【ベムリディ(テノホビルアラフェナミド)】って?効果効能・副作用を紹介!

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はじめに

ベムリディは、B型肝炎の治療薬として用いられる薬です。
有効成分はテノホビル アラフェナミドで、B型肝炎ウイルスを殺す作用を有します。

今回は、ベムリディの効果効能と副作用や注意点について紹介していきます。

目次

ベムリディってどんな薬?
ベムリディってどうやって効くの?
ベムリディの用法・用量
ベムリディの副作用
ベムリディの注意点
まとめ

ベムリディってどんな薬?

ベムリディは、B型肝炎治療薬として用いられる薬です。
有効成分は、テノホビル アラフェナミドで、2017年2月に日本で販売が開始されました。

効能又は効果
B型肝炎ウイルスの増殖を伴い肝機能の異常が確認されたB型慢性肝疾患におけるB型肝炎ウイルスの増殖抑制

効能又は効果に関連する使用上の注意
本剤投与開始に先立ち、HBV-DNA定量により、ウイルスの増殖を確認すること。
引用:ベムリディ 添付文書

B型肝炎ウイルスとは?

B型肝炎ウイルスは、感染者の血液や体液を介して感染します。
感染の仕方には、二種類あり【一過性感染】と【持続感染】に大きく分かれます。

一過性感染にも、顕性感染と不顕性感染があります。
顕性感染は、急性の肝炎を引き起こし、倦怠感・食欲不振・吐き気などの症状が現れ、黄疸と呼ばれる白目部分や皮膚が黄色くなる症状がでることもあります。
治療することで、肝機能は改善することが多いですが、約1%の方で劇症化(とてもひどくなる)し、80%程度の確率で死に至ります。

劇症肝炎の主な症状は、40度近い発熱、立ち上がれないほどのだるさ、強い吐き気、意識障害・昏睡といった症状です。
不顕性感染は、特に症状が現れることなく、ウイルスがいなくなる感染のことを言います。

一過性感染の場合、症状が収まった後には、ウイルスがほぼほぼいなくなっており、免疫を獲得するので、今後B型肝炎ウイルスに感染することがなくなります。

持続感染は、B型肝炎ウイルスが体から除去されずに、6ヶ月以上肝臓にすみつく感染状態をいいます。
結果、慢性肝炎を引き起こす方がいらっしゃいます。

慢性肝炎は、だるさ・食欲不振といった症状が軽く、気付かないことが多いです。
血液検査で肝機能を調べた結果、判明することが多いです。
B型肝炎ウイルスに持続感染している方を、HBVキャリアと呼びます。

HBVキャリアの方は、治療をせずにそのままにしておくと、肝炎が数十年の時を経て、肝硬変・肝がんのリスクを上げるとされています。
また、急性増悪という、急激に肝機能障害を引き起こす場合があるので、注意が必要です。

ベムリディってどうやって効くの?

ベムリディの有効成分テノホビル アラフェナミドは、すでに抗ウイルス剤として用いられていたテノホビルの加工して、肝臓に到達しやすくした薬です。

テノホビル アラフェナミドは、体内に吸収された後に、肝臓に取り込まれます。
肝臓で分解され、テノホビルとなり、テノホビルはリン酸活性化されることで、テノホビル二リン酸となります。

テノホビル二リン酸は、B型肝炎ウイルスの逆転写酵素と呼ばれるウイルスDNAを複製する働きを持つ酵素に取り込まれます。
テノホビル二リン酸は、DNAの本当の原料と形が似ており、酵素は勘違いして使ってしまいますが、使ってしまうとその時点でDNAの伸長が停止してしまい、複製ができなくなってしまします。

ウイルスにとって、DNAを複製できないことは、増殖できないことにつながります。
増殖できないと、ヒトの免疫(細菌・ウイルスを殺すシステム)で数を減らされてしまうのを補充できなくなり、結果ウイルスがいなくなってしまいます。

ベムリディの用法・用量

用法及び用量
通常、成人にはテノホビル アラフェナミドとして1回25mgを1日1回経口投与する。

用法及び用量に関連する使用上の注意
1.本剤は、投与中止により肝機能の悪化又は肝炎の重症化を起こすことがある。本内容を患者に説明し、患者が自己の判断で投与を中止しないように十分指導すること。
2.本剤の投与開始時期、投与期間、併用薬、他の抗ウイルス剤に対する耐性がみられた患者への使用等については、国内外のガイドライン等を参考にすること。
3.本剤の有効成分であるテノホビル アラフェナミドの他、テノホビル ジソプロキシルフマル酸塩を含む製剤と併用しないこと。
4.投与開始時に、クレアチニン・クリアランスが15mL/分以上であることを確認すること。また、本剤投与後、クレアチニン・クリアランスが15mL/分未満に低下した場合は、投与の中止を考慮すること。
引用:ベムリディ 添付文書

ベムリディは、基本1日1回服用する薬です。

気をつけなくては行けないこととして、投与を中止すると肝機能の低下や肝炎の重症化の可能性があります。
医師の管理下で十分注意して投与中止していかなければいけないので、自己判断で絶対に中止しないようにする必要があります。

腎機能がとても低下している方には、注意が必要となります。
薬が効きすぎてしまう可能性があるからです。

医師の指示と異なる場合は医師の指示を優先するようにしてください。

ベムリディの副作用

ベムリディの注意点

上述しましたが、服用中止することで、肝機能の低下や肝炎の重症化の可能性があります。
医師の管理下で慎重に中止していく必要があるので、自己判断で中止しないようにしましょう。

また、ベムリディ服用中に一緒に服用してはいけない薬や食品があります。
リファンピシンとセイヨウオトギリソウ(セント・ジョーンズ・ワート)です。

リファンピシンは薬なので、お薬手帳を活用するなどして、今服用している薬を一冊のノートにまとめておき、医師や薬剤師に確認してもらうことで回避することができます。
ですが、セイヨウオトギリソウは市販のハーブ茶などに含まれていることがあるので、ベムリディ服用している方は自分で注意を払う必要があります。
気をつけてください。

自己判断で中止せず、気になることあれば、医師に相談しましょう。

まとめ

ベムリディは、B型肝炎ウイルスの増殖を抑え、体内から除去する薬です。
B型肝炎ウイルスが原因となり生じる慢性肝炎を改善する目的で使用されます。
なので、使用する前にウイルス量をチェックして増殖しているかどうかを確認します。

有効成分テノホビル アラフェナミドは、ウイルス感染細胞に取り込まれた後、逆転写酵素に本当のDNA原料の偽物として使用され、ウイルスの伸長をそこでストップさせる働きを持ちます。
その結果、DNAの複製ができず、ウイルス増殖を抑えることができます。

急に服用中止することで、肝機能障害や肝炎の増悪の可能性があるので、自己判断では絶対に中止しないようにしましょう。

服用に際しては、医師の指示に従って、用法用量通り服用してください。

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