【ストロメクトール(イベルメクチン)】って?効果効能・副作用を紹介!

スポンサーリンク

はじめに

ストロメクトールは、腸管糞線虫症や疥癬の治療薬として用いられる薬です。
糞線虫症の治療薬としてすでに使用されているチアベンダゾールよりも、副作用のでにくい安全性の高い薬として、重宝されています。

今回は、ストロメクトールの効果効能、副作用や注意点について紹介していきます。

目次

ストロメクトールってどんな薬?
ストロメクトールってどうやって効くの?
ストロメクトールの用法・用量
ストロメクトールの副作用
ストロメクトールの注意点
まとめ

ストロメクトールってどんな薬?

ストロメクトールは駆虫剤として用いられる薬です。
腸管糞線虫症や疥癬に効果があります。
有効成分はイベルメクチンで、線虫の神経・筋細胞の機能を低下させ、麻痺させることができます。

日本では、2002年12月に販売開始されました。

効能又は効果
1.腸管糞線虫症
2.疥癬

効能又は効果に関連する使用上の注意
疥癬については、確定診断された患者又はその患者と接触の機会があり、かつ疥癬の症状を呈する者に使用すること。
引用:ストロメクトール 添付文書

腸管糞線虫症

日本国内では、奄美大島や沖縄などの暖かい地域で流行る糞線虫が寄生することで生じる病気です。
日本における感染者さんは、子供のころに感染したと考えられており、体内で成虫が産卵し、腸の中で孵化し、幼虫が血液やリンパ液にのって肺に到達し、再び腸管におりてきて成虫となる循環を繰り返すため、長きに渡り寄生状態が持続します。

寄生虫がいる時に、ステロイド薬や抗がん剤を投与することで、宿主(寄生されている動物のこと)の免疫が弱くなると、活発的になり、虫の数が増えることで、播種性糞線虫症を発症します。

播種性糞線虫症は、肺炎や敗血症など命に関わる病気を合併するので、早めの駆虫が重要となります。

疥癬

ヒゼンダニというダニに感染することで生じる病気です。
ヒゼンダニは、皮膚に寄生するダニで、疥癬トンネルと呼ばれる穴を皮膚に掘り、そこに卵をうみつけます。

通常疥癬と角化型疥癬の2種類があり、通常疥癬はヒゼンダニの数は数十匹以下と少ないですが、かゆみが強くでるのが特徴です。症状がでるのは、首から下の全身です。
赤いぶつぶつや疥癬トンネル(皮膚の横穴)が症状としてあります。

対して、角化型疥癬は、ヒゼンダニが100万~200万匹となり、免疫が著しく低下しているケースが多いです。
感染力が強く、患者から落ちた皮膚片が付着することでも、他の人に感染してしまいます。
症状も首から上含む全身に症状がでます。

ストロメクトールってどうやって効くの?

ストロメクトールの有効成分イベルメクチンは、線虫の神経・筋細胞にあるグルタミン酸作動性クロライドチャネルという膜表面のイオンのトンネルに作用し、クロライド(塩素イオン)の透過性を向上させ、細胞の電気的バランスを壊し、麻痺させる効果があると考えられています。

哺乳類では、脳への移行がほぼないことがわかっているので、中枢性の副作用は起こりにくいのではないかと考えられています。

ストロメクトールの用法・用量

用法及び用量
1. 腸管糞線虫症
通常、イベルメクチンとして体重1kg当たり約200μgを2週間間隔で2回経口投与する。下記に患者体重毎の1回当たりの投与量を示した。本剤は水とともに服用する。
2. 疥癬
通常、イベルメクチンとして体重1kg当たり約200μgを1回経口投与する。下記に患者体重毎の1回当たりの投与量を示した。本剤は水とともに服用する。

患者体重毎の1回当たりの投与量

体重 錠数
体重(kg):15-24 3mg錠数:1錠
体重(kg):25-35 3mg錠数:2錠
体重(kg):36-50 3mg錠数:3錠
体重(kg):51-65 3mg錠数:4錠
体重(kg):66-79 3mg錠数:5錠
体重(kg):≧80 3mg錠数:約200μg/kg

用法及び用量に関連する使用上の注意
1.本剤は水のみで服用すること。本剤は脂溶性物質であり、高脂肪食により血中薬物濃度が上昇するおそれがある。したがって、本剤は空腹時に投与することが望ましい。
2.本剤による治療初期にそう痒が一過性に増悪することがある (「副作用」の項参照)。また、ヒゼンダニの死滅後もアレルギー反応として全身のそう痒が遷延することがある。特徴的な皮疹の発生や感染が認められない場合、又はそう痒が持続しても、特徴的な皮疹の発生や感染が認められない場合には、漫然と再投与しないこと。
3.重症型 (角化型疥癬等) の場合、本剤の初回投与後、1~2週間以内に検鏡を含めて効果を確認し、2回目の投与を考慮すること。
引用:ストロメクトール 添付文書

ストロメクトールは体重毎に錠数を調節して使用します。
腸管糞線虫症は2週間毎に2回服用します。
疥癬は症状に応じて、2回目を投与するかどうかを決定します。

医師の指示と異なる場合は医師の指示を優先するようにしてください。

ストロメクトールの副作用

主な副作用として、悪心・嘔吐・検査値異常があります。
服用した方は、症状悪化や違和感あれば、医師に相談するようにしてください。

自己判断で中止せず、気になることあれば、医師に相談しましょう。

ストロメクトールの注意点

ストロメクトールは食事と一緒に服用すると、吸収量が増し副作用の可能性が高くなります。そのため、空腹時に服用することが望ましいです。(医師の指示が違う場合は、そちらを優先してください。)

また、そのため服用する際には、水で服用するようにしてください。
それ以外の飲み物の場合、吸収量に影響を与える可能性があるためです。

まとめ

ストロメクトールは駆虫薬として用いられる薬です。
腸管糞線虫症、疥癬に使用されます。

寄生虫の細胞膜表面のチャネルに作用して、細胞の電気的バランスを崩し、線虫の神経・筋細胞を麻痺させることで、退治することができます。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

スポンサーリンク

関連記事(一部広告含む)

関連記事

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

ページ上部へ戻る