OTC【スミスリンLシャンプー】って?効果効能・副作用を紹介!

はじめに

スミスリンLシャンプーは「シラミ」駆除用のシャンプーです。
アタマジラミ、ケジラミ、コロモジラミといった人に寄生する虫を駆除することができます。
OTCであり、ドラッグストアや通販で購入することができます。

今回は、スミスリンLシャンプーについて、その効果効能、副作用や注意点について紹介していきます。

目次

スミスリンLシャンプーってどんな薬?
スミスリンLシャンプーって何の病気に使えるの?
スミスリンLシャンプーってどうやって効くの?
スミスリンLシャンプーの一般的な使う量と回数
スミスリンLシャンプーの副作用
スミスリンLシャンプーで気を付けることは?
まとめ

スミスリンLシャンプーってどんな薬?

スミスリンLシャンプーは、フェノトリンを有効成分とするシャンプータイプの薬です。
ケジラミやアタマジラミなどのシラミを駆除することができます。

〔効能又は効果〕
シラミの駆除
引用:スミスリンLシャンプー 添付文書

スミスリンLシャンプーって何の病気に使えるの?

シラミはヒトや動物に寄生する寄生虫です。
ヒトには、アタマジラミ・ケジラミ・コロモジラミの3種類が寄生することでしられています。
動物に寄生するシラミはヒトには伝染りませんし、逆も伝染らないことがわかっています。
アタマジラミは、園児・小学生を中心に集団発生することがあります。

シラミは毛に寄生し、皮膚から吸血することで、かゆみや湿疹を引き起こします。
そして、毛に卵を産み付けることで知られており、この卵を発見することで、シラミがいると見つけることができます。

イメージとして、シラミがつくのは不潔だからだ。という感じがしますが、そんなことはありません。
清潔にしてようが、シラミを保有している方との接触でシラミに感染します。
適宜、頭を確認するなどして、シラミに感染していないか見張りましょう。

スミスリンLシャンプーってどうやって効くの?

スミスリンLシャンプーの有効成分フェノトリンは、ピレスロイド系化合物に属する殺虫剤です。
ピレスロイド系化合物は、神経伝達系を担う細胞のNaチャネルに作用し、そのチャネルの閉じるスピードを遅らせることで、正常な神経伝達ができなくする効果があります。
その結果、生物として機能を維持できず死に至るという流れです。

スミスリンLシャンプーの一般的な使う量と回数

〔用法及び用量〕
次の量を、シラミの寄生している部位に使用してください。

使用する部位・場所

頭髪

1回量:10~20ML程度

陰毛

1回量:3~5ML程度

使用方法

1. シラミが寄生している頭髪又は陰毛を水又はぬるま湯であらかじめ濡らす。
2. 1回量を用い、毛の生え際に十分いきわたるように又全体に均等になるようにシャンプーする。
3. シャンプーして5分間放置した後、水又はぬるま湯で十分洗い流す。
4. この操作を1日1回、3日に1度ずつ(2日おきに)3~4回繰り返す
参考:スミスリンLシャンプー 添付文書

3日に1度、つまり2日おきに3回から4回繰り返すことで、シラミを駆除することができます。
なんで繰り返さないといけないのでしょうか?
卵の状態だと殻に覆われており、殺しきれない可能性があるためです。
だいたい7~10日程度で卵からかえるので、3~4回繰り返す、つまり7~10日程度使用すれば全滅するというわけです。

ただし、シラミの成虫を殺すことができても、死んだ卵や卵の抜け殻は髪にへばりついたままになるので、付属のクシを用いて取り除いてください。

スミスリンLシャンプーの副作用

スミスリンLシャンプーの報告されている副作用としては、発疹や発赤、かゆみ、かぶれといった皮膚の症状です。
薬剤の成分が合わなかったために生じると考えられます。

このような症状が現れたら、使用を中止して医師に相談するようにしてください。

スミスリンLシャンプーで気を付けることは?

忘れずに3~4回繰り返すこと

シラミを完璧に殺すためにも、繰り返して使用するようにしてください。
なお、スミスリンシャンプーの日ではない日は、通常のシャンプーをしてかまいません。

5分間放置すること

スミスリンシャンプーを塗布してから、5分間まってください。
十分シラミに薬剤を暴露させて殺すためです。
たれてきてしまう場合は、タオルなどを巻いて待つようにしてください。

まとめ

スミスリンLシャンプーは、ヒトに寄生する各種シラミを殺虫することができる薬です。
シャンプーのように用いて、有効成分であるフェノトリンをシラミに暴露させることで、神経伝達を阻害し、殺すことができます。

使用に際しては、医師・薬剤師・登録販売者・添付文書の指示に従って使用するようにしてください。

関連記事

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

ページ上部へ戻る