【サトウザルベ軟膏】って?効果効能・副作用を紹介!

はじめに

サトウザルベは、皮膚のかぶれ、潰瘍、炎症、かゆみといった諸症状を緩和する薬です。

10%の濃度のものと、20%の濃度のものが販売されており、症状・用途に応じて、医師の判断のもと選択されます。

今回は、サトウザルベ軟膏について、効果効能、副作用や注意点について紹介します。

目次

サトウザルベ軟膏ってどんな薬?
サトウザルベ軟膏ってどうやって効くの?
サトウザルベ軟膏の用法・用量
サトウザルベ軟膏の副作用
サトウザルベ軟膏の注意点
まとめ

サトウザルベ軟膏ってどんな薬?

サトウザルベは有効成分を【酸化亜鉛】とする薬です。
症状や年齢などによって、10%と20%のものを使い分けて使用します。

サトウザルベ軟膏10%は1985年8月に、サトウザルベ軟膏20%は1982年11月に販売が開始されました。

効能又は効果
下記皮膚疾患の収れん・消炎・保護・緩和な防腐    
外傷、熱傷、凍傷、湿疹・皮膚炎、肛門そう痒症、白癬、面皰、せつ、よう
その他皮膚疾患によるびらん・潰瘍・湿潤面
引用:サトウザルベ軟膏 添付文書

サトウザルベは、皮膚の幅広い症状に用いられる薬です。
収れん・消炎・保護・緩和な防腐を主な目的として用いられます。

ステロイド薬・消炎鎮痛薬よりも肌に対する刺激が弱いため、皮膚が薄くて弱い赤ちゃんのオムツかぶれや高齢者の皮ふ疾患に用いられることが多いです。

サトウザルベ軟膏ってどうやって効くの?

有効成分である酸化亜鉛は、皮膚において下記のような効果を有することが、実験によりわかっています。

  • 局所収れん作用
  • 保護作用
  • 軽度の防腐作用
  • 炎症を抑え、組織修復を促進させる
  • 痂皮を軟化させ、湿潤面を乾燥化させる

サトウザルベ軟膏の用法・用量

用法及び用量
通常、症状に応じて1日1~数回、患部に塗擦又は貼布する。
引用:サトウザルベ軟膏 添付文書

1日に数回、患部に塗布するかガーゼなどに塗りつけて貼るような形で使用します。
どのように、どのくらい使用するかについては、医師から指示がでますので、それに従うようにしてください。

サトウザルベ軟膏の副作用

使用した部位の過敏症状や発疹、刺激感などが報告されています。
使用していて、違和感を感じたりした場合は使用中止して、医師に相談するようにしましょう。

サトウザルベ軟膏の注意点

比較的作用が弱い薬なので、安全に使うことができます。
ですが、目には使用することができませんので、注意してください。

サトウザルベ軟膏を使用できない方

禁忌(次の患者には投与しないこと)(次の部位には使用しないこと)    
重度又は広範囲の熱傷〔酸化亜鉛が創傷部位に付着し、組織修復を遷延させることがある。〕
引用:サトウザルベ軟膏 添付文書

重症もしくは広範囲のやけどには使用してはいけません。
皮膚修復を遅くしてしまう可能性があるためです。

まとめ

サトウザルベは、皮ふの収れん・消炎・保護・緩和な防腐を目的として用いられる薬です。
作用や刺激が少ないので、皮ふが薄くてよわい赤ちゃんや、高齢者の方にもちいられることが多いです。

使用に際しては、医師の指示通り使うようにしましょう。

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