【ガスコン(ジメチルポリシロキサン)】って?効果効能・副作用を紹介!

はじめに

ガスコンは、胃腸管内のガスを除去する薬です。
錠剤、散剤、内用液が日本で販売されています。

胃腸管内のガスが原因となる腹痛などの腹部症状や、胃内視鏡検査時の泡の除去、腹部X線検査時の腸内ガスの駆除に用いられます。
今回は、ガスコンについて、その効果効能、副作用や注意点について紹介していきたいとおもいます。

目次

ガスコンってどんな薬?
ガスコンってどうやって効くの?
ガスコンの用法・用量
ガスコンの副作用
ガスコンの注意点
まとめ

ガスコンってどんな薬?

ガスコンは、胃腸管内にたまったガスを除去してくれる薬です。
有効成分は、ジメチルポリシロキサンで、錠剤・散剤・内用液の3つが販売されています。

日本において、錠40mgが1965年6月に、錠80mgが1984年9月に、散が2007年6月に、内用液が2007年6月に販売開始されました。

━ 効 能 ・ 効 果 ━
1.胃腸管内のガスに起因する腹部症状の改善
2.胃内視鏡検査時における胃内有泡性粘液の除去
3.腹部X線検査時における腸内ガスの駆除
引用:ガスコン 添付文書

ガスコンは、胃腸管内部にガスがたまることによる腹部膨満感や腹痛などの症状を緩和する作用のほか、胃内視鏡検査・腹部X線検査の時に邪魔となる腸内ガスや気泡の除去に用いられます。

ガスコンってどうやって効くの?

ガスコンの有効成分ジメチルポリシロキサンは、表面張力を低下させることにより、泡を一つにまとめ気泡・ガスを除去することができます。

ガスコンの用法・用量

━ 用 法 ・ 用 量 ━
1.胃腸管内のガスに起因する腹部症状の改善に使用する場合
ジメチルポリシロキサンとして,通常成人1日120~240㎎を食後又は食間の3回に分割経口投与する。
なお,年齢,症状により適宜増減する。
2.胃内視鏡検査時における胃内有泡性粘液の除去に使用する場合
検査15~40分前にジメチルポリシロキサンとして,通常成人40~80㎎を約10mL の水とともに経口投与する。
なお,年齢,症状により適宜増減する。
3.腹部X線検査時における腸内ガスの駆除に使用する場合
検査3~4日前よりジメチルポリシロキサンとして,通常成人1日120~240㎎を食後又は食間の3回に分割経口投与する。
なお,年齢,症状により適宜増減する。
引用:ガスコン 添付文書

使用する目的によって、量と回数が異なるので、医師の指示に従い使用するようにしましょう。
ガスコンドロップ内用液は、よく振ってから服用するようにしてください。

医師の指示と異なる場合は医師の指示を優先するようにしてください。

ガスコンの副作用

消化管からは吸収されないため、全身的な副作用はほぼありません。
報告されている副作用としては、軟便・胃部不快感・下痢・腹痛・悪心・嘔吐といった消化器系の症状と頭痛が報告されています。

服用していて、体調悪化・違和感などがある場合は医師に相談するようにしましょう。

自己判断で中止せず、医師の指示を仰ぎましょう。

ガスコンの注意点

ガスコンは、消化管から吸収しないので、全身的な副作用の懸念もほぼなく、比較的安心して用いることができます。
医師の指示どおり、飲み忘れなく服用するようにしましょう。

まとめ

ガスコンは、消化管にガスがたまることにより生じる、腹部膨満感・腹痛などの消化器症状の改善や、胃カメラ検査・腹部X線検査時に邪魔になる気泡・ガスの駆除に用いられる薬です。

服用に際しては医師の指示に従い、使用するようにしましょう。

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