はじめに
サンコバ点眼液は、シアノコバラミンを有効成分とする、調節機能改善点眼剤です。
シアノコバラミンは、ビタミンB12のことです。
今回は、サンコバ点眼液について、その効果効能、副作用や注意点について紹介します。
目次
サンコバ点眼液ってどんな薬?
サンコバ点眼液って何の病気に使えるの?
サンコバ点眼液ってどうやって効くの?
サンコバ点眼液の一般的な使う量と回数
サンコバ点眼液の副作用
サンコバ点眼液で気を付けることは?
サンコバ点眼液のジェネリック(GE)ってあるの?
サンコバ点眼液の市販薬(OTC)ってあるの?
まとめ
関連する情報
サンコバ点眼液ってどんな薬?
サンコバ点眼液は、目のピント調節機能を改善する薬です。
有効成分は、シアノコバラミン。
1967年6月に販売が開始されました。
効能又は効果
調節性眼精疲労における微動調節の改善
引用:サンコバ点眼液 添付文書
サンコバ点眼液って何の病気に使えるの?
調節性眼精疲労とは、簡単にいえば、目のピントが合いづらい状態をいいます。
毛様体筋を酷使することで生じると考えられています。
近いものをみるときに、毛様体筋はよく使われるので、パソコン作業やスマートフォンの見すぎなどにより生じると考えられています。
サンコバ点眼液ってどうやって効くの?
サンコバ点眼液の有効成分であるシアノコバラミンは、水晶体の厚みを変える筋肉である毛様体筋に作用し、酸素消費量を上昇させ、よりエネルギーを生み出すことにより、筋肉の動きをよくする効果があります。
サンコバ点眼液の一般的な使う量と回数
用法及び用量
通常、1回1~2滴を1日3~5回点眼する。
なお、症状により適宜増減する。
引用:サンコバ点眼液 添付文書
症状により回数は医師が決定しますので、それに従うようにしてください。
サンコバ点眼液の副作用
報告されている副作用として、過敏症状(目のかゆみ、涙がでるなど)があります。
こういった症状がでるようであれば、使用を中止して医師に相談するようにしてください。
サンコバ点眼液で気を付けることは?
目薬容器の汚染に注意
目薬の先に、まつげ、まぶたなどが接触すると菌が入り込んでしまう可能性があります。
そうすると、目薬が汚染されてしまうので、点すさいには、接触しないように注意してください。
サンコバ点眼液のジェネリック(GE)ってあるの?
サンコバ点眼液のジェネリックは、下記の名前ですでに販売されています。
シアノコバラミン点眼液0.02%「杏林」
ソフティア点眼液0.02%
コバラム点眼液0.02%
ビタコバール点眼液0.02%
ジェネリックを希望する場合は、薬局にて処方箋提出時にその旨伝えてください。
医師から先発医薬品でだすことといった指示がなければ、ジェネリックでお渡しすることができます。
サンコバ点眼液の市販薬(OTC)ってあるの?
サンコバ点眼液の有効成分シアノコバラミンが配合されたOTCはいくつか販売開始されています。
最近眼のピントが合いづらいなー、かすんでるなー、疲れているなーといった症状があれば、使ってみてもよいと思います。
ただ、継続するようであれば、一度眼科を受診することをおすすめします。
まとめ
サンコバ点眼液は、調節性眼精疲労(目のピントが合いづらい)の症状に使われる点眼薬です。
有効成分はシアノコバラミンです。
使用に際しては、医師の指示に従ってください。
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