしょうか?
経験したことがある方は懐かしい記憶が蘇って来ましたでしょうか笑
これから経験する方は、参考にしていただければ幸いです。
—————- 2018年1月16日追記——————-
痛みは3日程度しか続かず、あとはそこに穴が開いているという違和感が2週間くらい続きました。
食事がそこに詰まるのが嫌でしたねー!
2か月たった今となっては、痛みは全くなく、穴もほぼほぼふさがっているような状況です。
コメント
この記事へのトラックバックはありません。
この記事へのコメントはありません。