ロコアテープの効果効能、使い方や副作用のまとめ

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はじめに

ロコアテープは、膝や腰の変形性関節症に使用される痛み止めのテープです。

最近、目にする機会が増えたなーと思う方いらっしゃるのではないでしょうか?
それもそのはず、2016年1月に販売開始になった比較的新しい薬なのです。そのため、2016年11月30日までは長期処方ができず、2週間分(28枚)しか一度にもらうことができません。
※2016年12月1日より、長期処方制限が解除されているので、もっと多くもらうことができます。
ただ、長期にわたり使用を継続すると消化器系に負担がかかることから、医師によっては少なめの枚数で様子をみることがあるかと思われます。

今回はそんなロコアテープについて、紹介していきたいと思います。

目次

ロコアテープとは?
ロコアテープの効果・効能
ロコアテープのはがし方
ロコアテープの特徴
ロコアテープの副作用・注意点
ロコアテープの薬価
まとめ
関連情報

ロコアテープとは?

ロコアテープは、2015年11月に薬価収載、2016年1月に日本で販売開始になった貼り薬です。
大正製薬株式会社が製造販売をしており、大正富山医薬品株式会社が発売を担当しています。

名前の由来は、下記のとおりです。

OA患者さんのQOLを向上させたいという願いを込め、QOLとOAを組み合わせたアナグラムとしてLOQOAと命名した。
引用:ロコアテープ インタビューフォーム

QOLとは「quality of life」の略で、生活の質と訳されます。
人間らしい生活・自分らしい生活を送れているかを捉える概念です。

腰や膝の痛みがあると、歩くのが億劫になったりして、自分のやりたいことができなくなってしまいます。
そういった状態を解消したいという想いがあったのだと思います。

ロコアテープの効果・効能

ロコアテープは、変形性関節痛の鎮痛・消炎作用の効果がある薬です。
変形性関節痛とは、さまざまな原因によって、軟骨がすり減っていき衝撃を吸収できなくなり、関節の痛みや腫れが生じることからはじまります。
炎症状態が続くとだんだんと関節の変形をきたしていく病気です。

関節部分でも、膝や肘、肩の関節に多く生じ、男性よりも女性で多くみられます。
骨同士がぶつかり合って生じる骨棘と呼ばれるトゲトゲができることが知られています。

ロコアテープは、変形性関節痛によって生じる痛みや、炎症を抑えてくれる貼り薬です。

鎮痛消炎効果を発揮する成分は、エスフルルビプロフェンで、非ステロイド性の鎮痛消炎剤(NSAIDs)です。
また、ハッカ油を使用することで、炎症により熱を持っている患部から放熱する効果を付与しています。

[効能・効果]
変形性関節症における鎮痛・消炎
引用:ロコアテープ 添付文書

ロコアテープのはがし方

ロコアテープは、粘着性があるため、むやみにべりっとはがすと皮膚にダメージを与えてしまう可能性があります。

ポイント①
はがすときは、テープだけをもって引っ張ってはがすのではなく、同時に周りの皮膚のほうも抑えてゆっくりはがすようにしましょう。
皮膚が持ち上がるようにはがしてしまうと、皮膚に負担がでて、かゆみ・発疹といった副作用の原因になってしまいます。

ポイント②
はがすときに、水やぬるま湯でロコアテープを濡らすか、ぬれたタオルでふやかしてからはがすと皮膚の負担を軽減できます。
お風呂で濡らしてはがして、お風呂上りに新しいのを貼るというのがよい流れかもしれません。

ロコアテープの特徴

変形性関節痛の貼り薬としては、ロキソニンテープやボルタレンテープなどが今までに使用されていきました。

それらの貼り薬との違いとしては、1日1回の貼付で優れた鎮痛・抗炎症作用を発揮する点があります。
貼ったり、はがしたりするのがめんどくさい人には最適な薬かもしれません。

そんな優れた鎮痛・抗炎症作用を有しているため、1日最大2枚までという、ほかの薬にはない制限が設けられています。
これは、同じ部位に最大2枚というわけではなく、体全体で最大2枚までという制限になります。
また、劇薬に指定されている貼り薬という特徴もあります。

※劇薬というとなんだか怖そうなイメージがあるかもしれませんが、過量に使いすぎると問題がでるかもしれないという意味にとらえてください。
用法用量通り使用すれば、たいした問題は生じないことが多いです。

[用法・用量]
1日1回、患部に貼付する。同時に2枚を超えて貼付しないこと。
〈用法・用量に関連する使用上の注意〉
本剤2枚貼付時の全身曝露量がフルルビプロフェン経口剤の通常用量投与時と同程度に達することから、1日貼付枚数は2枚を超えないこと。本剤投与時は他の全身作用を期待する消炎鎮痛剤との併用は可能な限り避けることとし、やむを得ず併用する場合には、必要最小限の使用にとどめ、患者の状態に十分注意すること。
引用:ロコアテープ 添付文書

ロコアテープの副作用・注意点

ほかの貼り薬にもあることですが、貼った部位の炎症、湿疹、かぶれ、発赤が副作用として多く報告されています。
そのほかには、掻痒感(かゆみ)、胃部不快感、胃炎などが生じるとのことです。

お風呂上りや運動後など、皮膚が濡れている状態でテープを使用するとかぶれやすくなるので、十分に乾燥させてから使用すると良いでしょう。
かぶれやかゆみが生じてしまった場合には、一旦使用を中止して、医師に相談することをおすすめします。

ちょっと余談ですが、なんで貼り薬で胃部不快感が生じるのだろうと思いますよね。
ロコアテープの有効成分である、「エスフルルビプロフェン」は非ステロイド性の鎮痛消炎剤(NSAIDs)に分類されますが、NSAIDsには胃腸障害というきっても切り離せない副作用があるからです。
過去に説明したこちらの記事を是非覗いてみてください。⇒鎮痛薬のロキソニンを飲むと、お腹・胃が痛くなることがあるのはなぜ?

貼り薬でも有効成分が体内に吸収され、血流に乗って、胃や腸にも成分が到達してしまいます。なので、貼り薬でも胃の炎症、不快感が生じることがあるのです。

注意が必要な点

まず、消化性潰瘍を患っている方には使用することができません。

消化性潰瘍のある患者(ただし、「慎重投与」の項参照)[プロスタグランジン合成阻害作用による胃粘膜防御能の低下により、消化性潰瘍を悪化させるおそれがある。]
引用:ロコアテープ 添付文書

消化器のNSAIDsの痛み止めはダメージを与えるので、使用することができません。

また、他のNSAIDsを併用している方は注意が必要です。
効果が重複することになり、消化器へのダメージが強くでてしまう可能性があります。(医師の判断により、治療上必要ということであれば、併用するケースも多くみられますので、併用しているからといって、自己判断で中止するのはやめてください。)
痛み止めの飲み薬を服用している方は、併用しても問題ないか、医師に相談するようにしましょう。
また、胃部不快感が生じるようであれば、積極的に医師に報告するようにしてください。

ロコアテープの薬価

ロコアテープの薬価は、45.90 円/1枚です。(2016年1月現在)

ロキソニンテープの薬価が、41.50円/1枚なので、それよりかは少し高めですね。
ロキソニンテープには、すでにジェネリック医薬品が販売されており、それが26.6円/1枚なので、ロキソニンテープのジェネリックからロコアテープに使用を変更する場合は、少し割高に感じるかもしれません。

まとめ

ロコアテープは、優れた鎮痛・抗炎症作用を有する貼り薬です。
1日最大2枚までの使用という制限が設けられています。

張り替えがめんどくさいなーという方や、いま使っている貼り薬だと効果があまり実感できない方、ぜひ次回受診時に医師に相談してみてください。

関連情報

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