【タミフル(オセルタミビル)】って?効果効能・副作用を紹介!

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はじめに

タミフルはインフルエンザの治療薬として用いられる薬です。
現在に日本では、カプセルとドライシロップが販売されており、主に小児にドライシロップが、大人にカプセルが処方されます。

今回は、タミフルの効果効能、副作用や注意点について紹介していきます。
一時期、タミフル服用者がビルから飛び降りるといった異常行動がニュースでよく取り上げられていましたが、その原因と注意点についてもまとめてあります。

目次

タミフルってどんな薬?
タミフルってどうやって効くの?
タミフルの用法・用量
タミフルの副作用
タミフルの注意点
まとめ

タミフルってどんな薬?

タミフルはインフルエンザウイルスを殺す作用を持つ薬です。
有効成分はオセルタミビルリン酸塩です。

日本では、カプセルが2001年2月に、ドライシロップが2002年7月に販売開始されました。

【効能・効果】
〇A型又はB型インフルエンザウイルス感染症及びその予防

<効能・効果に関連する使用上の注意>
1. 療に用いる場合には、A型又はB型インフルエンザウイルス感染症と診断された患者のみが対象となるが、抗ウイルス薬の投与がA型又はB型インフルエンザウイルス感染症の全ての患者に対しては必須ではないことを踏まえ、患者の状態を十分観察した上で、本剤の使用の必要性を慎重に検討すること。
特に、幼児及び高齢者に比べて、その他の年代ではインフルエンザによる死亡率が低いことを考慮すること。
2. 予防に用いる場合には、原則として、インフルエンザウイルス感染症を発症している患者の同居家族又は共同生活者である下記の者を対象とする。
⑴高齢者(65歳以上)
⑵慢性呼吸器疾患又は慢性心疾患患者
⑶代謝性疾患患者(糖尿病等)
⑷腎機能障害患者(<用法・用量に関連する使用上の注意>
の項参照)
3. 1 歳未満の患児(低出生体重児、新生児、乳児)に対する安全性及び有効性は確立していない(「小児等への投与」の項参照)。
※タミフルドライシロップにはこの項目の記載はない。
4. 本剤はA型又はB型インフルエンザウイルス感染症以外の感染症には効果がない。
5. 本剤は細菌感染症には効果がない(「重要な基本的注意」の項参照)。
引用:タミフルカプセル 添付文書

タミフルは、A型もしくはB型のインフルエンザ治療薬として用いられます。
それ以外のウイルスや細菌には効果がありません。

インフルエンザとは?

インフルエンザの原因となるのは、インフルエンザウイルスです。
インフルエンザの特徴は、38度を超える熱、関節痛・筋肉痛・頭痛・全身倦怠感などの全身症状が感染から比較的早期に現れます。

子供の場合、インフルエンザ脳症を合併したり、高齢者の方では肺炎を合併したりする可能性があります。

タミフルってどうやって効くの?

タミフルの有効成分オセルタミビルは、インフルエンザウイルスの表面にあるノイラミニダーゼ(NA)と結合します。

ノイラミニダーゼは、ウイルス感染細胞から作られた新たなインフルエンザウイルスが遊離放出されるときに、ウイルス感染細胞とインフルエンザを繋いでいるシアル酸を切断して、遊離しやすくする作用があります。
オセルタミビルはこのノイラミニダーゼと先に結合することで、切断できなくし、インフルエンザウイルスの遊離放出を抑える働きがあります。

その結果、インフルエンザウイルスの増殖を抑えることができるので、感染症状を緩和することができます。

この作用機序から分かるとおり、インフルエンザウイルスそのものを殺すのではなく、増殖を抑える作用があることが分かります。
そのため、インフルエンザウイルスががっつり増殖しきってからはあまり効果がなく、インフルエンザが増えだしているときに一番効果があります。

インフルエンザが増えだしている感染初期の段階で服用するのがいちばん効果があるのですが、残念なことにあまりに早すぎても、インフルエンザの感染を確かめる検査に反応しないという現在医療技術の限界も垣間見えます。

現在のところ、インフルエンザの検査にひっかかるためには、発熱から12時間~24時間程度のウイルス量が必要とされています。
インフルエンザの治療は早いほうがいいけど、早すぎても検査にひっかからないという難しさがここにあります。

タミフルの用法・用量

用法及び用量
1. 治療に用いる場合
通常、成人及び体重37.5kg以上の小児にはオセルタミビルとして1回75mgを1日2回、5日間経口投与する。
2. 予防に用いる場合
(1) 成人
通常、オセルタミビルとして1回75mgを1日1回、7~10日間経口投与する。
(2) 体重37.5kg以上の小児
通常、オセルタミビルとして1回75mgを1日1回、10日間経口投与する。
引用:タミフルカプセル 添付文書

【用法・用量】
1. 治療に用いる場合
⑴成人
通常、オセルタミビルとして1回75mgを1日2回、5日間、用時懸濁して経口投与する。
⑵小児
通常、オセルタミビルとして以下の1回用量を1日2回、5日間、用時懸濁して経口投与する。ただし、1回最高用量はオセルタミビルとして75mgとする。
幼小児の場合:2mg/kg(ドライシロップ剤として66.7mg/kg)
新生児、乳児の場合:3mg/kg(ドライシロップ剤として100mg/kg)
2. 予防に用いる場合
⑴成人
通常、オセルタミビルとして1回75mgを1日1回、7~10日間、用時懸濁して経口投与する。
⑵小児
通常、オセルタミビルとして以下の1回用量を1日1回、10日間、用時懸濁して経口投与する。ただし、1回最高用量はオセルタミビルとして75mgとする。
幼小児の場合:2mg/kg(ドライシロップ剤として66.7mg/kg)
引用:タミフルドライシロップ 添付文書

タミフルは、治療に用いる場合は、1日2回5日間服用します。
予防でも用いられますが、その際は1日1回10日程度服用します。

ただし、予防に用いる場合は、保険の適応とはならず、全額自費負担になります。
大事な試験があるから、この期間は絶対にインフルエンザにかかりたくないといった強い要望がある場合は、かかりつけの医師に相談してみるとよいでしょう。

タミフルの副作用

タミフルの副作用として報告されているのは、腹痛・下痢・嘔吐といった消化器症状です。
発疹などの過敏症状もでる方がいらっしゃいます。

そのほか、様々な副作用が報告されているので、使用していて、体調悪化や違和感が生じる場合は医師に相談するようにしましょう。

タミフルの注意点

タミフルの注意点として、10歳以上の未成年の患者において異常行動が報告されています。
そのため、自宅で療養を行う場合は、少なくとも2日間は保護者等は小児・未成年者が一人にならないようしましょう。
高層階のマンションなどの場合は、子供部屋の窓のカギを二重ロックするなどしておくとよいです。

この異常行動については、タミフルが原因なのか、インフルエンザによる高熱が原因なのかなど様々な検証がなされていますが、特定づけることはいまだできていません。
ただし、厚生労働省のホームページによると下記のように記されています。

抗インフルエンザウイルス薬の服用が異常行動の原因となっているかは不明ですが、これまでの調査結果などからは、
・インフルエンザにかかった時には、医薬品を服用していない場合でも、同様の異常行動が現れること、
・抗インフルエンザウイルス薬の種類に関係なく、異常行動が現れること、
が報告されています。
引用:インフルエンザQ&A 厚生労働省

つまり、抗インフルエンザ治療薬を用いらないときでも異常行動が現れることがあるので、インフルエンザにかかったら異常行動注意してねということになります。

まとめ

タミフルはインフルエンザ治療薬として用いられる薬です。
有効成分はオセルタミビルで、インフルエンザウイルスの増殖を抑える効果があります。

インフルエンザウイルスを殺す作用ではなく、あくまで増殖を抑える効果なので、増えだしてくる感染初期に服用を開始するのが一番効果があります。
が、現在の検査技術では、あまり早すぎても十分なウイルス量を確保できず、陰性(インフルエンザではないこと)と判断されることがあるので、発症後12時間~24時間後の検査がおすすめされています。

また、副作用として、世間をにぎわせている異常行動ですが、厚生労働省の見解では、他のインフルエンザ治療薬でも同様な副作用がみられること、また抗インフルエンザ治療薬を服用していなくても異常行動がみられることから、インフルエンザそのものが異常行動を引き起こす可能性が高いため、薬を服用しているかどうかにかかわらず、注意が必要とされています。

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