はじめに
タプコム配合点眼液は、緑内障や眼圧が高くなってしまう病気に使用される薬です。
有効成分は、タフルプロストとチモロールの2つです。
今回は、タプコム配合点眼液の効果効能、副作用や注意点について紹介します。
目次
タプコム配合点眼液ってどんな薬?
タプコム配合点眼液ってどうやって効くの?
タプコム配合点眼液の用法・用量
タプコム配合点眼液の副作用
タプコム配合点眼液の注意点
まとめ
タプコム配合点眼液ってどんな薬?
タプコム配合点眼液は、緑内障をはじめとする眼圧が高くなる病気に用いられる目薬です。
有効成分は、タフルプロストとチモロールの2つです。
日本では2014年11月に販売が開始されました。
効能又は効果
緑内障、高眼圧症効能又は効果に関連する使用上の注意
原則として、単剤での治療を優先すること。
引用:タプコム配合点眼液 添付文書
緑内障とは?
緑内障とは、目でうけとった映像を信号化して脳に伝達する視神経が機能しなくなることにより、視野が狭まっていく病気です。
原因は、眼圧が高くなることによって視神経が傷つけられると考えられています。
眼圧が高くなる原因によって、下記のように分けられています。
- 正常眼圧緑内障
- 原発開放隅角緑内障
- 原発閉塞隅角緑内障
- 続発緑内障
タプコム配合点眼液ってどうやって効くの?
有効成分が2つあるので、それぞれ作用の仕方を説明します。
タフルプロスト
タフルプロストは、プロスタグランジンF2α誘導体です。
プロスタノイドFP受容体を活性化することで、ぶどう膜強膜流出路とよばれる目の中の水(房水という:これが多くなると眼圧が高くなる)を排出する経路を開き、眼圧を低くさせる効果があります。
チモロール
チモロールは、β遮断作用を通して、房水の産生を抑える働きをします。
その結果、眼圧を低くすることができます。
タプコム配合点眼液の用法・用量
用法及び用量
1回1滴、1日1回点眼する。用法及び用量に関連する使用上の注意
頻回投与により眼圧下降作用が減弱する可能性があるので、1日1回を超えて投与しないこと。
引用:タプコム配合点眼液 添付文書
タプコム配合点眼液は、1回1滴、1日1回使用する薬です。
医師から別の指示がでてる場合はそれに従うようにしてください。
ただ、タプコム配合点眼液は、1日1回を超えて使用すると眼圧を下げる効果が減弱する可能性があるので、1日1回の使用を指示されるかと思います。
タフルプロストと似た作用をもつ別の薬を頻回投与したところ減弱したためです。
タプコム配合点眼液の副作用
報告されている主な副作用として、まつげの異常・結膜充血・点状角膜炎などの角膜上皮障害・眼瞼色素沈着・眼刺激などがあります。
使用していて、違和感を感じるようであれば、医師に相談するようにしましょう。
タプコム配合点眼液の注意点
タプコムは、継続的に使用する薬です。
使用し忘れのないように注意して、医師の指示通り使用しましょう。
まとめ
タプコム配合点眼液は、緑内障及び眼圧があがってしまう病気に利用される薬です。
有効成分は、タフルプロストとチモロールで、二つの作用で眼圧を下げます。
使用は1日1回、1回1滴が原則となっていますが、医師の指示に従うようにしてください。
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