はじめに
カサールクリームは、ビダラビンを有効成分とする帯状疱疹、単純疱疹用のクリーム剤です。
ウイルスを殺すことで、症状を緩和することができます。
今回は、カサールクリームについて、その効果効能、副作用や注意点について紹介します。
目次
カサールクリームってどんな薬?
カサールクリームってどうやって効くの?
カサールクリームの用法・用量
カサールクリームの副作用
カサールクリームの注意点
まとめ
カサールクリームってどんな薬?
カサールクリームは有効成分ビダラビンの、帯状疱疹、単純疱疹の治療薬です。
日本では、2000年7月に販売が開始されました。
効能又は効果
帯状疱疹、単純疱疹使用上の注意
重要な基本的注意
本剤は局所治療を目的とした薬剤であるため、発熱、汎発疹等の全身症状がみられる場合又は使用中にあらわれた場合には重症化することがあるので、他の全身的治療を考慮すること。
引用:カサールクリーム 添付文書
帯状疱疹と単純疱疹は、ヘルペスウイルスが原因となり生じる病気です。
単純疱疹は、単純ヘルペスウイルスが原因となる、口唇ヘルペスや性器ヘルペスなどをまとめてさします。
帯状疱疹は、水痘・帯状疱疹ウイルスが原因となって生じます。
カサールクリームってどうやって効くの?
カサールクリームの有効成分であるビダラビンは、DNAポリメラーゼの働きを抑えることで、ウイルスの増殖を抑えます。
カサールクリームの用法・用量
用法及び用量
患部に適量を1日1~4回、塗布又は貼布する。用法及び用量に関連する使用上の注意
1.本剤の使用は、発病初期に近い程効果が期待できるので、原則として発症から5日以内に使用開始すること。
2.本剤を7日間使用し、改善の兆しがみられないか、あるいは悪化する場合には他の治療に切り替えること。
引用:カサールクリーム 添付文書
カサールクリームは、1日1~4回、症状に合わせて塗る薬です。
医師の使用の指示通り使うようにしましょう。
帯状疱疹・単純疱疹ともに、早期に抗ウイルス剤をもちいたほうがいいので、発症してから5日以内に使用開始することとされています。
とはいえ、そもそも、病院に診察に行かないことには始まらないので、できるだけ早期に受診してください。
カサールクリームの副作用
副作用として、使用部位の刺激感や皮膚炎、そう痒感などが生じる可能性があります。
使用していて、違和感や症状悪化がみられる場合は、使用を中止して医師に相談するようにしましょう。
カサールクリームの注意点
使用していても症状がひどくなったりしたら、早めに受診することをおすすめします。
まとめ
カサールクリームは、有効成分ビダラビンの抗ウイルス剤です。
帯状疱疹・単純疱疹に用いられます。
使用に際しては、医師の指示どおりにつかうようにしましょう。
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